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泉大津市長:自民党の公募に応募 大阪18区

2012-10-14 14:06:04 | Weblog
泉大津市長:自民党の公募に応募 大阪18区 2012年10月13日 毎日夕刊
http://mainichi.jp/select/news/20121014k0000m010034000c.html
 大阪府泉大津市の神谷昇市長(63)が、次期衆院選で、大阪18区の自民党の公募に応募する意向であることが13日、分かった。毎日新聞の取材に、市長を続けたまま応募すると明言し、「公認が決まれば辞職する」と語った。
 神谷氏は今年9月に無投票で当選し、3期目。取材に対して「今まで市で実行してきた行政コストを下げる改革を、国でも実施したい」と話した。
 大阪18区の自民党の候補者は、立候補予定だった新人の遠藤敬氏(44)が9月末に大阪府連に離党届を提出、空白になっていた。自民党は今月中旬にも公募する予定。



 自民党と言えば、世襲人事があるかと思えば、思うように後継者の擁立がままならず、管轄区域の自治体の首長から国会議員に鞍替えさせて擁立…という苦肉の策を強いられている地域もあるようです。
 大阪の泉大津市の神谷昇市長が「公認が決まれば辞職する」との条件付きで、市長を続けたまま大阪18区の自民党の公募に応募する意向を示しました。

 う~ん。確かに当初立候補予定だった遠藤敬氏が、日本維新の会への賛同を表明していて離党してしまったこと。2009年9月の衆議院選挙で敗れた中山太郎氏は現時点で88歳とかなりの高齢で、しかも2010年5月に自民党を離党済なことから、対立候補の擁立に苦労しているのはわからなくもないのですが、この神谷昇氏は、2004年09月に初当選してから08年は無投票再選。そして12年しかも先月の9月9日に再度の無投票再選を決めたばかりの人。
 無投票当選のため、市職員による人件費など選挙にかかる諸経費はかかっていなかったとはいえ、就任1カ月で放り出すのはあまりにも無責任ですし、100歩譲って出馬するとしても、せめて後継者を指名してから現市長の座を一旦辞職した上で、元市長の肩書になってから出馬するのが筋ではないでしょうか…。
 大人の事情があるとはいえ、いきなり辞職の可能性を示唆された泉大津市民も感情的に納得しないものがあるでしょうし、こういう逃げ場を残した応募は他の候補者に対しても失礼極まりないと思います。


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