izumishのBody & Soul

~アータマばっかりでも、カーラダばっかりでも、ダ・メ・ヨ ね!~

3月の太極拳と経絡ストレッチ教室のご案内

2020-02-26 11:25:20 | 教室と講習会のお知らせ

新型コロナウィルスの感染が日毎に広がっている。

思えば、ダイヤモンドプリンセス号での処置はずさんだった。”船内に封じ込める”方針だったと思われるが、もっと早くに下船の方向で対処していたらよかったのではないの? まるで感染するのを待っている(?!)状態だったよなぁ〜。。「アンダーコントロールできている!」と豪語してオリンピック招致を進めたアノ時の状況が思い出される。。。韓国の素早い対応と比べると検査も遅れているようだし実施数も不透明。。。発症数を少なく見せたいのか???

何はともあれ、感染力が強いウィルスだけに免疫力がモノをいう。日頃から、呼吸や筋肉や関節など体幹を整えて、目に見えないバリアーを張ってウィルスを寄せ付けない身体を作っておきましょう。太極拳や経絡エクササイズなどの意識を用いる有酸素運動はお役に立ちますヨ!

3月の太極拳と経絡エクササイズは以下の日程です。始めれば意識が変わるー身体が変わる。

※3月は公共施設の閉館が続出!結局、前半は休講となりました。。

3月12日現在、以下の教室はすべて中止となりました(>_<)ゞ 

■陳式太極拳普及会 

07(土) 13:00-15:00 根岸JAX製油所(旧日石)体育館×→コロナウィルス関連で施設使用禁止に。 

14(土) 11:00-13:00 下野庭スポーツ会館×→コロナウィルス関連で施設使用禁止に。

21日(土) 13:00-15:00 旭スポーツセンター×コロナウィルス関連で施設使用禁止に。

28日(土) 追加/15:00-17:00 港北スポーツセンター×コロナウィルス関連で施設使用禁止に。

詳しくはHP https://chen-style-taiji.jimdo.com  

 

■マイカル本牧金曜陳式教室 

イオン本牧店3番街にあるカルチャー教室。少人数で和気あいあい楽しく、ひたすら老架一路に取り組んでいます。陳式剣も行っています。

06日13日、20日、27日    18:30-20:00  ※06日は中止
場所:横浜市営バス「本牧和田山」バス停前イオン3番街2F
 
※参加費等問い合わせ先 http://www.culture.gr.jp/detail/honmoku/index.html
 

■カルチャー本牧教室(太極拳とストレッチ)  

カルチャー本牧教室では、基本の身法と身体の感覚を確認しながら陳式老架1段・3段を繰り返し丁寧に練習をしています。第3木曜日は、正しい姿勢を作り股関節回りの柔軟性を高める経絡ストレッチを行っています。ストレッチのみ参加のメンバーもいます。

12日、26日 11:00-12:30  陳式太極拳(毎月第2・第4木曜日)

19日  11:00-12:30 経絡ストレッチ(第3木曜)※コロナウィルスの関係で3月はすべて中止となりました。

場所:カルチャー本牧 ※バス停「本牧1丁目」下車。2分 
問い合わせ先 庄司/yok2964sy@ezweb.ne.jp  tel.045-621-2964
 

経絡ストレッチ「はまじょ会」 

経絡ラインに沿ったストレッチで気の流れを整え、関節回りの筋肉の柔軟性を作り、身体の軸をしっかり作って正しい姿勢を身につけます。太極拳に通じる動きで、脚力の強化も図ります。

★毎月第2月曜日 
・日時:3月09日(月)13:00-14:30   →3月23日(月)に変更 
・場所:西ポーツセンター1F研修室(横浜駅西口よりバス「浅間車庫前」下車。徒歩1分)
・参加費:1,500円 ※初回体験500円 
※参加ご希望の方は、linmu-quan@ezweb.ne.jp まで 事前にご連絡を。

 

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「太極 古轍」を見て、身体文化としての太極拳の深さを知る

2020-02-18 14:21:49 | 太極拳

2月13日、先週木曜日のこと、八王子で開かれた太極拳のイベント「太極 古轍」に行った。

全日本健身気功連合会主催によるもので、日本で指導に当たる陳 崢老師を中心に、張 紹偉、劉 志、陸 瑶の(ワタシにとってはお馴染みの)各先生達のほか日本人も含む数人の演武者によって、主に、健身気功としての太極拳にスポットを当てた表演会であった。

健身気功の大舞と馬王堆導引術で始まったステージは、背景に花鳥風月の自然の映像が音楽と合わせて流れ(花びらや葉っぱが風にふうわり、水がゆるゆる、風や空気感が伝わってくるよう!)、ゆったりと優美な世界を魅せる。

馬王堆導引術では背景に映し出されたの図の可愛らしいこと。。。!古い図版らしいが、シンプルで洗練された線で色も効果的。デザイン的にも完成度が高い!好きだな〜この絵!!並んだ図の中の一つが抜き出るように大きくクロースアップされ、それがステージ上の演舞と対応しているのも面白い。

五禽戯をやられた張 芮先生の動きの柔らかいことにもビックリ!😳 虎、鹿、熊、鳥、猿の5種類の動物の動きを真似た一連の動きは舞のように優美!スクリーンに映し出されるシルエットは、本当に動物の姿態のよう。背中も腰も、全身がしなやかで柔らかく、見ているこちらの身体も伸びるよう!!

この他にも太極拳では陳式、武式、呉式、孫式の伝統拳各種と、百八式長拳とか十三勢とか、易筋経、十二段錦、導引養生十二法等々、言葉だけは知っていても見たことがない種目が次々と。。。 

古轍(=わだち)とは、つまりは歴史。パンフレットに「健康効果と文武を兼ね備えた奥深い身体文化」とあったが、太極拳が生まれたその背景を、健康効果の面からひもといた歴史起源の舞台。

 

歴史や養生・健身との繋がりなどの全体像を通して太極拳が中国の伝統文化であることがよく分かり、と〜ってもお勉強になりました!

 

 

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ギャラリーナユタで、不思議なフォトグラムと出会った!〜西村陽一郎展「光る玉」

2020-02-07 15:46:18 | アート・文化

先月末に続いて、銀座奥野ビルの「ギャラリーナユタ」。

佐藤香織さんから「是非みてくださいね」と言われたこともあり(佐藤香織さんのオススメは全幅の信頼を寄せているのだ!)、暖かな陽気となった2月の水曜日、この日は京橋「ギャラリー檜」でさとう陽子さんの個展も開催中でもあり、ギャラリー2件のハシゴ。

 

ギャラリーナユタでは、西村陽一郎展「光る玉」に驚きと感嘆!印画紙に直接ものを置き、光をあてて画像を得る”フォトグラム”という技法を観るのは初めて。不思議な感覚だ。

今回展示されているのは印画紙の上にシャボン玉をのせて撮影したモノクロの作品。

印画紙の上のシャボン玉が細長く引き延ばされ、光を受けて輪郭が白く中に黒い芯があるような不思議な写真。まるでロウソクの炎か細長いランプが並んでいるよう。。。幻想的だ。

2016年に発売された西村さんの写真集『青い花』という”スキャングラム"という技法で創られた作品集を見せてもらったが、これがまた素晴らしい!のひと言!!

”スキャングラム"とは、スキャナーに置いた花や葉をネガデータにした言わば『”フォトグラム”のデジタル版』。ネガは色が反転するから、例えばめしべやおしべが白くなり、花弁は白くなり、花びらの重なりは透明に細部まで鮮明に写し出されている。さらに補色による色の変換が生じるので、黒いバックに浮かぶのは青と白の幻想的で宇宙的な世界。。。

ハイビスカスやツツジなどの赤い花が青く浮かび、めしべが白く輝き、おしべの先は白く長くゆらゆらヒョロヒョロと伸びているように動いて見える。。。ページを繰っていくうちに、どこまでも広がる空間に音楽が響いているような雰囲気だ。。凄い(!!)作品集であった!この写真集は、国立印刷局理事長賞、部門賞金賞をダブル受賞したとのことだが、どこか妖しくも美しい青い花の世界に引き込まれるような気分だ。

たまたま作者である写真家の西村陽一郎さんがギャラリーに来られていろいろお話しを伺ったのだが、とても穏やかで優しい眼差しの方。印画紙やスキャナーの上にいろいろなものを置いて撮影して作品を創り出していくその作業は、まるで自ら遊びながら面白がっている少年のような素敵な方でありました。

西村さんの素晴らしい世界を垣間見ることができるオフィシャルHP https://www.yoichironishimura.com 

西村陽一郎展「光る玉」〜フォトグラム作品

 

 

銀座奥野ビルの「ギャラリーナユタ」と京橋の「ギャラリー檜」までは、歩いて10分程度の距離。

2月3日から15日までの、まったく同じ期間に開催中の「さとう陽子展ーすきをすくー」。

時期が同じって嬉しい。散歩気分で両方観られる。

さとう陽子さんは結構長いこと見つづけてきている作家さんで、最初の頃から段々と色が増え、明るさが出て来て、写真作品も加わり、独自の世界を広げ深めてきているように思う。

画や写真、それにときおり添えられる短い詩がまたとてもクールだけど叙情的でもあり、全部が相まってひとつの世界を創り出している。

今回添えられた言葉は、「美しさを見つづける」というシンプルかつ真っ直ぐな眼を感じるもの。

佐藤さんの言葉には、例えば「とてもな」というものがあったが、解釈の仕方は多様。今回の「すくをすく」って、好きを好く(?)、鋤を鋤く(?)、隙を透く。。。いろいろな意味が広がる。

作品のいくつかの画面には、鋤きで鋤いたような規則的な線が隠れていたり、好きだな〜この色、といった感想が浮かぶものがあったり、多面的で包容力のある表現がどんどん広がってきているように思える。

ひたすらに美しさを求めて、ただし「逃げでもない。責めでもない。ひとつの覚悟として」見つづけること。その面白さと孤高を引き受けて表現し続ける。発表し続ける。さとう陽子さんの強さと深い優しさを感じる個展でもあった。

「さとう陽子展ーすきをすくー」

 

 

 

 

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「永遠のソール・ライター展」で、かつてあった創造と自由の時代へ思いを馳せる

2020-02-04 14:42:39 | アート・文化

2017年の日本初の回顧展で大きな話題を呼んだ写真家ソール・ライター。それに続く第2弾「永遠のソール・ライター」は、前回とは異なる視点で新たに整理された作品が編纂されている。

今回は、「ハーパーズバザー」や「ヴォーグ」などでファッション写真家として活躍していた時代の商業写真よりももっと個人的な、“自分のためだけに作品を創造”していた時代を主体とした展示で、ソール・ライター自身の興味のあり方やモード写真の元になっている独自の世界を垣間見る内容になっている。

 

1946年、23歳になったソール・ライターがニューヨークに出て住んだのは当時の「ロウワー・イースト」。その後、ビートジェネレーションやカウンターカルチャーの発信地となる「イーストヴィレッジ」と呼ばれるアートの中心地へと変貌していく場所でもあった。

そこを拠点として撮影された写真は、1950年代当時のニューヨークの様子を独自の目線で切り取っている。

ソール・ライターの写真は「絵画のよう」と評されるが、そこにある対象(風景でも人物でも)をそのままストレートにではなく、雨に濡れた窓ガラス越しだったり、停車している車の窓から見た反対側の歩道を歩く人物だったり、高架鉄道の上から下にいる母親と乳母車に乗った子供だったり、ショーウィンドーや鏡などに幾重にもダブって見える人物だったりする。

カラー作品では、雪が降って全体が灰色のトーンになった風景の中に赤い傘や黒い日除けのテント、黄色い車などの色が際立っている。画家が作品を描くように、カメラを通して創造していた写真家といえる。

 

「三本の足」とか「尼僧」、「ニューヨーク」、「高架鉄道から」といった1950年代のモノクロ写真や、色彩感覚が素晴らしいカラー作品の「薄紅色の傘」、「雪」、「赤い傘」、「天蓋」。それに、妹のデボラや恋人のソームズを撮影した写真の数々。。。 

 「私が写真を撮るのは自宅の周辺だ。

  神秘的なことは馴染み深い場所で起きていると思ってる。

  なにも、世界の裏側までいく必要はないんだ。」

という言葉通り、周囲にある風景、妹や恋人や自分自身への思いを撮り続けていたソール・ライター。 

 

「雨粒に包まれた窓の方が、私にとっては有名人の写真より面白い」というソール・ライターの作品は、分断と競争、ヘイトなどが広がる今の時代に見ると、かつてあった創造と自由への郷愁のようなものを感じさせる。

 ひっそりと、穏やかに、心豊かに暮らすこと。孤独でも誰からも侵されることのない自由があること。。。そんなことに思いを到らせる作品でありました。 

https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/20_saulleiter/

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