Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

本「船に乗れ! 1 合奏と協奏」

2019-03-28 09:47:00 | Book
藤谷治著「船に乗れ! 1 合奏と協奏」読了。
聞いたことのない著者の本だったけれど、本屋大賞のリストに過去に入っていたし、ちょうどクラシック音楽系の話が読みたかったので購入しました。
青春小説で高校1年がメイン。ストーリーには特に魅かれないけれど、音楽を専攻している高校生の生活や音楽を学んでいく様子、チェロやバイオリンなど個々の楽器の難しさなど、いままで触れたことのなかった世界のことを垣間見れて良かったです。
主人公の名前がカタカナで「サトル」なのがわたしには違和感があって、なぜかなと思いました。
また高1男子の主人公が「きゃー」というのも、ちょっと…。
また、3部作だということを忘れていて、この「船に乗れ! 1 合奏と協奏」を読み終わったときは、「え、これで終わり??」と思いましたが、あと2作続くのですね。若い人や中高生が読むにはいいけれど、わたしにはちょっと若すぎる人たちの話でいまひとつなんですが、でもまあ読みだした縁だし、少し新しく得る知識もあるので、暇を見て、続きにも手を出す予定です。

本「桜の森の満開の下」

2019-03-20 16:08:45 | Book
坂口安吾原作、近藤ようこ漫画「桜の森の満開の下」を読了。
先日読んだ「夜長姫と耳男」と同じシリーズの本。時代もきっと同じころ。日本文学の古典の知識は中学生レベルで、何も知らないので、このストーリーにもきっと古い民話とか説話とかお話がベースにあるのだろうけれど、見当もつきません。でもとても独特な雰囲気があることは確か。
なんか怖い、おぞましい女性と、普通ぽい一図な男の話が、上の二冊の共通点かな。あと住んでいる世界の違いとか。
この二冊では、「夜長姫と耳男」のほうが引き込まれました。なんか怖かった。
子どものころ、日本文学の古典の本とか家にあったけれどまったく読まなかった。海外もののほうが面白かったからね。でも今思えば、あんなに暇をもてあましていたのだから読んでおけばよかったなあ。

本「夜長姫と耳男」

2019-03-13 10:14:34 | Book
坂口安吾原作、近藤ようこ漫画「夜長姫と耳男」を読了。
岩波現代文庫から出ている漫画です。といっても原作が坂口安吾。
坂口安吾がこんなおどろおどろしい作品を書いていたとは全く知らなかったです。というかこういう古代史的な話に題材をとって作品を描いていたことを知らなかったです。まあ、はっきり言って名前だけしか実のところ把握していなかったのかも。
おそらく坂口安吾の原作を手にとったら、きっと読了していないと思います。漫画だから読める! それもどきどきはらはらしながら読める!
こういうのっていいなあと思います。
ただ文庫で約千円というのは、すぐに読めちゃう分、ちょっとお高い感じがしてしまう。
わたしはプレゼントとしていただいたので、とてもうれしく良かったです。