アバウトなつぶやき

i-boshiのサイト:「アバウトな暮らし」日記ページです

'15日本のガラス展

2016年09月28日 | かんしょう
ただいまパラミタミュージアムでは'15日本のガラス展を開催中。

会期初めの8月の終わりごろにまず前期を観たのですが、ガラスの美しさにうっとり♡
そうだ、私ってガラスがすごく好きなんだった!てなことを思い出し、後期にも足を運んできました。


ガラス工芸協会主催のこの作品展。
3年ごとに開催されているようなのですが、1999年以来一般公募が行われていなかったようです。
公募作家の作品があったおかげで個性の違う作品をたくさん見ることができてとても楽しい!
ガラスの表現がたくさんあることを改めて認識します。



私はガラスは透明度の高いものが好ましく、ガレよりラリックが好きです。
もちろんエミール・ガレドーム兄弟も好きなんですが、あれはアール・ヌーヴォーのデザインがあってこそだと思ってます。そして、ランプのように灯りがあってこその美しさなのかなぁ、と。
いやいや、確かにランプは秀逸なんだけど、花瓶とかも素晴らしいですし。パート・ド・ヴェールもエナメル彩もやっぱり好きですし。
結局、ガラス作品全般好きなんですよねぇ。
透明感、光の反射、飴のような断面、個体より液体であると言われてきた神秘の物質。
ホント、ガラスって魅力的な素材です。

今回、「なんて素敵~!」とか「どれだけでも見ていられそう」と思ったのは上野ツカサ氏の『水の記憶』、磯谷晴弘氏の『泉』、海藤博氏の『光の器』、小林淑郎氏の『未来』、高木ひろ子氏の「想う」、中原司氏の「ゆれる」、藤井哲信氏の宙吹硝子三層盛器『アクア』、山本菜央氏の『一滴ずつ』、、、メモしたのはこんな感じですが、他にも素晴らしい作品、気に入った作品はてんこもりでした。
結局、作家のカタログみたいな気持ちで図録買っちゃったわ。

今までもこの作品展が巡回してたんだろうと思うと悔やまれます。もっと気にしてれば良かった。
次、3年後ですか。。。
次回も絶対観に行こうと誓った展覧会でした。
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世界遺産 ポンペイの壁画展

2016年09月28日 | かんしょう
先日、会期の終了した「ポンペイの壁画展」。


先々週にシロウタと観に行ったんだけど、感想書く前に終わっちゃったのでもう細かい説明と感想は割愛。
他にも感想書きたい展覧会もあるので、後日、その気になったら再編集するということで。(なるんかいな)
とにかく「これが弥生時代に描かれてたなんて、文化水準が高すぎる!」と驚いてきました。



平日は写真撮影OKな展示がいくつかあり、記念なんだから撮っておこうと思って撮ってきたのがコチラ↓
  
「カルミアーノ農園別荘」の壁画を当時の別荘を再現した状態で展示しています。
 
▲こちらがキャプション。

当時の貴族の教養としてギリシャ神話は外せないらしい。
それで壁画に描かれているのですが、教養の足らない私としては分からない題材がいっぱい(涙)
里中満智子先生の描いたギリシャ神話、図書館で借りて全巻読んだはずなんだけど覚えてないのが悔やまれます。
  

楽しかったから、途中の写真スポットで写真撮ってきた。

衣装やら小道具やら置いてあるんだけど、みんな恥ずかしがってやる人なんていやしねぇ。
私がシロウタに撮ってもらってるところをケータイで撮ってる人がいたので「私なんか撮ってないで次どうぞ」って言ったら逃げられた。
阿呆になって楽しんだほうが良いと思うのですが、、、年甲斐なくてすみません。
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ダリ展

2016年09月03日 | かんしょう
新学期の始まった9/1、京都市美術館で開催中のダリ展を観てきました。

私は若いころは熱狂的にシュルレアリスムを追っかけてた時期があり、もちろんその対象にはダリがいました。
ダリが近代美術にハマったきっかけと言って過言ではありません。

▲記憶の固執(1931年) 中学生の時に教科書で見たキリコの形而上絵画とこの絵がそもそもの発端
本当に、シュールなものが好きだったんですよね、昔は。
理解できなくても、それに触れている間は自分の知的欲求が満たされている気分になって生きていることの実感が伴っている気がしたものです。
でも、家庭を持って子どもを育てたせいか生活により生きている実感が得られるようになってきた今。年くったせいもあり思索を要する絵画から離れがちになってきたワタクシとしては、ダリは気合を入れて見る対象ではなくなってきていました。
そのせいで今回京都でダリ展を開催すると聞いてもわざわざ足を運ぶまでもないかな、と思っていたのですが、気が変わったのはこちら↓のリーフレットのおかげ
 
先月のルノワール展を観に行った時においてあった国立新美術館のものなんですが、すごくダリっぽいデザインでイイ!
スキャンして加工もしてない画像なのでわかりづらいですが、これ、紙自体にうにゃうにゃとしたカットが施されています。で、そのカットが額縁のようにシンメトリーではなく不定形な形をしていてすごくダリらしい。表側の茶色く見えるベース部分も実物はブロンズがかったゴールドのインクでインパクトがあるのです。
マンガもCDもジャケ買いすることはほとんどない私ですが、このリーフレットを見たらすごくダリ展を見たくなりました。


▲京都市美術館のリーフレットは普通にA4定型。同じ展覧会でも巡回先で違いが結構あるんだと実感。

さて、展覧会の内容ですが回顧展ということもありダリの生涯を通じた活動内容を紹介していてとても幅広い展示になっています。
ダリ作品を観ることやダリ自身の事を知りたい人ならとても興味深い展示だと思います。
ただ、今の私にとってはちょっと物足らない展示で非常に残念でした。(このブログは私の日記なので主観です)
何より、私の一番好きなダリのモチーフである「燃えるキリン」が全然いなかった(泣)
いや、正確に言えば「燃えるキリン」は『シュルレアリスム的闘牛』のエッチングの中の1枚にいるにはいたんですが、首から上のキリンが
視線あちこち向けてよだれ垂らしてる絵で、「私の好きなクールで緊張感のあるキリンじゃなく、頭の悪い牛にしか見えん」と思ってしまった。
ダリの「活躍」がクローズアップされている展覧会な気がして、私向きではなかったかな。ダリの絵は同じモチーフが繰り返し使われているため、そこに焦点を当てて紹介する展覧会をやってくれたらちょっと嬉しい。(実際に見たら飽きるかな…)

同じモチーフといえばダリは縄跳びをする少女をよく描きますが、この少女が不思議の国のアリスの挿絵として使われていたのを今回初めて知りました。アリスとあの少女を同一として描くって、ダリって肝が据わってる。っていうか、芸術家って独自の解釈を堂々と発表できるからこそ芸術家なのかも。

▲縄跳びをする少女のいる風景(1936年)
私、キリコの「通りの神秘と憂鬱」はもちろん、小川未明の小説「金の輪」も好き。だからこれに神秘性を感じるのは言うまでもなく、不思議の国のアリスの「不思議」と呼応しているのは認めるけど、、、個性強すぎ。

あとはリトグラフ『ガラの晩餐』シリーズはとても面白かった。
テーマがはっきりしていてインパクトがあり、書き込みも細かくてデザインとしてのバランスも素晴らしい。そしてちゃんとグロテスクなのもダリらしいと感じました。

---
ダリ展を見てきたと職場で言ったらまっちゃんに「ダリって怖くないですか?」と聞かれました。
若いころの自分はとても不安定で、そんな時に不安にさせる絵を見ると「自分の持っている不安」が「絵を見ている不安」に置き換えられる気がして逆に落ち着いた。失恋した時に悲しい歌を聴くと慰められるのと同じ感じかな~、と言ったらとても納得されました。
彼女は絵を描く人なので、自分が描いたものの中で不気味な感じのする絵は相手を不快にさせる気がして発表せずにいたとか。けれど、描く時というのはそういう絵ほど集中して入り込んでしまうらしい。
不安な絵っていうのもちゃんと需要があるんだ、と思えたらしく今度から発表してくれそう。今回の展覧会を見た結果として、一番良かったことって実はこれかもしれない。
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ルノワールの時代展

2016年08月06日 | かんしょう
昨日のこと。次男の中学では夏休みの宿題に美術館レポートがあります。どこでもいいから美術館へ足を運び、指定の用紙に感想を書き込むというモノ。
そこで部活で一緒の同級生たちを連れて、名古屋ボストン美術館へ行ってきました。
 素直なメンバーなのでちゃんと私の相手をしてくれて楽しい♪


平日の午前中にしては観覧客は多めです。でも、決して混雑と言うほどではありません。なのにうちの次男は「人が多くて観づらい」ってこぼしてました。一体どんだけ人混みに不慣れなんだ。


「ブージヴァルのダンス」は11年ぶりの名古屋ということ。
今回、日本にダンス3部作が揃っている、と賑わっている割にはこの絵の前に人だかりが無いってのは名古屋って感じです。この辺の人には「あ、また観れた」って感じなのかな。

印象派の作品が多いかと思いきや、18世紀の産業革命以降から20世紀初頭までのヨーロッパの都会と田舎の関係を紹介していくため様々な表現があってバリエーションに富んでいます。
たくさん気に入った作品があったのですが、まずはパリにきたアメリカ人画家の作品がとても気に入りました。

▲《カキ漁、カンカルにて》ジョン・シンガー・サージェント1878年
光の表現が素晴らしい。

私は先日のルノワール展の続きという気持ちで足を運んだのですが、この展覧会は「ルノワール」の名前が入っているものの主題はその「時代」にありました。名画を通して歴史を知るという構成です。
そのため、この頃に発達した写真も何点か出展されています。時代をそのまま切り取っている視点が大切な写真もあれば、写真技術を駆使して芸術性を求める写真もありました。
また、風刺画もありました。日刊新聞「シャリヴァリ」に掲載されたオノレ・ドーミエの風刺画はユーモラスなタッチで時代を表現しています。
大きく膨らんだスカートの流行を風刺する《冬の歳時記 第1図 雪空のクリノリン・スカート「お嬢さん、お払いしましょうか?」》は、傘からはみ出したスカートに雪が積もっている様子を切り取っていて、流行を追う滑稽さは女性目線でも同感です。
そんな風で、絵画として鑑賞するだけでなく描かれている内容が気になる作品も多いのです。
《橋のたもとの洗濯女》(ウジェーヌ・ルイ・ブーダン 1833年)を見て「ああ、こんな文化が発達してきててもまだ水道が無いから川で洗濯するんだ」、とか同じ《スケートをする人々》というタイトルのエッチングを見て1889年作のジェームズ・アンソールの作品は人がバタバタと転倒しまくりなのに対しマックス・リーバーマンの作品は1923年以降作だからみんな余裕が出来て遊び上手になってきたのかしらなんて思ったり。

▲《カフェ・ブリュ、サン=クルー》ロバート・アール・ヘンライ1895-99年頃
↑の作品はポニャド(粗描画)と呼ばれる、その場でさっと描いてしまう作品とか。
両手で隠れそうな大きさの作品のため、近くで見ると本当に粗く描かれています。でも、こうやって縮小で見るとちゃんと奥行きまで表現されててさすが。
あと、エドワード・ダーリー・ボイトの《凱旋門、パリ》(1883年)は、当時の雰囲気も迫力も伝わる印象的な絵でした。これが水彩なんだからすごい。



いろんな画家の視点のため表現も着眼点も幅広く、正直言ってルノワールのオンパレードだった「ルノワール展」よりこっちの方が断然面白かったです。。。

 
会場入り口に展示してあったダンスの衣装、係の人に「このスカートの中って見れるんですか?」って尋ねたらいそいそと外して見せてくれました。
想像してたとおりだけど、通りすがりの女性が「この頃は針金とかじゃなくて鯨の骨とかじゃないかしら。赤毛のアンで書いてあったわよ」って教えてくれました。なるほど、勉強になります。
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土木展

2016年08月05日 | かんしょう
「ルノワール展のついでに森美術館でも行く?気になる展覧会とかあったら行くけど?」とワダちゃんに言われ、それなら…と冗談のつもりで言った「土木展」。
興味はあったけど展覧会って感じの催しじゃないし、と思ったのに想像以上の食いつきをワダちゃんてば見せてくれました。「アタシ、なんならルノワールより楽しみかも」とまで。

と、いうわけで21_21 DESIGN SIGHTで開催中の土木展にも行ってきました!





会場は動画や音声録音でなければ撮影可能。
40代の女二人がはしゃいで撮りまくってきました。



まずはこんな感じの大きな投影図たちがお出迎え。これは東京駅。


アニメーションで土木技術をかわいく紹介。

 
体験型をしっかり体験する、もう数年で50才を迎える女…(涙) ちなみに右の写真は台形の風船でアーチの仕組みを説明する展示。

 
土木写真家の西山芳一氏の写真が壁面を飾り、渋谷駅の模型が展示されています。

 
楽しかったのがこれらで、砂で作った地形にキネクトを使って等高線や標高差のカラーを表示します。測量の事を思えば難しい仕組みじゃないのかもしれないけど、自分で作った造形の高さがすぐに平面表示で見れるのは面白い。


ダム好きにおなじみのダムカレーの食品サンプル。

他にも土木的構造物のある風景を動画で見せる試みがいくつかあったのですが、そちらは残念ながら撮影不可だったので無いんですよね。
モノクロのイラストや写真にプロジェクターで投影するのとか、インスタレーションもなかなか良しでした。

展示数としては決して多くないのですが、専門的過ぎず、土木をデザインとして「楽しむ」ように構成されているのがこちら「21_21 DESIGN SIGHT」のコンセプトと合致していてとても良かったと思います。
ああ面白かった~。
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-オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵- ルノワール展

2016年08月05日 | かんしょう
一昨日、ワダちゃんの休みだったので誘われるがままに国立新美術館で開催中のルノワール展を観に行ってきました。

ただいま日本では東京と名古屋でルノワールを企画していて、両方観れば「ダンス3部作」をコンプリートできます。
教科書でおなじみの「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」が日本初公開なのも気になっていたので、いきなりだったけどなんとか都合つけました。





ルノワールの絵は人物がとても美しく、観ていて安心するしうっとりします。
モネと同時代なので印象派の画家であり、その頃の光を浴びた肌の表現は本当に美しいと思いました。
特に「読書する少女」はブルーの使い方が息をのむほどで、バラ色の肌に落ちた影の表現はもちろんのこと伏せたまつげに置かれたブルーの絵の具は瞳のブルーを思わせて透明感を感じずにはいられませんでした。

もちろん、目玉であり大作である「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」は素晴らしかった!
あの木漏れ日は光であり空気であり音楽であり愛でもある。そんな感じ。
私は技法の説明は出来ないので自分の感覚しか語れないんだけど、美しさの中に臨場感があり、絵の中の世界が生きているのを感じました。







印象派の表現が素晴らしいのはもちろんですが、その全盛期を過ぎ写実的な表現と融合させる頃の作品がやはり私には好ましいです。
話題の「田舎のダンス」と「都会のダンス」は観に来れると思って無くて、さんざん本やテレビで予習しちゃってたので「ああ!これが本物なんだ~」ってのがまず先に来ちゃいました。
もちろん実物は美しく素晴らしいです。実物を観るまでは洗練された「都会のダンス」の方が好きだったのですが、いざ絵を前にすると「田舎のダンス」のアリーヌ(モデルでありルノワール夫人となった女性)の笑顔が語りかけてきて強く印象に残りました。

ルノワールは身の回りの人物や生活を描くことが多く、息子さんの絵が多くあります。
今回の展覧会でルノワールの画家としての人生を順を追って観ていくことが出来たのでしみじみと思ったのが「ジャン(息子)、アリーヌ(奥さん)そっくり」でした。ワダちゃんと「うわ、この口、このほっぺ、お母さんと一緒やん(笑)」って盛り上がってしまったわ。

同時期に生き、同じモチーフを描いた画家の作品も展示されていましたが、やはりメインはルノワール。
終始、美しく穏やかな作品を楽しんできました。

さて、ついでに、、、と近くで開催中の別の展覧会にも足を運んでます。
そちらは次の記事で。
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- 丸沼芸術の森所蔵 -  ベン・シャーン展

2016年08月01日 | かんしょう
先週、時間ができたので三重県立美術館で開催中の「ベン・シャーン展」を観てきました。今回もシロウタ親子と一緒。

ベン・シャーンは1898年にロシア領生まれのユダヤ系家庭に生まれ、移民としてアメリカに渡りました。ヒトラーの台頭してきた時代なので背景が分かりやすいのでは。





初期の作品はセザンヌ、マティス、ルオーなどの影響を受けたのがよく分かります。特に油彩はジョルジュ・ルオーっぽいと感じました。
どこかで見たことのあるような作品たち。
ところが社会批判的性格の強い作品で注目を浴びた、というだけあって、ポスターのくだりになると迫力が違ってきます。
その後、表現もだんだん個性的になり、人物がギリシャ彫刻っぽい目鼻の強調された顔になり、やがて彼独自の表現へ変わっていきます。
晩年になると主義主張の強い作品より慈愛の表現が多くなり、優しい気持ちにさせてくれます。
こういう生き方、とても良いですね。。。
シンプルな線でも力強い表現で、観るものの心に残るような作品は近代芸術に影響を与えたと言われるのがわかる気がしました。

美術館に作品リストがなかったので作品名を漫然と見てしまい、感想書こうと思ったら作品名がHPと一致しなかった(汗)トシとると物覚えが悪くって。
うちの地域の中学生、夏休みの宿題に美術館レポートがあるので三重県立美術館へ行く子が結構いると思うんですよね。
できれば作品リスト、用意しておいて欲しかったな。
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~郷さくら美術館所蔵~現代日本画名品展

2016年07月14日 | かんしょう
先週末、次男と一緒に松坂屋美術館で開催されていた 「郷さくら美術館所蔵 -美しき花鳥風月- 現代日本画名品展」を観てきました。



↑のリーフレットは加山又造≪淡月≫です。
私、加山又造の描く桜がたまらなく好き。1990年に偶然もらった創画展のチケットで≪しだれ桜≫を観た時の感動は忘れられません。

郷(さと)さくら美術館は、昭和生まれの日本画壇作家を中心に作品を揃えているとか。
美術館に桜の名があるだけあって、桜の絵がとても多いようです。
また、この展覧会も「美しい花鳥風月」という副題があるとおり本当に美しい作品ばかりでした。

今回気になったのは≪樽見満開桜≫の岸本浩規氏、≪野藤花≫≪紫陽花≫の林潤一氏、そして≪花降る≫≪吉野にて≫の三重県出身:水谷興志氏、それから≪吉備津の弓≫の西田俊英氏でした。
特に西田氏の描く女性の目力の強さには圧倒され、久しぶりに美人画の前で立ち尽くしました。



次男がリーフレットに目を留め「なに、これキレイ」と言った加山氏の桜。
わかってくれて母は嬉しい!
誘ったら珍しく行くと言ってくれたのも嬉しかった(涙)これがあるから、運動部でなくても許す。
観終えてから次男から「今日のはちゃんとキレイな絵ばっかりやったな」とお褒めの言葉をいただきました。私が連れてく展覧会は個性的なのばかりだと敬遠されているけれど、わかりやすく美しい絵もちゃんと好きなのよ。
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PLEATS PLEASE(プリーツプリーズ)の裾上げしてみました

2016年06月16日 | しゅげい
今日まで東京ではISSEI MIYAKEの展覧会が開催されておりましたが、イッセイといえばプリーツプリーズ。
洗濯機で洗ってもプリーツは取れないし色が褪せない、と大変扱いやすいのに個性的なフォルムという優れもの。私も大好きで何着か持ってます。
時々ヤフオクなんかで掘り出し物はないかしら…と眺めているのですが、ある時大好きなストライプ柄のワンピースを見つけました。
ユーズドなのに約2万5千円(汗)。高い。
でも、この柄を見たのは初めてだったのでサイズが大きいかもと思いつつ「どうせ横幅なんてカンケーないし。こーゆーのは出会いだから!」と飛びついてしまいました。

さて、届いてから着てみたところ足首が隠れるほど長い! …身長160cmでサイズ4は無謀でした。
なんで長さをちゃんと確認しなかったんだ(泣)と思ってもあとの祭りです。
もう買っちゃったし、一度も着ないなんていやだ~!!
裾上げすれば良いと思ってはみたものの、プリーツプリーズって先に布を裁断・成形してからプリーツをかけるので、後からプリーツを折り込むとその部分だけくるんと巻き上がってしまうのです。
ショッピングセンター内のお直しの店で尋ねても、プリーツが細かいものは引き受けられないとのことでした。
悩みに悩んでいたら職場のKさんに「いっそのこと裁ちきりにしてボンドでほつれないようにしちゃえば?」と言われました。
名案な気もしましたが、それだと洗濯した時が心配です。また、質感がごわごわするのも心配でした。

そんなときに見つけたのがこれ。

折り目強力、ファッションライナー価格:1312円(税込、送料別)



洋裁の先生がプリーツスカートを作るときに使うという溶液です。
プリーツを付けたいところに吹きかけてアイロンで押さえてプリーツを作ります。
プリーツプリーズのタグには「絶対にアイロンをかけないで下さい」という注意書きがあるのでとても恐ろしかったのですが、このまま着れない服を持っていても仕方がないと自分で自分を説得してこの「折り目加工液」にかけることにしました。

まずハサミを入れます。これが一番ドキドキしました。切ってしまったらもう後戻りは出来ませんから。
裾から長さを測ってラインを引いてからハサミを入れました。


▲もう、裾を切り落としてしまったワンピース。失敗したら2万5千円が水の泡。

10cmほど切った状態がこれです。切ってもこれだけ長いってどんだけ長かったの。
折り目付けが失敗した場合のことを考えて、まずは切り落とした方で実験します。(失敗したらほつれ止めで対応するつもりで)

まず、折り目にそって三つ折りにしました。
はじめはまち針で押さえようと思ったのですが、あまりのプリーツの多さにしつけしてからミシンをかけることにしました。
 
左がしつけ、右がミシンをかけてしつけ糸を抜いた様子です。この段階ではプリーツが反り返って布がくるんと巻き上がっています。

ここに「折り目強力」スプレーをして、いよいよアイロンをかけます。
   

この時は当て布と目打ちを使いながらかなりの時間をかけてアイロンをかけました。
たっぷりとスプレーしたので、スプレーが周りにしたたるほどでした。そのため、はみ出た部分がのりのようなねっとりとした汚れになってアイロン台に付いてしまいました。
幸い服は汚れませんでしたが、まだ新しいアイロン台が汚れてしまってちょっと悲しい。本番は布を敷かねば。


アイロンをかけたあとのものがコチラ
 

ストライプの模様があるので、上手にたためていないのが分かります。やはり細かいプリーツをたたむのは素人には難しいです。
しかし、私にとって注目すべきは布の反り返りがなくなったことです! 
目線の下になる裾は上衣ほど目立たないだろうと思うので、これなら及第点というところではないでしょうか。

この切り落とし部分、折り目スプレーでの処理は半分とし、残りは同時購入したほつれ止め液を塗ってみようと思います。
と、言いますのも、プリーツプリーズはかちっとした見た目の割にハサミを入れると布がほろほろとほつれてきます。

▲分かりづらいですが、切ったところからほつれてきます。
これでは裁ちきりで着てしまうというKさんの案は却下せざるを得ません。
しかし、ほつれ止めの効果がどれほどのものかを確認するには良い機会なので半分はこれで実験します。

【送料無料】TK 河口 ピケ(ほつれ止め)価格:648円(税込、送料無料)

 

 

コニシ ボンドホツレーヌ 30ml価格:680円(税込、送料無料)


▲上の3種は成分は少しずつ違うようですが、用途は同じ。

 
水のりよりもずっとさらっとした液体です。じわっとしみこむので、乾いてもボンドのようなゴワゴワ感はないのがさすが専門の商品といったところでしょうか。
ほつれ止め液も折り目液も、説明によると大体洗濯3回程度が耐えられる目安のようです。
私としては3回ではもの足らないのですが、とりあえず3回洗濯した状態を見て大丈夫そうだと思ったらワンピース本体のアイロンに取りかかることにします。

  
左から順に洗濯1回後、2回後、3回後の写真です。
ネットに入れて普通の水流で他のものと一緒に洗濯しましたが、大きな変化はありませんでした。今のところ、ほつれ止めもまだ効いています。
私は3回以上の洗濯でも耐えられるだろうと判断しました。(が、先のことはわからない)


この結果を踏まえ、いよいよ本体も裾上げです!

まずは裾上げのためのしつけです。

↑の写真は裏返しのままですが…裾が反り返っているのが分かります。

 
ミシンで押さえてしつけ糸を抜いたところです。やはり裾は反り返っています。
私は一応ニット用のレジロン50番を使いましたが、生地がポリエステルなのでよくあるポリエステル60番のミシン糸でも良いような気がします。

さて、アイロンの前に実験の結果を踏まえて準備をしたいと思います。
押さえながらアイロンをかけるのは精神的にも時間的にもかなりの負担になります。
そこで本番はしつけをかけることにしました。

山になっている部分を細かく拾っています。後で思ったのですが、この作業が美しく仕上げるためのキモなのかもしれません。
私はしつけ糸は木綿を使っていますが、和裁用の絹のしつけ糸ならもっと繊細な作業ができると思います。

 
しつけを細かくかければこの通り。裾が反り上がることはありません。
これならアイロンが楽そうです。


アイロンをかけたらしつけ糸を抜いて…


これで出来上がり♪

商品と同じようにはいかなかったけれど、なんとか着られる状態になりました!!

ちなみに、私がアイロンをかけた裾と切り落としたワンピースの裾を比較した写真がコチラ。

言うまでもなく、右がPLEATS PLEASEの本来の裾です。シャープでピシッとしたラインが出ています。

このように、後からお直しをしても売り物のようなラインは出せません。洗濯も3回しかしてないからこの先の具合は分からないし。
だから、もし自分で裾上げを考えている方が居たら自己責任でお願いします。保証は出来ませんのであしからずm(__)m

---追記---
↑の記事を書いた後、お休みごとにこのワンピースを着て、そして洗濯機で洗ってみました。
すでに5回ほど着ましたが、一向にプリーツの様子は変わりません。
きっと大丈夫なんだと思います。
また、アップで見るほど裾も見苦しくありません。私としては成功だと思ったのでお知らせしておきます。
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信貴山縁起絵巻 -朝護孫子寺と毘沙門天王信仰の秘宝-

2016年05月18日 | かんしょう
先週、シロウタと奈良国立博物館に信貴山縁起絵巻を観に行って感想書こうと思って画像だけ下書きに入れておいたらあっという間に時間が過ぎてしまった…。
これ書いてる現在、もうこの展覧会が終わっちゃってるのでまったくの備忘録。




国宝ってことで混雑覚悟で行ったけど、集客自体は通常の人気展覧会と同等?
絵巻なので順に観ようと思うと並ばなきゃいけないってだけで、うんざりするような人混みではありませんでした。



とにかく、面白かった。(細かい感想は今回は割愛)
ちょっとざわざわしてて、友人と話しながら観ても気にならないのが気楽で良かったです。

その後、近所で食事して春日大社へお散歩。

修学旅行の小学生にインタビューされた我々。
「なぜ春日大社へ来たんですか?」と尋ねられて「博物館のついでにお散歩」としか答えようがなかったわ。申し訳ない。。。


入り口にある万葉植物園に寄ったけど、藤が終わっててホント殺風景なことになってました(ーー;)
もっと手入れした方が良いですよ。

↑この木の生命力だけは感心したので写真をパチリ。
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