しまちゃんの愛し糸島ブログ

糸島を個人的に愛している人達の紹介と、ネットワーク作りを目的とした、愛し糸島プロジェクトの情報発信ブログ。

「あなたが世界を変える日」というイベント1 映画「セヴァンの地球のなおし方」を観る

2011年11月07日 21時47分09秒 | 農業・環境関係

11/6 食育祭ふくおか2011というイベントの一部の「あなたが世界を変える日」というイベントに行く。2部構成になっていて、1部が映画「セヴァンの地球のなおし方」の鑑賞+春日助産院の大牟田智子さんとアイガモ農法で有名な農家古野隆雄さんのトークショー+ミニライブ。第2部が映画「セヴァンの地球のなおし方」+未来バンク事業組合田中優さんのトーク+ウィンドファーム中村隆市さんのトーク+田中さんと中村さんのトークセッションで構成されていました。それで都合2回映画「セヴァンの地球のなおし方」を観ました。

ブラジルのリオで開催された環境を守る国際会議でブラジル人のセヴァンという10歳の女の子が環境を守るための演説を行ないました。その演説があまりに見事で、世界中にニュースとして伝えられました。世界への警告ともいうべきセヴァンの演説から10年たった昨年、セヴァンはもうすぐ母親になろうとしていた。現在の彼女を中心として、日本の合鴨農法で農薬を使わないで高収益をあげる日本の福岡桂川町の古野隆雄さん、そしてコルシカ島で昔ながらのぶどう園を都市化から守ろうとするフランスの農家、日本の美浜原発やフランスの原発を見せながら、自分の子孫にとって過去の10年が地球環境がいい方に何も変わっていないこと、安全な食糧が減っていっていることを見せながら僕たちに「持続可能な生き方にライフスタイルを変えよう!」ということを伝える映画でした。

こういう映画はDVDにならず、自主上映で1日1回だけ交通の不便なところで上映され、ほとんどの人に観られないまま消えていきます。特に日本人のインテリジェンスは受験勉強が全てで、こういう社会性のある映画を観る教育を受けていないので、小中高大生すべての若者がほとんど見ない。観ることの大切さや社会を創る事を親も知らないし若者たちも教えてもらっていない。自分たちが社会を創っている主体であることすら知らないし実感が無いのだ。この前のデンマークの千葉忠夫さんの講演でおっしゃったように、「日本の教育」は受験勉強であって、人格や社会を創る人を育てていない。「大学教育」も机上の学問が中心であって社会にリンクしていない。

今回の映画も赤ん坊を連れた若い母親は多いが中学から大学生はほとんどいない。あとは老人ばかりだ。社会性を持ったイベントを行なっても来ているのはほとんど老人ばかりだ。

中学から高校生は受験勉強で、大学生はバイトやデートで忙しい。

中学生から大学生の間に、社会の仕組み、産業や経済や生きること、働くこと、食べること、聴くこと、自分の言葉でしゃべること、助け合うこと、分け合うこと、自然と共存することを、一時真剣に考えたり訓練すべきだと思う。健康的身体を作ることや精神を鍛え維持すことを加えて、そういうことを学べる総合的学校や塾が必要だと思う。

受験教育がダメだと思う教育関係の皆様、新ビジネスのチャンスです。日本の自然の中に人間としての独立した自己を形成できるサマースクールや塾や場所がたくさんできることを祈ります。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿