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千葉 松戸市長に本郷谷氏再選

2014-06-16 07:52:21 | Weblog
千葉 松戸市長に本郷谷氏再選 2014年06月16日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/local/chiba/news/20140615-OYTNT50396.html?from=ycont_top_txt
 松戸市長選は15日、投開票が行われ、現職の本郷谷健次氏(65)(無所属)が、新人の杉浦誠一氏(64)(無所属=自民、公明推薦)、前市長の川井敏久氏(71)(無所属)、新人の伊藤余一郎氏(72)(共産)の3人を破り、再選を果たした。投票率は35・56%(前回42・07%)だった。当日有権者数は38万7099人。
 本郷谷氏は「街づくりを自分たちでやっていこうと戦い、期待をいただいた。子育て環境の整備など市民の意見を聞きながら進めていきたい」と語った。
 本郷谷氏は、子どもの医療費助成対象年齢の引き上げなど1期目の実績をアピール。市中心部に文化施設を整備する今後の政策なども掲げ、支持を集めた。
 杉浦氏は固定資産税減免など住環境整備による子育て世帯の呼び込み、川井氏は周産期、3次救急医療などに特化した新市立病院構想、伊藤氏は高齢者向けコミュニティーバスの運行などを訴えたが、いずれも及ばなかった。


★千葉県松戸市 市長選挙結果 (投票率35.56%)
当 47560 本郷谷健次(65) 無現
  44236 杉浦誠一(64) 無新=自民、公明推薦
  32076 川井敏久(71) 無元
  11302 伊藤余一郎(72) 共新




 千葉県松戸市は、東京都特別区に隣接する人口約48万人の市で、市長選は4年前の前回市長選で当時の現職(1994年-2010年)だった川井敏久氏を破り初当選。2010年7月から1期4年現職を務めて再選を目指す65歳の本郷谷健次氏に、その前市長で71歳の川井敏久氏、前市議で自民・公明が推薦する64歳の杉浦誠一氏、前市議で共産公認の72歳の伊藤余一郎氏の4人による争いとなりましたが、
 「文化の香りを高める松戸としてイメージアップし、若い世代の転入を図る」と訴えた本郷谷健次氏が47560票を獲得して
 「3世代が同じ地域で暮らせる政策を進め、30年後を見据えた松戸づくりを行う」と訴え44236票を獲得した杉浦誠一氏
 「大型病院建設は財政破綻を招く。市民税減税で子育て世代を呼び込む」と訴えた32076票を獲得した川井敏久氏
 「若者の就職支援を進める、市民に優しい市政を実現すればまちは発展する」と述べて11302票を獲得した伊藤余一郎氏 の3新人を振り切って再選を決めました。


 それにしても、この4人は実は前回選挙選にも揃って出馬している(前回は5人による争い)のですが、前回選挙選では老朽化した市立病院(同市上本郷)の東松戸地区への新築移転を訴えた当時の市長の川井氏に、市議だった本郷谷氏が現在地での建て替えを掲げて挑み初当選を決めたものの、議会の反発もあり千駄堀地区への新築移転を決めたものの着工に至らずといった混乱も見られたようですが、ひとまずは現職が自民・公明が推薦する候補を振り切った格好。
 4年前まで現職だったとはいえ70歳を過ぎた川井氏は現職と杉浦氏の争いに埋もれてしまうのだろうな…と予想していたら自民・公明組織票を得た杉浦誠一氏には順位で抜かれ1万5000票以上獲得票数を減らすも、それでも3万2000票強を獲得する善戦。
 選挙結果がどうあれ老朽化した病院の建て替え問題をこれ以上膠着化させるのは好ましくありませんし、再選を決めた本郷谷健次氏がどう議会との交渉を進めていくかが強く求められる形になりそうですね。


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