10日間ベトナム放浪バイクの旅2日目

クァンガイ を出発しようとチェックアウト

1Fのロビーに下りると雨
雨っ？晴れ男なのに？
くっ。

バックパックにビニールをかぶせバイクにセッティング。自分もポンチョを被って走り出した。

びしょびしょになる。
嫌だなー嫌だなー
こんな日に出発するのは。
でもじっとしている暇はない。
進みたい。
なぜか進みたい。
南下したいのだ。

ホーチミンが呼んでいる。
今日はクァンガイ からアンニョン、クイニョンまで行く。昨日の倍近い距離。

なぜかホーチミンまでの距離を今日のノルマのように計算している。

なぜかふつふつと湧いて来る。

そして2時間くらい、いや、3時間、4時間と休憩なしで走り続ける。

ガソリンも入れて
なぜか前に進みたい。
観光とかそういうことではない。

なぜか何も考えずに移動したい。

意味なんかない。

その時少し閃いた。

僕は意味がないことをしたいのかもしれない。
誰もが意味を探し、目的地に進む。
何かの文献を読んで確認作業に勤しむ。

人生の大抵を確認作業のように生きる自分から抜け出したいのだ。

僕が死んだ時に、地獄で隣の鬼に聞かれる。
「お前はどうしてあんなことをしたのだ？」
その時に答えたい。

「意味なんかないよ、したかったからだ！」

理由なき人生
それか僕の目指す好奇心

意味なきことを探し求めて進む。
それが僕にとってはとっても意味のあることなんだ。

理由なんかない。
誰かにまた聞かれるだろう。
どうしてバイクで？
どうしてホーチミン？
どうして転んだの？

ワカンねぇ！
全部ワカンねぇよ！

今日バイクで転びました。
左膝からは血が出て、左肩は打撲か骨折か？
めちゃくちゃ痛いので。

でも持ち前のマッサージ能力で痛みを和らげ、
動画撮影にも勤しんでいる。

こけてもタダでは起きないとはこういうことさ。

そんな自分がまた少し好きになった。
転んで凹んでパンを食べた。
死ぬほどまずかった。
ベトナムのパンのクオリティの低さよっ！

近くのcafeでWiFiを手に入れようとコーヒーを頼んだらパフェが来た。

ホットが飲みたかったのに。


肩の痛みに冷たさか染みた。

WiFiでホテルを調べ訪れたら一杯ですと断られた。2軒目も断られた。

3軒目の薄ら笑いの若いレセプション女子にカタコト英語で話しかけたら部屋が空いていた。

部屋まで案内されるエレベーターになぜか3歳くらいの女児がついてきた。

「どこからきましたか？」と中学生英語で聞かれたので「ジャパン」とはっきり答えたら、んーっ？と唸って「チャイナ？」と聞き返されたので「いやいやいや、ジャパンやって！」と関西弁で答えても首を傾げている。

こいつ世界地図知らねぇな。

オリンピックも観てねぇのか？

ということで少し間抜けなレセプション女子がいるホテルNHAT THANH HOTEL

なんと読むのかわかりません。

WiFiが弱々なホテル

でもカードキーだよ。部屋も結構綺麗。
高めの4,000,000VNDは約2,000円/泊

電気もLEDだし、新しいのかもね。






日焼けと膝の擦り傷と肩の痛みに苦しんでいる。