薫子の暮らしの便り

日常の暮らしで感じたことを写真や絵手紙でお届けします。

東北旅そのⅢ

2018年06月25日 | Weblog

角館から会津若松まで秋田自動車道、東北自動車道を経由し、磐梯自動車道を走る。

SAやPAではこんなものが目に留まる。トイレです。24時間自由に出入りできるからでしょうか。

あたまの上をツバメが何羽も飛んでゆくのでした。

どこぞの町が小野小町の出身地だとかで、小町と桜色がそここで見られました。

でもトイレまで桜色とは恐れ入りました。そういえばお米の銘柄にありましたね、「あきたこまち」って。

錦秋湖SA,名前に惹かれて寄りました。想像していた美しの湖の姿は全く見えなかった。

饅頭販売員さん曰く、道路からちらっと見えたでしょ。SAからは残念ながら見えないんだよね。

仕方ないね。またおやつのまんじゅうなど仕入れて車に戻ります。

この日、移動中は雨模様でしたが、会津若松に到着するころには雨があがっていました。

私達もボケてきました。今更ではないのですがねぇ。

泊まるホテルの駐車場に見おぼえあるよね、やっぱりきたことあるわ。二人で会話をしながらようやっと思い出しました。

去年の5月に同じホテルに泊まっていたことを…去年のことがおぼろげなんてねぇ・・・ま、いいか。

 夕暮れまでの間、街歩きをしてきました。七日町、会津に来るたびにこの通りを歩きます。

民芸品の店や漆塗りの店を覗いたけれど、これといったものは残念ながら見つからなかった。

 

  

 

 

冷やかしのつもりで、この煉瓦色の暖簾をくぐりました。2階の梁の立派なこと。栗の木だそうです。

この築130年の雑貨屋さんから恵比寿様と大黒様が我が家にやってきました。こちらはどのくらいの時間を味わっていらしたんでしょう。

   

 

今回の旅は「チャグチャグ馬コ」を主役に据えて、ついでに周辺をのんびり廻りました。

盛岡でゆっくりしたかったので、手前の古川で一泊し、先々て消耗しないように体力の温存です。

 

古河は宿泊するだけで街歩きは考えていなかったですが、車で前を通り、面白そうなので引き返す。

酒造所の跡地利用で今流にアレンジして、食事処や雑貨屋さんがありました。

この酒店、元は酒職人の休憩室だったそうですが、店内には古いものを大切に使い活かしている様子が伺われ、好感が持てました。

 

 

一度ホテルに荷物を置いて、街を歩きました。

街の中にも面白いものあり。「BANK」の大きな文字が目に留まりました。

普通、○○銀行とか○○信用金庫とかって名称が入っていますよね。BANKという名前の店かと思っちゃた!

よく見たら、正面入り口にはちゃんと銀行名が掲げてありました。よかった。

化粧品屋さんの看板みたいな大きな口紅。よく見たらバス停!(^_-)-☆

カッコイイ町名。

種屋さんの看板横には横文字あり。( ^ω^)・・・そうね、種を蒔かなきゃ始まらぬ、そして丹精しないとね。

この信号機、日除けのつばがありません。

が、うつむき加減の角度は雪もつかず、日よけがなくても信号の色も見える訳ですね。

 

 

チャグチャグの前日は盛岡でのんびりしました。

盛岡といえば、ここ光原社にきます。宮沢賢治の「注文の多い料理店」がここから出版されました。

今は民芸品など扱っています。中庭がいい感じのスペースになっています。

 

珈琲店もあります。カウンターの角に置かれた白い壺にインク花が素敵な取り合わせです。

珈琲店の店内は松本家具の調度が渋い雰囲気をを醸していました。

光原社の民芸品店では出西窯の皿、とびカンナの 湯呑、小さなグラスを購入し,早速使っています。

 

 ホテルのチェックイン時間までまだ余裕があったので、盛岡八幡神社周辺、鉈屋町を歩きました。

この辺りは北上川の水運が盛んな頃、栄えていたと聞きました。火の見櫓の建物、消防小屋です。

町家造りの家が通りの両側に何軒も見られました。

通りの向かいの甘味屋さんが、わざわさ格納庫のカギを開けて見せてくれた自慢の山車。

これから街をめぐるんだったらマストだよと推薦された湧き水2か所、大慈清水と青龍水、飲んできました。

地元の人がタンクをもって水汲みに来ていました。平成名水100選にも選ばれているそうです。

町屋が休憩所にもなっていて、皆、親切な人ばかりでした。

 

 

 

 盛岡といえば三大麺、わんこそばに冷麺、そしてじゃじゃ麺が有名です。

わんこそばパス。あの食べ方にはついていけないもの。

麺好きの夫はじゃじゃ麺と冷麺をはしごしようと張り切ってました。

じゃじゃ麺は食べ方を見ながら食べたので、写真のことはすっかり忘れていました。

下の写真は、ちいたんたん(たまごスープ)。麺を少しだけ残して、スープを入れてもらいます。

満腹なり。とてもじゃないけど、冷麺の店にはしごする…なんてのは無理でありました。

次の機会の(あるかな?)お楽しみ。

 

こんなロッカー、いいですねぇ。盛岡駅構内です。

順不同ではありましたが、忘れぬうちに記しました。東北の旅、おわり。

無事に家に帰りつくことが有難いとおもうようになりました。

 

 

 

 

 

 

 


東北旅、そのⅡ

2018年06月24日 | Weblog

雫石のスキー場の宿から角館へ向かう山の中にポツンと道の駅「あねっこ」がありました。

他に何もない山の中だのに、その時は朝9時ごろでしたか、もう混雑しているのでした。

勿論、寄りましたよ。道の駅ってローカルな食品があるので、面白い。

おやつに胡桃餅、バター餅、さくらんぼ、キノコのおこわ等々レジ籠に入れた。

でも、おやつって?いつ食べる?そんなことは考えません。面白そう、食べてみたいな~、それだけです。

そう、そう、この売り場の隅のお茶コーナーで座ってお茶を飲んでいたら、お隣のテーブルに4,5人の年配のご婦人がおしゃべりに花を咲かせているところでした。地元言葉満載だったので、耳を澄ませて聞き入りました。ところどころ分かる言葉もあったけど、結局、ほとんど話の内容はつかめなかったです。でも、言葉の抑揚や響きが、今、東北に居ることを実感でき、その話の中に入れてもらってるような気さえしました。今時、何処に行ってもめったに聞けない御国言葉、魅力あります。いつまでもそばで聞いていたかったな。

 

 

角館の手前、田沢湖へ寄り道しました。30年ほど前に泳いだんです、田沢湖で。

冷たそうな水。いったいどこで泳いだんだろか?

シーズンオフ、湖は殆ど人気無し。

けれど、この湖の往復でマーガレットやルピナスが庭一杯に咲いている光景をたくさん見ました。

人影はなくても、人を感じることができた気がします。

角館までに至る山道沿いに美しい杉美林、多し。そういえば、秋田は杉の木で作られた曲げわっぱが有名でしたね。

 

 

角館は武家屋敷のある通りが見どころです。大木の枝垂れ桜と黑塀が両側に連なりすっきりとした景観でした。

桜の季節はさぞや素晴らしいでしょうね。

お店の片隅に皮細工の職人さんがいて、手を動かしながら、桜皮細工の説明をしてくれます。

名物おじさんなのでしょうね、きっと。名調子でしたよ。

 

 

駅前通りの八百屋さんで、南高梅を地元のご婦人と3キロずつ分け合いました。

まさか角館で南高梅を買うなんて思いもしなかった。(いい感じに黄熟していたのだもの)

根曲がりたけのこが旬でした。ひし餅はクマザサにもち米を包んであるそうです。

 この八百屋さんの店の奥にいくつかのテーブルがあり、満席でした。
若い女の子たちがカラフルな山盛りフルーツパフェを囲んでにぎやかです。
山菜が並んでいる八百屋さんですよ。不思議な光景だったので、訊いたらSNSの口コミで全国から来るんですって。
そんなご時世なのですね。

そぞろ歩いていたら、蕎麦屋がありました。

アユの天ぷらといぶりガッコの漬物、美味しくいただきました。

 

 

こんな趣きのある建物もありました。イタヤカエデの細工ものを作り販売している家でした。

イタヤカエデを細工のできる状態にするところまでが一番大変な仕事だと言っていました。

竹細工も山ブドウの籠も同じように、山で材料を採り、鞣し、ひも状にする工程までが骨が折れる工程と聞いているので、

出来上がったものだけを見ていたらその裏にあるご苦労が分かりません。手仕事の作品、大切にせねばね。

 

 

 角館の方言聞きたかったな~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


チャグチャグ馬コと東北のドライブ旅 そのⅠ

2018年06月23日 | Weblog

20数年前に盛岡で手にした絵ハガキです。チャグチャグ馬コのことはこのはがきで知りました。

東北らしいこの鄙びたチャグチャグの鈴音を聞きたかったので、行ってみました。

チャグチャグの行列は盛岡市の隣、滝川市にある鬼越蒼前神社から出発し、

盛岡の市内を歩き、盛岡八幡宮までの14キロを約4時間かけて進みます。

私たちは滝川市役所の駐車場に車を停め、シャトルバスで鬼越蒼前神社に向かいました。

 

まだ、神社周辺は支度の真最中でした。雨が気になる空模様でしたが、大丈夫かな~

「ちゃぐちゃぐ馬コ」の由来は農耕に疲れた愛馬を癒し、無病息災を祈って、馬の守り神である「蒼前神社」や「駒形神社」に参り、

その際に小荷駄装束を着せた馬を引いたのが始まりだそうです。

1948年に保存会が発足していることからして、地元の人たちには長いこと親しまれている行事なのでしょうね。

馬飾りに700個近の鈴がついているんですって。

当日は80頭ほどのお馬の参加があったそうです。

さあ、鬼越騒然神社を出発です。

パトカーの先導で自治体の長が続き、きらびやかに飾ったチャグチャグの馬っこも連なります。

私は内心馬っこの「落し物」にはどうなるのかと心配でした。

そしたら行列の末尾に塵取りと箒を待ったボランテァとごみ収集車が控えていたのでした。(^_-)-☆

田園地帯をチャグチャグチャグ、のどかな鈴音です。

 

この大勢のカメラマン、行列の背景に岩手山を入れようと、陣取っています。

 

さてさてさて、私たちはワープをして、馬っことは別の道で滝川市役所まで先回りします。

お~、ちょうど良いタイミングで行列と行き会いました。

馬の鞍に足がやっとまたがっているような幼児が沿道の皆に手を振って、盛岡まで行くなんてきついだろうなと

思わずにはいられません。

この後、私たちは疲れて昼寝をして休んだんですもの。向かった先は・・・小岩井牧場。

ほんの30分の昼寝で疲れが取れ、強い日差しで日焼けもしました。

おやおや、あれ、なんだろう。シャボン玉のおばけみたいなものが坂の上から転がってきたよ。中に人が入っているみたい!

野次馬根性で傍まで行ってみた。風船の中にどうやって入るのかな?見せてもらったら、2か所人が出入りできるだけの穴があった。

物好きだな。風船の中ではでんぐり返し状態で、斜面を転がるのだから気持ち悪くならないのかしら。

ここは若いファミリー連れが来るところだとしみじみ感じた。

昼寝のできるラウンジがあれば私たちのようなシルバー世代もゆっくりできるんだけどな。

 

レストランの食事は最悪~、悪たれて牧場を出る。 

待っていてくれたのは、岩手山を背後に悠々と立つ、かの有名な一本桜 。

その姿を見ていたら、すっかり機嫌が直ったよ。

 

本日の宿はスキー場のゲレンデが目の前に見える山の上でした。

露天風呂が気持ちよかったです。夜は星空を見るプログラムもあったのですが、もうその元気はありません。

朝風呂を浴びるのがせいぜいでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


干飯とおこし

2018年06月04日 | Weblog

こんな新聞記事に誘われて、さっそくつくりましたよ。

 

冷凍してあった小さいおにぎり2つをつかいました。

水で洗い粘りをとってから、笊に広げて半日干したら、よく乾燥しました。

おこしは子供の頃、どこかの土産に貰って食べたことがあるけれど、干飯は初体験です。

干飯を煎り、ゴマと胡桃も煎りました。適当に煮立てた砂糖醤油で干飯、ゴマなどからめます。

どれも適当なので、本当はもっとうまく仕上がるのかもしれません。

まっ、いいでしょう。干飯が少々固いけど香ばしくておいしい。

今では残りご飯を冷凍でき、無駄にすることはありません。

少し前まで、便利な家電などないときは、工夫してご飯を悪くせず食べきる知恵があったのですね。

そんな主婦の暮らしを思いながらのおこし作りのひと時でした。

 

近頃お気に入りの「おこげ煎餅」とおこしの試食でお茶タイム。

中国土産の「野生紅茶」さっぱりして飲みやすいお茶を供に。


小粒の林檎「JAZZ」

2018年06月04日 | Weblog

数年前から日本の林檎の端境期にスーパーで見かける林檎。

ミーハーなので初めて見かけたときに試してはみたけど、リピートはしなかった。

今年は皮を剥かずに、洗って皮ごと齧ったら、甘酸っぱくておいしい。

しかも小粒なので一個が日本の林檎の半分ほとのボリュームです。

種のある軸ギリギリまで齧れるのもいいね、家人の反応でした。

店には冷蔵保存の日本産林檎もたくさん並んではいますが、

剥くこと不要のニュージーランド産JAZZも捨てたもんではありません。


それぞれに

2018年06月04日 | Weblog

図書館で借りてきた本にこんなページがありました。ミャンマーのじゃんけんだそうです。

あやとりの「蝶」

私はあやとりで、蝶々はやったことがなく、知りませんでした。

アメリカのナホバ族の蝶はくるくるが面白い、視点が愉快。