CDショップ(+α)のおススメCD日記

何と、あまり聞いたことのないCDコメントの共同作業、つまりクロスレビューです。(不定期更新)

6月のおススメ盤(工藤)

2017年06月15日 | 音楽
Alex Sipiaginは高難易度の作曲と演奏の人っていうイメージがあって、今回は3管に、クリス・ポッターとウィル・ヴィンソンを使っているので、余計にそう感じます。まあ、自分の文章も「メカニカル」を多用し、変拍子とか、アンサンブルとか、こういうジャズを好む人とそうでない人がいるのは分っているけれど、自分にはたまらない1枚となってます。4曲目の「Blues For Mike」とはマイケル・ブレッカーに捧げるという意味らしく、ブルース色からけっこう遠いところを演奏しているんじゃないかなあ、と思います。でも好きなんですよねえ、こういうサウンドの曲たちも。


Moments Captured/Alex Sipiagin(Tp, Flh)(Criss Cross 1395)(輸入盤) - Recorded September 21, 2016. Chris Potter(Ts), Will Vinson(As, Ss), John Escreet (Synth, Key, P), Matt Brewer(B), Eric Harland(Ds), Alina Engibaryan(Vo on 2, 5) - 1. Evija Bridge 2. Moments From The Past 3. Unexpected Reversal 4. Blues For Mike 5. Breeze 6. Bergen Road 7. Dream

(17/06/12)全曲Alex Sipiaginの作曲(2曲目の共作は詞の方?)。3管でメカニカルな今っぽいジャズが目立ち、高難易度だと思います。ベースはアコースティック、エレキ両方。そんな雰囲気で、エレキベースとキーボードも加えてはじまる、変拍子基調の1曲目はオランダの美しい情景からとライナーにはありますが、しっかり現代ジャズ。ヴォーカル入りだけど、やはり変拍子と浮遊感を感じるややゆったりとした2曲目、エレピなどをバックに管が吹きまくりシンセが登場するという構図の3曲目、メカニカルな3管のテーマとその後に続くソロが心地よい4曲目、少し乾いていて大らかなメロディに心を落ち着かせる5曲目、流れるようなメカニカルなテーマと緊張感あるアドリブの6曲目、バラードからゆったりとしたビートになる7曲目。

ジャズCDの個人ページ(工藤)

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appleJam6月のお宝盤

2017年06月01日 | 音楽
Adrianna Marie / Kingdom of Swing
2017 輸入盤国内仕様CD BSMF

デューク・ロビラード、ジュニア・ワトソン、ボブ・コリトー等に加えてルームフルのホーン隊が参加した、実にゴージャスなジャズブルース・アルバム。
全編が典型的な西海岸ブルース色に染め上がった分厚い仕上がりで、12名ほどが揃ったバンドの集合写真を見て久しぶりにバブリーでリッチだったころのアメリカを思い出す。
70年代はもとより80年代モダンブルースにも首まで浸かり、90年には大枚はたいてシカゴから深南部までブルース・ツアーにも行ってきた頃を思い出す音。
エイドリアナ自身はきっとその頃にこの惑星に誕生した若い女性だと思いつつ、作品から受ける印象は生粋の黒人音楽愛好家の印象が大です。
声が似ているという訳ではないものの、質感的にマリア・マルダーにも似た無限大のキュート・ヴォイスが無敵の最強ウエポンという感じ。
病んだアメリカに生まれた花一輪、この宝物のようなブルース女子をベテラン勢全員が大切に育てようと集結した感じが総ナイスです。

bb白岩(appleJam)

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5月のおススメ盤(工藤)

2017年05月15日 | 音楽
BABYMETALのバックバンドとしての経歴がなかったら、もしかしてこのアルバムが世に出なかったかもと考えると、感慨深いものがあります。BABYMETALではバックバンドのメンバーはそれぞれのスケジュールの都合上、入れ替わりで登場しますけど、今のレッチリUSツアーの前座として、この3人は行っているかと。まあ、世に出ないだけで、実はテクニカルなセッションミュージシャンはもっと大勢いて、どなたも素晴らしいですが、とりあえず、BABYMETALのファンの方にこのアルバム、聴いてほしいかなあ、と思います。よくジャズの方面からメイトさんになる人、という表現を見ますけど、その逆もありかなと。まあ、それがジャズ・フュージョンでもロックでもファンクでもいいんですけど。バックの人たちが、固定メンバーではなくて、あくまでもセッションミュージシャンでいる方を選んでいる理由も、これを聴いて分かるかと思いますし。次回作も期待してます。

(追記)アルバムの3人それぞれの曲解説が興味深いので、これはCDの実物で見てみることをお勧めします。ちゃんと日本語、英語併記になっているところが面白いし。


仮音源-Demo-/仮バンド(Bellwood) - Released 2017. Mikio Fujioka(G, Prog), BOH(B), Yuya Maeta(Ds), Additional Musicians: Yoshihiro Tsujimoto(Sax on 1), Yuya Tanase(Tb on 1), Yosuke Kobayashi(Tp on 1), Yatsuya Nishiwaki(Key on 2), ISAO(G on 4) Ai Kuwabara(P on 5) - 1. Common TIme's Logic 2. Chuku 3. 忍者Groove 4. Djentleman 5. Jamrika 6. Snowflakes

全曲仮バンドの作曲。おなじみBABYMETALのバックバンド(バックでは入れ替えもありますが)、での、テクニカルかつフュージョンとロックとファンクとが合わさった、変拍子バシバシ、ソロバシバシ、時にユニゾンもありの、ビックリするぐらいのミニアルバム。変拍子、時にユニゾンの哀愁の混ざるメロディがまた印象的な1曲目、8分の13拍子だそうですが、けっこう自然に聴こえている2曲目、まさに忍者のグルーヴで、ベースのタッピングが面白い効果を生み出す3曲目、怒涛の高難度メタルという感じの高速サウンドで、なかなかカッコ良い4曲目、超高速5拍子の1発録りだそうで、ゲストのピアノもスゴいし、相当テクがないとできないなあと思う5曲目、静と動があって、解説では「実は変」なんだけどきれいな印象の6曲目。(17年4月26日発売)

ジャズCDの個人ページ(工藤)

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appleJam 5月のお宝盤

2017年05月01日 | 音楽
バレルハウス・チャックのピアノが大活躍するあのシリーズの第二弾
John Primer and Bob Corritore / Ain't Nothing You Can Do
2017 輸入盤国内仕様 BSMF

2013年盤のパッケージ・デザインと似た雰囲気をしているので2枚並べると区別が付かないくらいですが、中身の方もまさにその続編となる内容。
ピアノのバレルハウス・チャックが2016年12月に亡くなってしまったことからここでの録音が改めて注目されることは必至。
先のBluesClub選盤でお届け済みの、結果チャックの遺作となった Remenbering Mastersでは亡きパイントップと肩を並べた写真でパッケージを飾っていましたが今となってはその二人共に「遺影」となってしまったのが悲しい皮肉です。
もとい、伝統的なシカゴ・ブルースの後継者が不足している今、これらのサウンドはいよいよ今世紀に於ける最後のピュア・シカゴブルース作品となっていくのかも知れません。
過去に一時代を築いたモータウン・サウンドやフィリー・ソウル、メンフィスのハイやスタックス、深南部のマラコサウンド等々、地域性を全面に打ち出した黒人音楽だけが持つ独自のDNAが今やほぼ絶滅種になってきたのが実に悲しい事実。それを言えば古くはロバート・ジョンソンやブラインド・レモン等のブルースも時代と共に変化変質してしきたのではありますが。
1960年代後半のチェスブルースを彷彿とする音に酔いしれるひと時を是非あなたも!

bb白岩(appleJam)

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4月のおススメ盤(工藤)

2017年04月15日 | 音楽
昨年末には出ていたCDですが、新譜がどうか分からず、情報のキャッチが遅れた上に、注文もゆっくりだったので、聴くのが遅れてしまいました。割と最近、ECMからも出ていますが、それは録音が’10年のものだということで、もっと近い’16年のライヴなので、最近のミロスラフ・ヴィトウスの演奏を楽しむことができます。でも、相変わらず硬派ですね。ピチカートもアルコもなかなか見事な音色ですし。楽器がいいという事は聞いたことがありますが、ライヴでの録音の状態も良かったのでしょうね。外国語が分らないので、最後のインタビューは何を言っているのか、よく分りませんでしたけど。


Ziljabu Nights: Live At Theater Gutersloh/Miroslav Vitous(B)(Intuition)(輸入盤) - Recorded June 25, 2016. Gary Campbell(Ts), Robert Bonisolo(Ts, Ss), Aydin Esen(Key), Roberto Gatto(Ds) - 1. Ziljabu 2. Morning Lake 3. Ziljabe 4. Gloria's Step Variations 5. Miro Bop 6. STella By Starlight Variations 7. Interview With Miroslav Vitous

(17/03/31)ミロスラフ・ヴィトウスの作曲が4曲(1-3、5曲目)、既成の曲に彼がアレンジを加えたというか変奏曲が2曲(4、6曲目)。演奏を聴いていると彼のいた当時のウェザー・リポート的なフリーと言えなくもないです。彼の曲も大まかにテーマと構成を決めただけの節度のあるフリーかも。2曲目はウェザー時代の曲ですし。それが16分も続くので物語性を感じさせます。ベースはやはり中心らしく、けっこう目立った演奏をしています。4曲目はベース・ソロで、テーマがあっても自由な方向に流れていくのでVariationsなんでしょう。1、3曲目あたりは聴いていて緊張感が続きます。5曲目はスリリング。彼の今の姿をとらえつつ、その過去も感じさせるライヴの演奏はなかなか興味深いです。最後にインタヴューを7分収録。

ジャズCDの個人ページ(工藤)

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appleJam4月のお宝盤

2017年04月01日 | 音楽
90年代のビブを思わせる素朴なタッチに思わず自分もタイムスリップ感、JJミルトゥのハーモニカも極上の共演
Eric Bibb / Migration Blues
2017輸入盤国内仕様 BSMF

父と叔父(ジョン・ルイス)だけでなく自身の娘も音楽家という実にアカデミックな音楽環境にあるエリック・ビブ。
出身はニューヨークながらも19才でパリに渡り、その後はスウェーデンで活動するようになる。
1999年の、当店のリアル店舗が浜松市の都心部に出店した頃ビブの作品を日本で扱っていたのはまさに当店だけでした。
ビブがスウェーデン在住のため初期作品の入手がとても困難で、タワーやディスクユニオンでも見なかったとして全国のコアな音楽ファンから通販の注文が集まっていました。
そのビブがブルースフェスで来日すると知り、東京の会場で直接CD取引の交渉をしようと思い立ったものの、いざ当日は同時来日のボビー・ラッシュのステージに飛び入りした流れからついにビブと話をする機会をなくす。
人生、何処でどう展開するか判らないという典型のような一日でした。
それでもドイツのRUFから出ていた分はそのRUFと直取引した際に仕入れることが出来ました。
さらに後にはBSMFレコードがビブの作品を国内に供給、今に至る由。
本作は90年代からのそんな様々なことを思い出す、内容的にも原点回帰した感じの仕上がりで#11.では一瞬タジ・マハルの顔が浮かんでくる瞬間も。
2001年に書いた私のコメント ~~ 当初からタジ・マハルのフォロワーという括りで紹介されがちですが、実際はかなりアイリッシュ・トラッドなストリング・バンドみたいなこともよくやるし ~~ という姿が本作でもちらほら。
ついつい目が天空を遠くを見る目になってしまいます。
英国やドイツに限らず北欧でもまだまだブルースの人気は根強いそうで、世紀を超えて異国の地で進化する黒人音楽をこうして普通に楽しむことが出来る分、日本も捨てたものではないと改めて感じます。
P-VineレコードやBSMFがなくなってしまわないよう、日本の音楽ファンも気合いを入れて良い作品は購入し続けて欲しいと願います。
手を伸ばせば届くところにビブが居てその瞬間同じ空気を吸っていた日のことを思い出しつつ、まさに光陰矢のごとしでもありますが。

bb白岩(appleJam)

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3月のおススメ盤(工藤)

2017年03月15日 | 音楽
仕事の繁忙期とライヴの準備が重なり、2月末ごろ届いていたCDもやっと聴くことができます。まずはCriss Crossの2枚出たうちの、好きなギタリストであるデヴィッド・ギルモアから。何とこのレーベルでは初リーダー作なんですね。何枚か参加作があったので、そろそろと思っていました。やっぱりギルモア節で、丸くなってないところがいいです。それでも昔よりはっていう部分もありますね。ヴィクターベイリーが亡くなって、それで7曲目を入れたんだろうと思いますけど、これをアコースティックなサウンドでやってしまうとはねえ。9曲目のみアコースティック・ギターでのアプローチですが、素直なのか、素直でないのか。個人的に好きなアルバムです。


Transitions/David Gilmore(G)(Criss Cross 1393)(輸入盤) - Recorded September 19, 2016. Mark Shim(Ts), Victor Gould(P), Carlo DeRosa(B), E.J. Strickland(Ds), Gregoire Maret(Harmonica on 4), Bill Ware(Vib on 8) - 1. End Of Daze 2. Beyond All Limits 3. Blues And Matter 4. Bluesette 5. Both 6. Spontanuity 7. Kid Logic 8. Farralone 9. Nem Un Talvez

(17/03/13)1、7曲目がデヴィッド・ギルモアの作曲で、他はジャズメン・オリジナルなど(ウディ・ショウ作が2曲目、ボビー・ハッチャーソン作が3、8曲目、トゥーツ・シールマンス作が4曲目、アーネット・ピーコック作が5曲目、ヴィクター・ベイリー作が7曲目、そしてエルメート・パスコアール作が9曲目)。メカニカルなアプローチの曲とギター・ソロが聴ける1曲目からはじまり、他の曲のジャズメン・オリジナルの形でも、やはりギルモア節は変わらないで、まるでオリジナルを聴いているかのような感覚に陥ります。作曲者がハードなのか、ソフト系なのかによって、感触は違ってきます。3曲目はモーダルなアップテンポの4ビート、5曲目はフリー的なアプローチ、8曲目は割とオーソドックスな4ビート。7曲目をやるとは思わなかった。

ジャズCDの個人ページ(工藤)

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appleJam 3月のお宝盤

2017年03月01日 | 音楽
かつては米兵、そんな兵隊上がりが異国ドイツで自己実現した形の新型ブルースマン~渾身の力作が登場です
Big Daddy Wilson / Neckbone Stew
2017 輸入盤国内仕様 BSMF

ルーシー・フォスターとエリック・ビブをゲストに、バンド編成とアコースティックチューンとを織り交ぜた構成がやけに新鮮に響きます。
実力は既に前作で日本のブルースファンにも証明済み、今作ではもっと懐深くじっくりと構想を練ったことが判る仕上がりをしています。
それにしてもこれだけのブルース作品が本国アメリカではなくドイツで制作されることの事実。
どんどん衰退していく米国のアメリカン・ルーツ音楽のシーンにおいて、デルマークやデルタグルーヴ、ブラインドピッグにアリゲーターといったブルース・メジャーの火がこれ以上絶えることがないよう祈るばかりです。
もちろん個々にミクロに活動しているアーティスト達の作品も適時ピックアップしてお届けしたい所存、ブルースが好きでたまらないというファンとアーティスト自体は今後も不滅と感じています。
話が脱線しますが、何でも安く製造することが第一義になってしまったアメリカでは遂にMade in USAのテレビが無くなって久しいとのこと。
現在の米国の一般家庭にある家電や衣料品・雑貨の99%が中国製か韓国製、日本製もしくはバングラデシュやフィリピン製でひしめいているそう。
自動車メーカーさえ元気ならOKといった発想では今後も益々文化的貧困国になってしまうしかないアメリカ。それは日本でも同じで、安倍政権や腐敗した現在の日本銀行的価値観(=株価さえ上がればOKという安易な価値観)で国がコントロールされていく限り、日本もアメリカと同じ文化的貧困国になってしまうのは間違いない事実。
この悪しき流れを止めるにはやはり私たち普通の市民一人一人がしっかりとする以外なく、世の中のムードに流されることなく前を向いて発言をする人がもっと増えて欲しい気持ちです。
子供を含めたこれからの世代の人たちには、いい大学に入りたいとか一流企業に勤めたいとかでは無く、どう生きたら自分らしいのか、何をしているときに自分は時間を忘れている人間なのかを先に考える人になることを願っている次第です。

bb白岩(appleJam)

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2月のおススメ盤(工藤)

2017年02月14日 | 音楽
桑原あいの5枚目になるのかな。今回はウィル・リーとスティーヴ・ガッドとのトリオなので、けっこうイケイケでグルーヴィーなファンクのアルバムを想像してましたけど、そこは桑原あいのこと、1曲目にそれっぽい曲があるだけで、全然違った雰囲気のサウンドになってます。この2人をこう使うか、みたいな。ある意味それは成功していて、自分的にはウィルにこういう面もあるのか(たまたま今まで出会っていなかっただけだと思うけど)、と聴いていて参考になりましたし。彼女にはもっとマニアックな作曲やピアノを期待している面もあるのですが、今回はこういうもっと広い層にアピールした(と言ってもマニアックさもありますが)アルバムも、いいんじゃないかなと思います。

(追記)ちなみにこれは7インチ紙ジャケなので、他のCDと一緒に並べることができず、ちょっと困ります。


Somehow, Someday, Somewhere/桑原あい(P、Vo)(T.O.M. Records)
Somehow, Someday, Somewhere/Ai Kuwabara(P, Vo)(T.O.M. Records) - Recorded October 2016. Steve Gadd(Ds), Will Lee(B, Vo) - 1. Somehow It's Been A Rough Day 2. Home 3. Somewhere 4. Never Neverland 5. All Life Will End Someday, Only The Sea Will Remain 6. B Minor Waltz 7. Extremely Loud But Incredibly Far 8. The Times They Are A-Changin' 9. The Back

桑原あい作が5曲(1、4-5、7、9曲目)、ミシェル・ペトルチアーニ作が2曲目、バーンスタイン/ソンドハイム作が3曲目、ビル・エヴァンス作が6曲目、ボブ・ディラン作が8曲目。超有名なリズム陣を従えて、いつもの彼女とはまた違った、素晴らしいピアノ・トリオ。ややファンク的なグルーヴ感が気持ち良い、メロディアスな1曲目、メロディが美しい、途中から4ビートになる2曲目、語りかけるようにピアノが歌う3曲目、目まぐるしく旋律が動くもジャズしている感覚がいい感じの4曲目、8分の7拍子と4拍子の部分がある彼女らしい曲の5曲目、しっとりとしたワルツの6曲目、エレピで変拍子ファンクと思ったら4ビートもアリの普段の彼女的な7曲目、詩情的な明るいフォークの8曲目、詩的で静かなバラードが印象的な9曲目。(17年2月8日発売)

ジャズCDの個人ページ(工藤)

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appleJam 2月のお宝盤

2017年02月01日 | 音楽
全体にレイドバックした中、スワンピー + ジャジー + セカンドライン・ビートの楽しさ満喫
Chris Nole / It be What It be
2016 USA Independent

その音作りからご自身ニューオリンズ系のアーティストであるという自負の元製作された感じの作品。
メインストリーム・ジャズ風にアレンジされた#8.House of Rising Sun (朝日の当たる家)やスワンピーなレイドバック・チューン#1.It be What It be等、とてもカラフルに様々なスタイルの曲が混在している超オモシロ盤。
個人的な超熱スポットは一瞬ボビー・チャールズの顔が浮かんでくる#3.Good for My Soul。
ほんわかした曲調が如何にもルイジアナの古き良き時代を偲ばせる。
この手のほのぼのっとした空気を醸し出す音楽が少ない時代、かつてボビー・チャールズのすいかのジャケットのLPなんかを両膝抱えてレコードプレーヤーの前でぼーっと聴いていた頃を思い出します。
バークレー音楽院のピアノ科には今は日本人女性の優秀な美人講師が居る時代、このクリスがそこの出なのかは別として今後も様々な国からありとあらゆるスタイルをこなすプレイヤーが続々輩出されそうな気がしています。
ピアノ奏者に限らずイマジネーションが豊かな人は何をやってもハッとさせてくれる瞬間があるのを実感します。

bb白岩(appleJam)

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