ゆめ未来     

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氷結/ベルナール・ミニエ

2024年03月25日 | もう一冊読んでみた
氷結(上・下) 2024.3.25

ベルナール・ミニエは、2011年本作品でデビューしました。
本書は、フランスミステリ界で、新人の登竜門であるコニャック・ミステリ大賞を受賞。発売と同時にベストセラーとなりました。
スペイン国境近く、ピレネー山脈の谷間の針葉樹の深い森と雪に囲まれた村で事件は展開します。
面白いミステリですが、少し退屈なところもありました。

 解決を助けてもらった……。いかにも彼女らしい。常に写真の中央にいようとする。だがすぐに、それでは彼女に対していささか手厳しすぎると思い直した。彼女は仕事を愛している。時間も汗も苦にしない。そのことは評価に値する。セルヴァズは真剣であることに重きを置いていた。彼自身もその種の人間だと考えている。真剣で、しぶとくて、たぶん面倒な人間。

 ある限界を超えると、誰でも買収に応じる。

「我々がこの仕事で学んだことが一つあります」彼は言った。「それは、人が見かけどおりであることはほとんどないと言うことです。誰もが何かを隠している

典型が典型になるのは、それが真実を含んでいるからよ

    『 氷結(上・下)/ベルナール・ミニエ/土居佳代子訳/ハーパーBOOKS 』


コメント
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