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東京・新宿区長選、前都議の吉住氏が初当選

2014-11-10 09:12:28 | Weblog
東京・新宿区長選、前都議の吉住氏が初当選 2014年11月10日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/20141109-OYT1T50077.html
 東京都新宿区長選は9日、投開票が行われ、新人の前都議・吉住健一氏(42)(無=自民、公明推薦)が、新人の弁護士・岸松江氏(52)(無=共産推薦)を破り、初当選した。
 投票率は25・80%。
 吉住氏は、今期限りで引退する現職の中山弘子氏(69)から後継指名を受け、中山区政の継承と発展を訴えた。

★東京都新宿区 区長選挙結果
当 吉住健一 39127
  岸まつえ 24262

 東京都新宿区は23区西部の人口約33.4万人の昼間人口が夜間人口の約2倍半もいる特別区で、区長選は現職の中山弘子氏が引退を表明したことから、元都議で自民・公明が推薦する42歳の吉住健一氏と、弁護士で共産が推薦する52歳の岸松江氏の2新人による争いとなりましたが、
 区の持続的発展のためには「区民が暮らしやすく、働きやすい環境でなくてはならない」と主張。「新宿駅で乗り降りする一日三百五十万人のためのインフラ整備や、さらに人が集まる街づくりを実現する」と訴え、にぎわいと暮らしやすさの向上を同時に目指すと述べた吉住健一氏が39127票を獲得して
 「女性が生き生き暮らし、働ける社会は皆が安心できる社会」と女性支援策の充実を強調。「区では昨年三億円の財政黒字があり、三百億円以上の積立金もある」と主張し、待機児童の解消や特別養護老人ホームの増設を訴え24262票を獲得した岸松江氏 に1万5000票近い差をつけて新人同士の争いを制しました。

旭川市長に西川氏が3選 東氏を下す

2014-11-10 09:08:26 | Weblog
旭川市長に西川氏が3選 東氏を下す 2014年11月10日 北海道
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/573479.html
 任期満了に伴う旭川市長選は9日投票、即日開票され、無所属で現職の西川将人氏(46)=民主推薦=が7万9355票を獲得し、無所属新人で前道議の東国幹氏(46)=自民、新党大地推薦、公明支持=を1万3417票差で破り、3選を果たした。当日有権者数は29万1471人。投票率は50・43%で、2010年の前回市長選を1・1ポイント上回った。無効票は1696票。
 両候補の公約に際立った違いはなく、2期8年に及ぶ西川市政の評価や人口減少対策が争点となった。道内市長選では2年ぶりに自民、民主が対決し、来春の統一地方選の前哨戦として注目された。
 西川氏は「北の恵み 食べマルシェ」開催や企業誘致などの実績をアピール。3期目も市民対話重視の姿勢を示し、子育て支援拡充や公立大学の設置などを公約に掲げた。
 民主や連合の支援のほか、保守層の一部にも浸透。知名度を生かして無党派層などから支持を集めたほか、候補擁立を断念した共産支持者の一部も取り込んだ。
 一方、東氏は自民党道議を辞職して立候補。「保守団結」を強調し、推薦政党の国会議員や高橋はるみ知事が応援に駆けつけ、国政、道政との結びつきを訴えた。しかし、西川氏が2期8年で経済界と一定の関係を築いた上、自民党の候補選考の遅れもあり、東氏は保守層を固めきれず、無党派層も取り込めなかった。

◆北海道旭川市 市長選挙結果
当 79355 西川将人 46  無現(民推)
  65938 東国幹  46  無新(自大推、公支持)


 北海道旭川市は道中部の人口約34.7万人の道2位の都市で、市長選は2006年11月から2期8年現職を務めて3選を目指す民主が推薦する46歳の西川将人氏に、前道議で自民・新党大地が推薦する46歳の東国幹氏が挑みましたが、
 食のイベント「北の恵み 食べマルシェ」開催や企業誘致、保育所の定員増や財政健全化を進めた実績を強調。「今後も市民の声をまちづくりに生かす」とし、海外や国内への販路拡大や子育て関連の助成拡充などを掲げた西川将人氏が79355票を獲得して
 西川氏の市政運営を「リーダーシップに欠け、地域の停滞を招いた」と批判・刷新を訴えると共に、人口減少対策で食品製造拠点の確立や企業誘致活動の強化を掲げたほか、第2子からの幼稚園・保育料無料化などに取り組むと述べ65938票を獲得した東国幹氏 を振り切って3選を決めました。
 通常は民主党よりの新党大地が自民の推す東候補の推薦に回ったこと。東候補の年齢が現職西川氏と同じ46歳と若手でこれはちょっとわからないな…と思っていたのですが、最後は2期8年の実績が支持される形で現職が挑戦者を振り切る形になったでしょうか。

新潟市長選、篠田氏が4選

2014-11-10 09:00:26 | Weblog
新潟市長選、篠田氏が4選 2014年11月10日 新潟日報
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20141110144686.html
 任期満了に伴う新潟市長選は9日投票が行われ、即日開票の結果、無所属の篠田昭氏(66)が9万5301票を獲得し、4選を果たした。前自民党市議で無所属新人の吉田孝志氏(52)は8万8206票、弁護士で無所属新人の斎藤裕氏(40)は7万9851票で、共に健闘したが及ばなかった。
 平成の大合併から10年目、政令市移行から8年目。少子高齢化対策や連節バス方式のBRT(バス高速輸送システム)計画の是非が争点になった選挙戦は接戦となり、篠田氏が辛くも逃げ切った。投票率は40・57%。過去2番目に低かった前回選を9・53ポイント上回った。
 篠田氏は3期12年の実績を強調し、経済界や各政党などに広く支援を求め組織戦を展開。「安心政令市新潟」の実現を訴えた。各年代から支持を集め、追いすがる2新人を振り切った。
 篠田氏は当選確実となった午後10時すぎ、中央区出来島1の選挙事務所で政治・経済関係者や支持者らに囲まれ万歳。「新潟の可能性を最大限切り開く取り組みをしっかりやる。BRTは市民の誤解を解くべく説明していく」と語った。
 敗れた吉田氏は、自民党の市内7地域支部の支持をてこに保守層に食い込んだ。BRT白紙撤回などを訴え、終盤に勢いをつけて篠田氏に迫ったが、届かなかった。吉田氏は事務所で「力が及ばなかった。最大限の支援を頂き、感謝している」と敗戦の弁を述べた。
 斎藤氏は「市民党」を掲げ、支援を受けた共産党以外からの支持獲得も狙った。強く訴えたBRT計画中止に共感する市民のほか、無党派層に広く浸透したが及ばなかった。斎藤氏は支持者を前に「残念。篠田市政に対する批判が強いことは間違いない」と語った。
 当日有権者数 65万8862▽投票者数 26万7270▽投票率 40・57%▽無効 3912▽持ち帰り 2
★新潟市長選挙結果
当 95301 篠田昭
  88206 吉田孝志
  79851 斎藤裕



 新潟市は人口約80.8万人の県都・政令指定都市で、市長選は2002年11月から市長に就いた現職で4選を目指す66歳の篠田昭氏に対して、弁護士で40歳の斎藤裕氏、前市議で52歳の吉田孝志氏の2新人が挑みましたが、
 3期の実績を強調。「新潟の可能性を切り開く」として、首都圏災害時の救援拠点化や農業特区による農業・産業振興を訴えた篠田昭氏が95301票を獲得して
 「100万人政令市」を掲げ、産業ビジョン策定による雇用拡大や商業振興を強調。BRT計画の白紙撤回も訴え88206票を獲得した吉田孝志氏
 BRT計画を「無駄な事業」と批判。大型公共事業依存を見直し、子ども医療費助成の充実や中小企業振興を掲げて79851票を獲得した斎藤裕氏 の両氏を何とか振り切って4選を決めました。
 ん。新潟市内の各区の投票結果を見ると、市の中心部の中央区や南区では吉田氏にリードを許し、北区や秋葉区で現職の強みを出してかろうじて両新人を振り切った形。
 BRT導入で恩恵を受けるはずの地元中央区でさえ反対票が圧倒する中、4選を決めた篠田昭氏が公約通りBRT計画を推し進められるのか。
 仮にBRT計画を修正するならば、主要拠点にバスが集中することによる交通渋滞や効率性の悪さの問題をどう解決していくのか。
 4選は決めたとはいえ市民から完全に信任を得たとはいえない支持率だけに、篠田氏も難しい舵取りを求められそうですね。