※引用図は全て気象庁HPよりの引用です。
①5月31日18時の天気図
②5月31日18時の関東周辺アレーダーアメダス解析雨量図
31日は、昨日の記事で書いたようなシナリオ通りに、南関東から甲信南部、静岡県周辺の所々で、雷を伴なった強い雨(所により、時間雨量50㎜~90㎜)が降りました。
南関東から甲信南部、静岡県周辺の5500メートル上空付近で-18℃以下となったのに対して、地表では、最高気温がおおむね23℃~26℃程度(東京では23・2℃)まで上昇したためもあり、大気が非常に不安定となり、雨雲(雷雲)の発達に拍車をかけましたね。
東海道山陽新幹線では、31日17時45分頃、多摩川橋付近の雨量計が規制値(時間雨量60㎜)以上を観測したため、一時、運行がストップしました。
東京都内大田区や、群馬県前橋では、一時 ひょう を観測したとか。まさに、びっくり ひょうへん??? する1日でしたね。
今回のように、関東地方やその周辺では、大気が不安定な時(不安定な程度にも寄りますが)に、鹿島灘沖からの湿った北東から東風が入る場合、決まって、関東南部(静岡県沖付近に北西と北東の風向の不連続な部分※シアーラインと言います。がある場合は、甲信南部や静岡県付近まで)が強い降水を伴なった雷に見舞われます。この点、防災上、看過できないことですね。