昨日試作した同調用バリコンでは、ローター側の材料であるクリアファイルがペラペラでコンデンサ容量が不安定でしたので、カードケース (A4版) の片面を切り取って新たなローター材料として組み直してみました。
クリアファイルのペラペラしたフイルムと違って、強度が出てペラペラしなくなったためか、コンデンサー容量の変動がぐっと小さくなり、コンデンサー容量の調整もスムーズに行えるよう改善されました。
写真では、500pF に調整したものですが、変動は±10 ~ 20pF程度に収まっています。
なお、構造上の変化は無いので、最小容量・最大容量とも大きな変化はなく、およそ 200pF ~ 900pF のバリコンとして仕上がっています。
ただ、カードケースに隙間が若干あるので、ステータ極板を手で押さえつけると、容量が大きく変化します。その隙間を押さえる対策として、8mm (直径) ✕ 4mm (厚) のネオジム磁石 10個セットをネットショップに注文したので、カードケースの両側に各 5個取り付けて隙間対策とする予定です。
また、コイル用材料として塩ビパイプ ( VP-25 直径 32mm ) も用意しました。