ベーシストのリーダー作は、ベースが前面に出てくるタイプと、トータルなサウンドを重視するタイプと2つに分かれますが、ここでの井上陽介のベースは前面に出てくる方で、ベース・ソロも多め、4曲目にいたってはソロで演奏してしまう、ということもやっていて、テーマでのベースのメロディ率も高めです。でもあまり嫌味にならないのは、メンバーの人選とこの人のテクニックによるものが大きいんではないかなあ、と思わせます。あと、個人的には私も片桐さんと同じように石井彰のピアノは好きです。いろいろなタイプの曲があって、飽きさせません。
バック・トゥ・ザ・グルーヴ/井上陽介(B)(M&I) - Recorded March 8 and 9, 2005. 石井彰(P)、小山太郎(Ds) - 1. Havana Dreams 2. Interplay 3. My Foolish Heart 4. Birdland 5. Milestones 6. Waltz For Debby 7. Returnes 8. Sweet And Lovely 9. Back To The Groove 10. When Nights Are Low
井上陽介作は全10曲中3曲(1、7、9曲目)でスタンダードやジャズメン・オリジナルが多いです。ビル・エヴァンスの愛奏曲が多いのはピアニストが石井彰だからか。不思議なモッチリしたベースラインで始まり、そのままベースソロに哀愁あるメロディで前半突入し、後半は哀愁ラテンのピアノ、情熱的なドラムソロと続く1曲目、ビル・エヴァンス作のオリジナルに近いような味わいのあるややしっとりした感じから中盤どっしりとした4ビートの部分もある2曲目、しっとり感はあるけれども原曲と違い最初のテーマはベースが奏でるバラードの、ピアノが繊細な3曲目、ウェザー・リポートの有名曲を最初から最後までベース・ソロで勝負する4曲目、アップテンポでなかなか迫力のあるボトムに鋭く斬り込んで行くピアノ、後半ドラムソロもある5曲目、これもベースがアルコでテーマを優雅に奏でたあとは、中盤ピアノのソロではちょっと元気なワルツになる6曲目、ちょっと浮遊感のあるメロディが印象的なボッサタイプの徐々に盛り上がっていく7曲目、ドラムスのソロの間にリズミカルなテーマが入るような、ちょっと面白い仕掛けがあって、その後4ビートでメカニカルなピアノのソロ、ベース・ソロとつなぐ8曲目、16ビートノリのカッコ良いベースラインとメカニカルなピアノのラインの組み合わせで、後半盛り上がっていく9曲目、ラストはスタンダードのややホンワカムードの4ビートで幕を閉じる10曲目。
ジャズCDの個人ページ 工藤
バック・トゥ・ザ・グルーヴ/井上陽介(B)(M&I) - Recorded March 8 and 9, 2005. 石井彰(P)、小山太郎(Ds) - 1. Havana Dreams 2. Interplay 3. My Foolish Heart 4. Birdland 5. Milestones 6. Waltz For Debby 7. Returnes 8. Sweet And Lovely 9. Back To The Groove 10. When Nights Are Low
井上陽介作は全10曲中3曲(1、7、9曲目)でスタンダードやジャズメン・オリジナルが多いです。ビル・エヴァンスの愛奏曲が多いのはピアニストが石井彰だからか。不思議なモッチリしたベースラインで始まり、そのままベースソロに哀愁あるメロディで前半突入し、後半は哀愁ラテンのピアノ、情熱的なドラムソロと続く1曲目、ビル・エヴァンス作のオリジナルに近いような味わいのあるややしっとりした感じから中盤どっしりとした4ビートの部分もある2曲目、しっとり感はあるけれども原曲と違い最初のテーマはベースが奏でるバラードの、ピアノが繊細な3曲目、ウェザー・リポートの有名曲を最初から最後までベース・ソロで勝負する4曲目、アップテンポでなかなか迫力のあるボトムに鋭く斬り込んで行くピアノ、後半ドラムソロもある5曲目、これもベースがアルコでテーマを優雅に奏でたあとは、中盤ピアノのソロではちょっと元気なワルツになる6曲目、ちょっと浮遊感のあるメロディが印象的なボッサタイプの徐々に盛り上がっていく7曲目、ドラムスのソロの間にリズミカルなテーマが入るような、ちょっと面白い仕掛けがあって、その後4ビートでメカニカルなピアノのソロ、ベース・ソロとつなぐ8曲目、16ビートノリのカッコ良いベースラインとメカニカルなピアノのラインの組み合わせで、後半盛り上がっていく9曲目、ラストはスタンダードのややホンワカムードの4ビートで幕を閉じる10曲目。
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