アバウトなつぶやき

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コートールド美術館展

2020年01月25日 | かんしょう

先々週のことですが、愛知県美術館で開催中の「コートールド美術館展」を観てきました。今回は土曜日。シロウタと一緒に休日はちょっと珍しいです。

おかげでスライドトークに参加することが出来ました。次週だと「怖い絵」でお馴染みの作家、中野京子さんの講演会があった様だけどそれは仕方ない。

トークが始まった際、「この中でコートールドに行ったことあるよって言う方居ますか?」と尋ねたら、手を上げたのは(私の見える位置からは)お一人でした。
そうですよね、少ないですよね、みなさんロンドンに行ったらまず大英博物館へ行ってしまう。そしてナショナル・ギャラリーやテート・モダンへ行った辺りで時間が足りなくなってしまうのでコートールドまで足を運ぶ方はなかなかいらっしゃらない、、、という事を学芸員さんがおっしゃいました。
あぁ…分かる、わかります。私は海外の美術館には疎いのもあって、今回展覧会の事を知るまでコートールド美術館のことを知りませんでしたから。
他の方達が私と同じとは言いませんが、この企画で紹介されるまで《フォリー=ベルジェールのバー》がマネの最晩年の作である、とかこの作品がコートールドにあると言うことを知らなかった人は少なくないだろう…と思う。
コートールドが改修工事のために貸し出ししてくれてるおかげで、この作品たちを観ることが出来るけど、こういうことでも無かったら私の生涯で観ることのなかった作品たちだろうなぁ、としみじみ思います。

コートールド氏のコレクションは「卓越した審美眼」と称されるのが頷ける、名作揃いです。
印象派の名作がそろい踏み。マネ、ルノワール、ドガ、セザンヌ、ゴーギャン、とビッグネームが揃っているんだから観ないわけには行かないですよね。
しかし、ビッグネーム過ぎてここの作品に感想を書くのは気が引けます。ファンや研究者が多すぎる

出展は60点ですが観れば重力を感じる作品群のうえに、ピックアップ作品についた解説が入念かつ分かりやすいのでとても楽しめる展覧会になっていました。



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