Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

本「すべてがFになる」

2018-08-29 12:41:31 | Book
森博嗣著「すべてがFになる」を読了。
二十年以上も前の作品ですが、どうしてもっと早く手に取らなかったのだろうと思うほど、わたし好みのミステリーでした。
理系のミステリーで、新鮮でとてもよかったです。密室もので、主人公は工学博士の犀川、大学生のお嬢様萌絵です。天才の真賀田博士(天才少女として名を馳せ、今は研究所の一室に閉じこもって外部とは生では接触しない生活を15年近く送っている。自分より頭の良い人に会ったことがないとのこと)というキャラが特殊です。
いろいろ、ちょっと立ち止まって考えたくなるフレーズがいくつも出てきます。
例えば、
日本では一緒に遊ぶとき、混ぜてくれって言いますよね」「外国、特に欧米では、人間は仲間にいれてほしいとき、ジョインするんです。混ざるのではなくて、つながるだけ……。つまり、日本は液体の社会で、欧米は固体の社会なんですよ」
このシリーズは10作あるそうなので、おいおい読んでいきたいです。

本「輝天炎上」

2018-08-24 13:32:08 | Book
海堂尊著「輝天炎上」を読了。
最近は読んでいなかったけれど、この著者の本はだいたい読んでいます。
今回も面白かったけれど、この本を単体で読んだら、わかりにくかったかもしれないと思います。この著者の本は搭乗人物が重複して出て来て、ひとつの大きな物語世界を構成しているので、本を読めば読むほど、その世界が奥深くなっていきます。
「輝天炎上」も「螺鈿迷宮」の続編と考えられるし、「ケルべロスの肖像」を別角度から見た話だし、「極北クレイマー」「ブラックベアン1988」ともつながっています。
エンターテインメントとして気楽に読んで楽しんでいます。

夕食:Kounosuke高之助@ユトレヒト

2018-08-22 07:46:35 | Restaurant/Cafe
ずいぶん前のことですが、高之助(Kounosuke)というレストランへ行ってきました。
ユトレヒト中央駅からはかなり歩きます。20分以上かな。どちらかというとユトレヒトのセントラル美術館のほうです。中央駅から一つ先のUtrecht Vaartsche Rijn駅からだとすぐ近くです。
6時半ころ入店しましたが、すでに8割がたの席が埋まっていました。予約をしていって正解でした。客層はほとんどが日本人以外の人でした。
でもお店の人は日本人なので、日本語で注文できます。
豚しゃぶサラダとタレ焼き鳥丼(写真)を注文しました。どちらもおいしかったです。
このお店はどんぶりがメインです。ただのどんぶりではなくて、最初はどんぶりそのままの味を楽しみ、半分くらい食べたところでお茶づけのようにして食べるようになっています。いくつもの薬味のなかから三品を選ぶことができ、だし汁がついてくるので、それをかけて食べます。確かに味が変わっておいしいです。
薬味は、ゆず、わさび、さんしょを選びました。
デザートの甘味や他のメニューもいろいろと食べたいものがありました。
こんどはもっとゆっくりと楽しみたいです。

ディナー:Kimmade@ユトレヒト

2018-08-09 07:45:43 | Restaurant/Cafe
先日、簡単に夕食をしたかったので、ベトナム料理の「Kimmade」へ。
このレストラン、二か所にあって、一つはすごく小さなお店でStreet Foodという名がついてる通り、すごく安くフォーが食べられますが長居はできません。
もう一つは、運河沿いのお店で、Village Foodという名がつていて、たくさん席数がある、ふつうのレストランです。このVillage Foodのほうへ行ってきました。前回行ったときは、あまり人がいなくていまひとつの印象だったのですが、今回は運河沿いのテラスが満席近くになるほどの賑わいでした。
ベトナム風春巻き、ビーフ野菜入り炒めフォー、チキンと野菜のピリ辛ソース(写真)とライスを二人でシェアしました。
春巻きは作り置きだったようでちょっとパサパサしていましたが、お料理はおいしかったです。
ちょうど混みだしたころに席に着いたので料理までに待ちましたが、それでも予定の1時間半以内に食べ終わり、よかったです。このあと、コンサートへ行きました。



本「ゲンロン8 ゲームの時代特集」

2018-08-06 10:25:14 | Book
東浩紀編集「ゲンロン8 ゲームの時代特集」を読了。
前号の「ロシア」の特集より、理解しやすかったです。ゲームは以前はときどきやっていて、今はスマホのゲームぐらいで、本格的なのはやっていないのですが、またやってみたいなあと思いました。
「批評的な言語がゲームを苦手とするのは、映画における監督のような、なにを撮り、なにを撮らないかを決める主体が存在しないからです。」という発言がすごく腑に落ちました。
また「ノットゲーム」というジャンルの存在が面白いと思いました。
Kero Blaster、Life is strangeというゲームをやってみたいなあとメモしました。
読んでいて難しいのは、「中国における技術への問い」、「ゲーム的行為四つのモメント」」などでした。
随筆「新しい目の旅立ち」、「独立国家論」、「ディスクロニアの鳩時計」といった連載ものはいつも楽しく読みます。
今回もEbookで読みました。
こういう雑誌は、普段なら手を出さないことについて深く考える機会を与えてくれて、とても貴重です。刊行の頻度も私にはちょうどよいです。
次号を楽しみにしています。

ランチ:匠 Takumi@ロッテルダム

2018-08-01 16:47:48 | Restaurant/Cafe
ロッテルダムへ先日行ったときに、お昼をTAKUMIで食べました。
店内は広く、エアコンが効いているので、気持ちよく食事ができます。ここはラーメンがおいしいのですが、ふつうの定食もあり、今回は、ギョーザから揚げ定食にしました。
ギョーザもから揚げもまあまあの味。すごくおいしいというわけではないです。キムチとお味噌汁がついていました。ご飯は小鉢に盛られています。
満足しましたが、やはりラーメンのほうがおいしかったかも……という思いは残りました。
使いやすいお店なので、またロッテルダムに来るときには訪れたいです。