appleJam白岩さんのオススメ盤は今月もオルガン盤です。日本よりもアメリカの方がオルガンってジャズ(あるいはR&B)には一般的な楽器なのでしょうか。テクニックを競うことよりも、そのオルガンの渋さと味わいで、ラフに攻めていく感じがあって、ジャズは理屈ではないんだよ、ということを教えてくれるような感じの演奏ですね。ものすごく渋いわけではなくて、どちらかというと楽器の重さの割には軽快な印象もあるのですが、それでも土臭さというのか、アメリカの大地の香りが漂ってくるのは見事かも。直球勝負の1作です。
The Hal Tsuchida Trio / Midnight Shuffle (2006 USA Self Released) - Hal Tsuchida(Org), Larry Frazier(G), Zach Kreuz(Ds) - 1. Midnight Shuffle 2. Broadway 3. Don't Get Around Much Anymore 4. In A Happy Mood 5. Honeysuckle Rose 6. Moonlight In Vermont 7. Blues For Mr. B 8. Take The "A" Train 9. If I Could See You Again 10. Girl From Ipanema 11. All Blues
土田晴信氏の作曲は11曲中4曲(1、4、7、9曲目)。アメリカでの自主制作盤らしいですが、本場の味わいを持ったオルガンを聴くことができます。ちょっとラフで日本人らしくないところがまたいい、そして分かりやすいオルガン。ブルース進行でそのラフさ加減を出して盛り上がっていく1曲目、アップテンポのスタンダードもやっぱり彼のオルガンミュージックのまま突っ走っていく2曲目、エリントンナンバーの有名なテーマをミディアムで明るく歌い上げていく感じの3曲目、アップテンポでも明るさはそのままに突き進む4曲目、オルガンでスタンダードをやったときのモッタリ感がまた味になっている5曲目、ややスローなバラードで淡い陰影を持った6曲目、ややアップテンポでカラッとした天気のようなブルースを聴かせる7曲目、「A列車で行こう」をアップテンポでやはり温かめのサウンドで進んでいく8曲目、ポップスのようなノリでメロディアスな曲を聴かせる9曲目、ジョビン作の有名なボッサがあって全体の流れに彩りを添える10曲目、最後はこれまた有名な「オール・ブルース」で渋めに幕を閉じる11曲目。
ジャズCDの個人ページ 工藤
The Hal Tsuchida Trio / Midnight Shuffle (2006 USA Self Released) - Hal Tsuchida(Org), Larry Frazier(G), Zach Kreuz(Ds) - 1. Midnight Shuffle 2. Broadway 3. Don't Get Around Much Anymore 4. In A Happy Mood 5. Honeysuckle Rose 6. Moonlight In Vermont 7. Blues For Mr. B 8. Take The "A" Train 9. If I Could See You Again 10. Girl From Ipanema 11. All Blues
土田晴信氏の作曲は11曲中4曲(1、4、7、9曲目)。アメリカでの自主制作盤らしいですが、本場の味わいを持ったオルガンを聴くことができます。ちょっとラフで日本人らしくないところがまたいい、そして分かりやすいオルガン。ブルース進行でそのラフさ加減を出して盛り上がっていく1曲目、アップテンポのスタンダードもやっぱり彼のオルガンミュージックのまま突っ走っていく2曲目、エリントンナンバーの有名なテーマをミディアムで明るく歌い上げていく感じの3曲目、アップテンポでも明るさはそのままに突き進む4曲目、オルガンでスタンダードをやったときのモッタリ感がまた味になっている5曲目、ややスローなバラードで淡い陰影を持った6曲目、ややアップテンポでカラッとした天気のようなブルースを聴かせる7曲目、「A列車で行こう」をアップテンポでやはり温かめのサウンドで進んでいく8曲目、ポップスのようなノリでメロディアスな曲を聴かせる9曲目、ジョビン作の有名なボッサがあって全体の流れに彩りを添える10曲目、最後はこれまた有名な「オール・ブルース」で渋めに幕を閉じる11曲目。
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