新譜が少したまっているので、発売日の順番に聴いていこうかな、と思ったのですが、ゲイリー・ウィリスのこのアルバムだけは早く聴きたくて、とりあえず先に聴いてみました。やっぱりキーボード、ベース、ドラムスという編成だと、ベースがメロディを奏でるリード・ベースという役割が多くなるのですが、彼だと嫌味がなくて自然に聴けるところがあります。そして、曲によってボトムを受け持つところは、小刻みなスレーズを多用しつつもグル―ヴ感を保っていて、かなり存在感はありますし。まあ、ベース奏者のリーダー作なんで当たり前ですけれども彼のフレットレスベースが非常に目立って、エレキ・ベース好きの私には、かなり好感触なアルバムとなりました。
Retro/Gary Willis(B)(Abstract Logix)(輸入盤) - Recorded December 2012. Gergo Borlai(Ds), Albert Bover(Key) - 1. Change Agent 2. Amaryllis 3. Disconnectivity 4. Norwegian Wood 5. Old School 6. Dream 7. Move 8. Tarde 9. We Will Meet Again 10. For All We Know
(13/03/16)1、3、5-7曲目がゲイリー・ウィルス作で、オレゴン作(2曲目)、ビートルズ(4曲目)、ミルトン・ナシメント(8曲目)、ビル・エヴァンス(9曲目)、スタンダード(10曲目)と、選曲が多彩。既成の曲の混ざり具合がいい。リード・ベースかと思うとアップテンポの4ビート攻めてくる1曲目から、他の曲もベースがメロディを奏でている場面が多く出てきます。フレットレス・ベースなので、なかなか印象的なサウンドで、彼ならメロディを弾いても違和感のない感じです。それでいて、3曲目のようにハードコア・フュージョンのボトムを支えるような小刻みなフレーズも、それにのっとったソロも見事。硬軟緩急とり混ぜての曲の構成は、こういうトリオの編成で聴いても飽きないです。7曲目はアップテンポの4ビートジャズで、これもカッコいい。
ジャズCDの個人ページ(工藤)
Retro/Gary Willis(B)(Abstract Logix)(輸入盤) - Recorded December 2012. Gergo Borlai(Ds), Albert Bover(Key) - 1. Change Agent 2. Amaryllis 3. Disconnectivity 4. Norwegian Wood 5. Old School 6. Dream 7. Move 8. Tarde 9. We Will Meet Again 10. For All We Know
(13/03/16)1、3、5-7曲目がゲイリー・ウィルス作で、オレゴン作(2曲目)、ビートルズ(4曲目)、ミルトン・ナシメント(8曲目)、ビル・エヴァンス(9曲目)、スタンダード(10曲目)と、選曲が多彩。既成の曲の混ざり具合がいい。リード・ベースかと思うとアップテンポの4ビート攻めてくる1曲目から、他の曲もベースがメロディを奏でている場面が多く出てきます。フレットレス・ベースなので、なかなか印象的なサウンドで、彼ならメロディを弾いても違和感のない感じです。それでいて、3曲目のようにハードコア・フュージョンのボトムを支えるような小刻みなフレーズも、それにのっとったソロも見事。硬軟緩急とり混ぜての曲の構成は、こういうトリオの編成で聴いても飽きないです。7曲目はアップテンポの4ビートジャズで、これもカッコいい。
ジャズCDの個人ページ(工藤)