内定取り消しで留年、青学大が授業料減額へ2008年12月22日
朝日 http://www.asahi.com/national/update/1221/TKY200812210170.html
日経 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20081222AT1G2200U22122008.html
青山学院大は、企業から内定を取り消された学生が、単位などの卒業要件を満たしていながら留年を希望した場合、授業料を減額する方針を決めた。就職には新卒が有利とされるため「もう一度新卒として活動したい」という学生を支援する。来春から1年間だけの特別措置という。
これまでも不足単位がごく少ない学生には、授業料の半額近くを免除してきたが、減額幅をさらに広げる。具体的な額は検討中。同大では卒業要件を満たしていると、たとえ希望しても留年できないが、特別に在学を認める。上倉功進路・就職センター事務部長は「学生の経済的負担を極力軽くしたい。留年のために故意に単位を落とす必要もなくなった」と話す。
内定取り消しにあった同大の学生は、大学側が把握しているだけで8人。うち7人は経営破綻(はたん)、1人は「業績不振」が理由だった。半数以上が就職活動を再開している。
就職浪人学生、講義1年間無料に 韓国名門女子大2008年12月25日 朝日
http://www.asahi.com/international/update/1224/TKY200812240279.html
韓国ソウル市の淑明女子大学は24日、卒業生が最大1年間無料で学生の身分を維持できる「ポスト学士課程」を来年3月の新学期から始めると発表した。就職難で卒業をためらう学生が増えている状況に対応した「経済危機克服対策」と説明している。
同大は創立102年の歴史を誇り、梨花女子大学と並ぶ韓国の名門女子大。今年、進学や軍入隊、海外留学者などを除いた新卒者のなかで、実際に就職した学生の比率は68.9%。淑明女子大学は72.3%で全国平均を上回った。
それでも就職難には変わりない。卒業に必要な単位を全部履修せず、来年も望んで大学に残るとみられる学生は346人に上り、昨年よりも50人以上増える見通しだ。
徴兵制のある韓国では卒業後に軍勤務を経て就職する男子学生も珍しくない。直ちに入社しなくても新卒扱いにするケースが多いが、企業側は特別の理由なしに就職を先延ばしする「新卒者」の採用を嫌う傾向があるという。
このため、卒業後も1年間は学生の身分を維持できる仕組みを編み出した。学び足りなかった講義を追加で受けたり、国内外のインターンシップ活動に参加したりできる。図書館などの教育施設や大学のインターネットサービスなども無料だ。大学にとって「赤字」になるため、同大の卒業生に限るという。
ん~??? 要は卒業単位を満たしていても、あえて格安な費用で留年の選択史を与えるということなのでしょうが、青山学院の特例措置は、企業の採用担当者に与える印象としてはどうなんでしょうね???
確かに日本の大企業の場合、とりわけ書類選考の段階では新卒採用が有利かとは思いますが、どうしても入社したい企業ならば、入社したい熱い思いを書いた書類でも添付すれば、新卒扱いでなくても、面接のステージまでは進めると思います(もしそんな方まで、書類選考で機械的に落とすような企業ならば、新卒学生を託す企業としてはふさわしくないでしょうね…)し、あとは本人の実力次第。
それに留年するといっても、日本全国から学生が集まってくる青山学院大学ならば、おそらくは普段の授業に出る必要もなく、地方出身者は一旦実家に戻って就職活動をすることになるかと思いますが、外国に長期留学するならまだしも、就職のためだけに、あえて留年という選択史を選ぶ考え方の方が、私にはどうしても理解できません。
新卒ブランドに拘る学生やその親に対しては、『何かやりたい仕事があってその会社に就職したいのか、それとも特定の会社に入社したいだけなの?』と問い正したくなりますし、こういった報道を聞くと、大学って一体何をするところなんだろうと考えさせられるものがありますね。
一方、日本と同じく世界不況の影響を受けている韓国では、淑明女子大が卒業生が最大1年間無料で学生の身分を維持できる「ポスト学士課程」を来年3月の新学期からスタートするようです。
まあ、韓国や中国の場合は、日本と比べると(大学進学率一つとっても)大卒の肩書きの重みそのものが違うのでしょうし、日本以上に女性への就職差別もあるのかもしれませんが、青山学院大学といい、淑明女子大学といい、本当に配慮になるのかな…などと一旦社会に出た者としてはどうしてもそんな感想を持ってしまいます。
朝日 http://www.asahi.com/national/update/1221/TKY200812210170.html
日経 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20081222AT1G2200U22122008.html
青山学院大は、企業から内定を取り消された学生が、単位などの卒業要件を満たしていながら留年を希望した場合、授業料を減額する方針を決めた。就職には新卒が有利とされるため「もう一度新卒として活動したい」という学生を支援する。来春から1年間だけの特別措置という。
これまでも不足単位がごく少ない学生には、授業料の半額近くを免除してきたが、減額幅をさらに広げる。具体的な額は検討中。同大では卒業要件を満たしていると、たとえ希望しても留年できないが、特別に在学を認める。上倉功進路・就職センター事務部長は「学生の経済的負担を極力軽くしたい。留年のために故意に単位を落とす必要もなくなった」と話す。
内定取り消しにあった同大の学生は、大学側が把握しているだけで8人。うち7人は経営破綻(はたん)、1人は「業績不振」が理由だった。半数以上が就職活動を再開している。
就職浪人学生、講義1年間無料に 韓国名門女子大2008年12月25日 朝日
http://www.asahi.com/international/update/1224/TKY200812240279.html
韓国ソウル市の淑明女子大学は24日、卒業生が最大1年間無料で学生の身分を維持できる「ポスト学士課程」を来年3月の新学期から始めると発表した。就職難で卒業をためらう学生が増えている状況に対応した「経済危機克服対策」と説明している。
同大は創立102年の歴史を誇り、梨花女子大学と並ぶ韓国の名門女子大。今年、進学や軍入隊、海外留学者などを除いた新卒者のなかで、実際に就職した学生の比率は68.9%。淑明女子大学は72.3%で全国平均を上回った。
それでも就職難には変わりない。卒業に必要な単位を全部履修せず、来年も望んで大学に残るとみられる学生は346人に上り、昨年よりも50人以上増える見通しだ。
徴兵制のある韓国では卒業後に軍勤務を経て就職する男子学生も珍しくない。直ちに入社しなくても新卒扱いにするケースが多いが、企業側は特別の理由なしに就職を先延ばしする「新卒者」の採用を嫌う傾向があるという。
このため、卒業後も1年間は学生の身分を維持できる仕組みを編み出した。学び足りなかった講義を追加で受けたり、国内外のインターンシップ活動に参加したりできる。図書館などの教育施設や大学のインターネットサービスなども無料だ。大学にとって「赤字」になるため、同大の卒業生に限るという。
ん~??? 要は卒業単位を満たしていても、あえて格安な費用で留年の選択史を与えるということなのでしょうが、青山学院の特例措置は、企業の採用担当者に与える印象としてはどうなんでしょうね???
確かに日本の大企業の場合、とりわけ書類選考の段階では新卒採用が有利かとは思いますが、どうしても入社したい企業ならば、入社したい熱い思いを書いた書類でも添付すれば、新卒扱いでなくても、面接のステージまでは進めると思います(もしそんな方まで、書類選考で機械的に落とすような企業ならば、新卒学生を託す企業としてはふさわしくないでしょうね…)し、あとは本人の実力次第。
それに留年するといっても、日本全国から学生が集まってくる青山学院大学ならば、おそらくは普段の授業に出る必要もなく、地方出身者は一旦実家に戻って就職活動をすることになるかと思いますが、外国に長期留学するならまだしも、就職のためだけに、あえて留年という選択史を選ぶ考え方の方が、私にはどうしても理解できません。
新卒ブランドに拘る学生やその親に対しては、『何かやりたい仕事があってその会社に就職したいのか、それとも特定の会社に入社したいだけなの?』と問い正したくなりますし、こういった報道を聞くと、大学って一体何をするところなんだろうと考えさせられるものがありますね。
一方、日本と同じく世界不況の影響を受けている韓国では、淑明女子大が卒業生が最大1年間無料で学生の身分を維持できる「ポスト学士課程」を来年3月の新学期からスタートするようです。
まあ、韓国や中国の場合は、日本と比べると(大学進学率一つとっても)大卒の肩書きの重みそのものが違うのでしょうし、日本以上に女性への就職差別もあるのかもしれませんが、青山学院大学といい、淑明女子大学といい、本当に配慮になるのかな…などと一旦社会に出た者としてはどうしてもそんな感想を持ってしまいます。
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