Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

本「ゲンロン5」

2017-08-23 11:25:54 | Book
本「ゲンロン5 幽霊的身体」を読了。東浩紀編集の雑誌です。
ずっとゲンロンを読んでいるので、この特集も手に入れましたが、幽霊とか、演劇とかダンスとか、あまりテーマには興味が沸きませんでした。でも読んでみると、面白かったです。
まあ私が興味をもったのは、利賀セミナーのところではなくて、「幽霊としての歌舞伎(木ノ下裕一)」、「悪霊・崇高・身体 上田秋成と十八世紀のパラダイム(福嶋亮太)」など論考の部分です。
「ユートピアと弁証法」は難しくてよくわからなかったです。
タイの作家のプラープダー・ユンの随筆作品を読めるのも、ゲンロンの楽しみです。連載は現在第二回目です。
他の連載、「独立国家論(速水健朗)」や「ダークツーリズム入門(井出明)」も毎号興味深く読んでいます。
特集にいまひとつ興味が沸かなくても、連載を読む動機だけで買ってしまう雑誌です。
読んでいると、じっくりと脳を動かしている気分になります。
「ゲンロン6」は来月に発売されるとのこと。雑誌といっても、月間ではなくて年に3回くらいの発行です。


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