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ふぐ料理チェーン、筆頭株主は財務省 株物納で相続税 

2007-02-11 15:30:23 | Weblog
ふぐ料理チェーン、筆頭株主は財務省 株物納で相続税 2007年02月10日 朝日
http://www.asahi.com/national/update/0209/OSK200702090064.html
 フグ料理チェーン「玄品ふぐ」などで知られる関門海(東証マザーズ上場、大阪府松原市)は9日、財務省が同社の発行済み株式の29.8%を保有する筆頭株主になったと発表した。創業者の死去に伴い、親族が同社株を相続税として物納したためだ。経営破綻(はたん)した金融機関を一時的に国有化する場合などを除き、国が上場企業の筆頭株主になることはあまり例がないという。
 同社によると、筆頭株主で約68%を保有していた創業者の山口聖二さん(当時44)が05年11月、交通事故で亡くなった。翌年8月、山口さんの子ども3人が約23%ずつ株式を相続。3人は一部を資産管理会社に売却後、約10%ずつを物納した。結果、今月2日付で財務省が筆頭株主となった。
 同社の経営は、創業時からの同僚らに引き継がれており、物納分は経営陣らが取得を考えているという。
 財務省によると、物納された上場企業の株式は、委託先の証券会社を通じて速やかに市場で売却する仕組みになっている。相対で買い戻すことはできず、同社が買い戻すには市場で買い増すか、公開買い付けするかに限られているという。
 同社は80年9月の創業。「てっちり」を1980円で販売するなど、割安感が受けて急成長した。現在、大阪や兵庫、関東地方を中心に計117店がある。


 なんでマザーズ上場株の筆頭株主が財務省? と思ったのですが、創業者が44歳の若さで交通事故死したこともあり、かといって子供が後に継ぐには若すぎることもあり、自社株を物納する形でしか相続税を納税できなかったようです。
 こういったケースならば、通常は取引銀行が資金を提供して、残っている幹部にMBOさせてもよかったのでは…とも思うのですが、29.8%の株式を全て買い取られると、経営権を乗っ取られかねないだけに従業員にとっては心配の種ではないでしょうか。


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