izumishのBody & Soul

~アータマばっかりでも、カーラダばっかりでも、ダ・メ・ヨ ね!~

観ました「ボヘミアン・ラプソディ」!素晴らしかった!

2018-12-26 13:59:38 | 映画

12月24日はクリスマスイヴであると同時に、妹の誕生日でもある。

今年の24日は「見に行かない?」と誘いもあり、妹と一緒に『ボヘミアン・ラプソディ』を観に川崎チネチッタへ。

 

『ボヘミアン・ラプソディ』は言わずと知れたクイーンのフレディ・マーキュリーのストーリー。

パキスタン系のイギリス人であることや容姿へのコンプレックスなどのため孤独や疎外感を抱えていた若者(後のフレディ・マーキュリー)が、その後生涯の”ファミリー”となるバンド仲間と出会い、斬新な(そして美しい!)曲の数々を生み出していく・・・We Will Rock You、チャンピオン、キラークイーン、RADIO GAGA ・・・・。「クイーン」を知らなくても、その曲は誰でも一度は耳にしたことがあるはずだ。

 

1971年結成のクイーンの活動が最高潮だったのが、1975年〜80年代中盤。この頃、私は編集の仕事が忙しくオンタイムで体験してはいなかったが、ある子供服メーカーの撮影時にモデルを頼んだアメリカ人の子供(5歳くらい)が、「♪ we wil we will  rock you〜 ♪」と歌いながら踊りながらスタジオに入って来た(!)ことをよく覚えている。

こんな子供が口ずさんでいるンだ!!とビックリした覚えがある。

1991年にフレディ・マーキュリーがエイズで亡くなってから、ミュージックビデオやラジオ(主にAFN)や、その後音楽TV「Music Air」で、繰り返し何度も観て、(それにエリザベス女王の戴冠ン十周年記念かなにかの時に、ブライアン・メイがイギリスのどこかのお城の塔の上で”GOD SAVE THE QUEEN”を演奏する映像を観て!)、あらためてクイーンが単なるロックバンドに留まらない、スケールの大きいアーティストとして存在していたことを知った。

 

映画の中でフレディがオペラ「カルメン」を聴いているシーンがあったが、フレディ・マーキュリーが創りたかったのは「オペラ!」。「ボヘミアン・ラプソディー」は壮大なロックオペラだ。身体が震えてくるくらい心に響き、訴えかけ、グイグイと歌詞のストーリーの中に引き込まれていく。。プロデューサーも仲間達も、誰も出来上がるまでは想像もしていない音楽世界だったと思う。

圧巻が、1985年に行われたアフリカ難民救済のための史上最大のチャリティコンサート(ライブエイド)!2会場で総計12時間、84カ国で衛星生中継されたこのライブ、そうそうたる顔ぶれのアーティストが参加する中で、解散直前のギリギリ状況から参加したクイーンは(エルトン・ジョンが舞台裏で悔しがるほどの)圧倒的なパフォーマンスでその場に集まった観客とTV中継を観ていた世界中の観客を魅了する。

映画では、彼はこの時点でエイズにかかっていたことになっているので、字幕で読む歌詞が余計に胸に迫ってくるのであった。ライブエイドのシーンを観ながら、ワタシは、今の日本に欠けているもの(そして今の若者がうっすらと求めているもの)はこれじゃないかな?とふと思ったのでありました。

 

メンバーのブライアン・メイ(g)とロジャー・テイラー(ds)が制作スタッフとして参加していて、そんなこともあってか、クイーンとフレディ・マーキュリーへの愛・リスペクトが全篇に満ちていて、その中にいるような一体感がある。

フレディ・マーキュリー役のラミ・マレックは、最初は違和感があったもののどんどんフレディ・マーキュリーと一体化してくる感じで、髪を短く切ってからはほぼフレディ・マーキュリーそのまま。ギターのブライアン・メイ役の俳優もまるで本人か?と思うほどよく似ているのね。

 

どの曲も歌詞が素晴らしい(字幕スーパーだとよっく意味が分かるし!)、圧倒的な歌唱力、意味のある言葉、力強いリズムとロジャーのドラムの響き、ブライアンのギターの美しく叙情的なフレーズ、重層な音の広がり。。。。爆音上映で観たらもっと迫ってくるだろうな〜。

会場には、当時はもちろん知っているはずがない若い世代と、当時を知る世代のいずれもカップルが多い。つまりはどの年代にも受け入れられる熱気がスクリーンから放出される。これってやっぱり本物のアーティスト、クリエイターだったといえる。本物の音楽は時代を超える。誰が聴いても素晴らしいものは素晴らしいと共感できる。本物の凄さ!を実感しました。

 

 

 

 

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歯医者に血液内科、乳腺外科、合間にランチ・・・一週間があっと過ぎ

2018-12-23 13:04:50 | 日記・エッセイ・コラム

先週土曜日(15日)、陳式普及会土曜日クラスの忘年会は「ビアネクスト赤レンガ倉庫2号館」。元”倉庫”の店舗だけあって、店内は天上は高く広く、壁の小さな窓から、外のイルミネーションが見えて、活気溢れる店でした。

赤レンガ倉庫の広場にはスケートリンクとクリスマスマーケットが出ていて、土曜日のせいか大賑わいの人出。。。普段は平日の昼間に散歩に来るので、人は少ない。以前、同じく2号館にあるライブレストラン「motion blue YOKOHAMA」に時々来ていたが、その頃は人も少なく静か。こんなに混雑している赤レンガ倉庫は初めてだ。

そんなこんなで楽しく盛り上がった土曜日の翌週は、月曜日は歯医者の定期検診、水曜日は乳がん検診でみなと赤十字病院、木曜日は午前中に太極拳教室の指導をして午後に血液内科の検診で再びみなと赤十字病院。。。2日続けての病院通いは生まれて初めて。よくバスの中などで、「あっちの病院こっちの病院と病院通いで忙しい」と話しているオバサマ達がいるけど、そっか〜!これか!と納得。

翌日は、賃貸に出しているワンルームマンションのリフォームのチェックをして夜は太極拳教室の指導。翌土曜日は、午前中は所属している日本太極拳友会の全体会議に出て、午後から陳式太極拳の教室。通常教室が終わった後は、1月の神奈川県大会の選手練習をして、あ〜、アタマもカラダも目一杯だぁ〜!!

その合間の火曜日には、かつて太極拳教室にきていた年下の女友達と、象の鼻パークを見晴らす古いビルにある「1−1&ザ・ルーフトップ」という店で、美味しいランチとお喋りで、お互い日頃の鬱憤晴らし。。。。

そんなこんなで忙しい1週間が終わり、気がつけば、もうクリスマスで、教室はどこも年内終了。最終日に「良い年をお迎え下さい」と言われて初めて、あれ!もう今年最後の教室だった!と気がつく有様。年内に、もう一回乳腺外科に超音波検査を受けに行かなくてはならない。。。

クリスマスカードは出しそびれ、年賀状も未だ準備ならず。今年はどうやって暮れていくのやら。。の雨の日曜日です。

 

赤レンガ倉庫の帰り道。桜木町までの汽車道から見たみなとみらいの夜景。大好きな横浜の風景の一つ。

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植木啓示(g)さんから、12月ライブのお知らせです

2018-12-14 14:05:16 | LIVE MARKET

今年1年ありがとうございました!
年末まで楽しいライブを沢山お贈りします♪

<忘年会 Live 2018!>
◆12/28(金) King's Bar/馬車道 tel.045-671-1601

http://kings.bufsiz.jp/

【出】Funsamble Family feat Aska:植木啓示(Gt.Compose) 鈴木利恵(Vo.Perc.Pianica) 神村晃司(Pf.Keyb) 佐々木尊英(S.sax) 石井圭(B) 遠藤徳光(Drs) Aska(Vo)
[時](1)20:00〜 (2)21:30〜
[MC]2800 yen
〜植木オリジナル曲オンリーのバンド Funsamble 年内最後のライブです!
ブラジリアン・ジャズファンク・メロウソウル・ヒーリング等、サウダージ(郷愁)&ファンタジー(幻想)の世界へ旅をしましょう♪

 

<その他のライブ>
◆12/14(金)  Table d'Hote(西横浜又は戸部)

http://www.TabledHote.jp
〜藤棚商店街入口近くのカジュアルなカフェでの定期ライブ!
"Legend Muse" 天才シンガーSHIZUKAを迎えJazz /Soul /R&B をご堪能下さい♪
YK☆UK Jazz Unit feat SHIZUKA

【出】横山貢介(Gt) 植木啓示(Gt) SHIZUKA(Vo)

[時]19:30&21:00  

[CH]1 drink&food付 2000〜
MC:投げ銭
※要電話予約:tel.045-315-2504(ターブルドート)

 

◆12/19(水)  ル・タン・ぺルデュ(桜木町又は日ノ出町) tel.045-242-9777

http://www.letempsperdu.info/
〜ベルギービールで有名な野毛の名店ルタンでの定期ライブです!
Brasil Musicと植木Originalをお楽しみ下さい♪
【出】UK☆YK☆RIE:植木啓示(Gt) 横山貢介(Gt) 鈴木利恵(Vo.Perc 他)
[時]19:30/20:30/21:30  
MC:投げ銭

 

◆12/21(金)  Bar La Bichette(横浜・浅間町) tel.045-548-9248

http://bar-navi.suntory.co.jp/shop/0X00312901/

【出】EU&F feat ARISA:植木啓示(Gt) 福永貴之(Org) 遠藤徳光(Drs) 末永アリサ(A.sax)
[時]20:00〜/21:15〜
[CH]投げ銭
〜今月もEU&F のキレ味鋭いJazz-Funk・Latin-Bossa・Fusion・R&Bをお楽しみ下さい!
そしてゲストの "Cool Beauty Sax" アリサの Funk Taste に酔いしれて下さい ♪

 

◆12/24(月) 味くり家(新羽) 
<X'mas Special Live!>
〜美味しいお酒とフードで大人気の居酒屋 味くり家(みくりや)でのライブです♪
【出】ヨコシマ姉妹(ペコ&リエ、Vo.Perc他) 植木啓示(Gt) 横山貢介(Gt)
[時]20:00〜 / 21:00〜
〜ユニークなボーカルデュオ "ヨコシマ姉妹"と、様々なクリスマスソング・ブラジルミュージック・昭和歌謡等をお楽しみ下さい♪
要予約:tel.045-533-0398 

 

◆12/30(日) Megusta(関内・馬車道)tel.045-228-8869

http://megusta2288869.web.fc.com/

〜ブラジルミュージックの大御所アントニオ氏のバンドにゲスト出演します♪
【出】アントニオ(Vo.Gt) miwako(A.sax&Fl) 工藤雄一(Pf) 川口弥夏(Drs) 吉田豊(Perc)
ゲスト:植木啓示(Gt) 鈴木利恵(Vo.Perc)

[時]19:00〜 2Stage

FB name:ウエキ ケイジ
http://mms9141.kugenumachannel.net

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「国立トレチャコフ美術館所蔵〜ロマンティックロシア」でロシアの叙情性と雄大な自然を感じる

2018-12-05 13:24:46 | アート・文化

Bunkamura ザ・ミュージアムで開催中の「国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック ロシア」展に。「自然への畏怖や愛がなければ絵を描く資格はない」というトレチャコフが収集した、19世紀ロシアのロマンティシズムがビジュアルに表現されている作品群だ。ドストエフスキー、トルストイ、ラフマニノフ、それにロシアバレエ・・・・この時代に生まれた芸術にはどれも叙情性が満ちあふれている。

 

出品されている「忘れえぬ女(ひと)」を観るのが主たる目的だが、それだけではない。

”ロシア”は昔から気になる国ではある。 

イギリス王室のフィリップ殿下(エリザベス女王の夫)もロシア貴族の出身であるし、英国とロシアは、深いところで繋がっている。イギリス(も)大好き!なワタシ的には、脈々と今に続くロシアの民族性や文化の背景には興味津々であります。

 

この絵は、10年程前に日本で公開され、ワタシも多分その時に観たのだろう。

今回あらためて観ると、この絵の女性の強い眼差し、(ドレスや毛皮から察すると冬であろうと思われるが)幌を空けたままの馬車に乗っていることからして、当時としては強い意志のある上層階級の女性だと思われる。この女性像は「トルストイの《アンナ・カレーニナ》をモデルにしたものとも言われる」ようだが、すでにロシア革命への不穏な時代背景を考えると、”ロシアのモナリザ”と讃えられるような柔らかな”微笑み”ではないように思える。

それにね、ず〜と以前に「バーブシカの宝石」(講談社刊)という単行本を編集したことがあるのだが、これは、当時人気のお料理家・入江麻木先生の話をまとめたもの。麻木先生はロシア革命で日本に亡命してきた白系ロシア人の貴族と結婚した方で(娘さんは小澤征爾氏夫人)、その話の中で、お姑さんがロシア革命から東に逃げてくる途中(赤色ロシア人である)ソ連兵に馬車を止められることが度々あったという話しがあった。毛皮の外套の裏には金貨をビッシリと縫い付けてあるから、重くて立ち上がることもできない(!)。そこで馬車の上から「降りなきゃダメなの」と言うと、貴族なんて見たことないソ連兵は「美しく威厳のある女性」に声も出ず、そのまま通してくれた」という。この絵を観るとその時のイメージが重なって、とても身近に、想い出の中の女性として感じるのでありました。

さらに、ニキータ・ミハルコフ監督の「太陽に灼かれて」や「機械じかけのピアノのための未完成の戯曲」などに流れる、ゆたかで厳しい大地と雄大な自然とのロシアの政治状況を背景にしたどうにもならないもの悲しさと、だからこそのあっけらかんとした陽気な気性・・・・圧倒的な自然の大きさと、壮大な自然や建造物。。。なにもかもがスケールが大きく、人間の営みなんて、自然から考えればごくごく小さな存在でしかないなぁと思えてくる。。。何もかも”受け入れる” がキーワードか。

 

トレチャコフが収集した作品群にはロシアの大地を描いた作品も数多くあって、季節ごとに分けて展示されたそれぞれが素晴らしい!どこまでも続く広大な農地、空高く沸き上がる雲、深い森、輝く樹氷、雪に覆われた小径や、光が差し込む森の木々。。ロシアの自然は、輝きに満ちて人をすっぽりと包み込んで雄大だ。

 

イヤホンガイドで解説を聴きながら(最近はガイドを聴いている。作品の理解度がまるで違います。何も知らないから。。)出口近くまで来たら、壁の向こうから(年配の)男性の大きな声が聞こえた。

「いや〜、今日は来てよかったよ〜!素晴らしいよ!!みんなそう思ってると思うよ!」。

確かに、素晴らしいコレクションでありました!感動したんだろうな〜、オジサン。素直に口に出すところが逆に感動する。。その通りではありますが、静かに鑑賞中であったので。。。一瞬ビックリしましたワ。

 鑑賞後は、いつもの「カフェ・ドゥ・マゴ」でホットワイン。この時期、ここに来る楽しみの一つホットワイン。クローブとシナモンの仄かな香りと暖かい赤ワインに心もお腹もぬくもりいっぱいの午後でした。

 

イワン・クラムスコイ作、大好きな「忘れえぬ女(ひと)」。この作家の「月明かりの夜」も素晴らしく美しい絵でした。
 
これも大好き!「正午、モスクワ郊外」イワン・シーシキン
 
それに「樹氷」ワシーリー・バクシェーエフ
 
 

 

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