①ウェーブストレッチ
肩のストレッチ・声をまわせば緊張感がわかるよ
ジェスチャーの大きさ・グループの関係
②ギアチェンジ
ウェーブストレッチで大きな声を出す子と恥ずかしがっている子。
見て楽しんでいる子がいたから・・・
一人に注目させない遊びがいる
しかも隣の子に少し近づける(ぶつかる?)ため
わざと「ぶつかったら駄目」って云って、人と人の距離を近づけるのさ
③サムライ
それでもなかなか乗ってこない感じ
よし「伝家の宝刀」サムライ様だ!!!
いつものように剣は「ブタ」。
そしてディティールにこだわると乗ってくる子がいるはず。
引いて見ている「大人子供」は特に。
それはブタの向きさ!
こっち(ぶたの上半身)が刃で
こっち(ブタの足)は持つところさ!
逆だと手が切れちゃうよ!
ほら乗ってくる子が「ブタ持ち方反対!!!(つっこみ)」だって。
成功さ!
④ラインナップ
全部ホクトマンが主導で疲れたので
「ホクトマンが考える時間」がいるね
ホクトマンから視線を外すんだ!
ノンバーバルで「干支」で並び替えさ!
ほら次のアクティビティへの余裕ができたよ
⑤イタリアンバスケ
動きたい子がいるね(ラインナップのときに分かる)
チーム戦
相談させたいよね
最初はルールを説明して相談しないで始めるのさ
うまくいかない
「誰がチームか分からん」
「全員触ったか分からん」
「どうしたら?」
当然の疑問が子供たちに現れる・・・
そうしたら
「ストーップ!!!!」
じゃあ相談しようか?
わざと相談したくなるようにするのさ!
成功さ!
⑥ヘリウムフープ
チーム戦は危険がいっぱい!
勝ち負けにこだわりだす前に
グループ全員で何かを解決するアクティビティをするのさ
あまりおすすめではないヘリウムフープ
なぜならけんかすることもあるよ
ストーミング(喧嘩みたいなの)を起こしたいならいいかもね?
とにかく今回はその次のアクティビティを説明するための伏線さ
そして準備も必要だったから
⑦ヘリウムパイプライン
2人組の協力ぐらいからはじめていくか。
結構難しい二人でパイプラインを持つ(人差し指1本ずつのみで)
1日前に思いついたアクティビティが
なかなかよい結果を呼ぶこともあるです
⑧田んぼ
わがままばかり言う子。間が嫌いな話し続ける子。
あまり自分のことを言わない子達。
それがイニシアティブ(問題解決型ゲーム)を続けることのできない原因さ
単純な鬼ごっこに戻ったぜ!
でも遊ぶ範囲はグッと狭くなっている
近づかせるのだ!!!
⑨カンフータッチ⑩ロデオ
2人組で触れ合う
距離はゼロ
みんなの視線は気にしなくていい
1対1の恥ずかしさだけ
⑪スタンダップ
2人の息を合わせること
(4人組)4人の息を
(全員で)全員の息を
⑫むかで
ここでひとりのリーダーが
難聴の子がみんなのことを理解しているか?
なにも分からないままあきらめているのか?
ホクトマンは本当にそういう子供がいることを知っているのか?
なぜその子は何も云わないのか?
心配になったんでしょうね
むかでを頑張っている子達を見ていたホクトマンに
それらを確認してきた
ホクトマンには考えがあっての「何もしない」「何も云わない」のファシリテーション
やっぱり心配になるよね?
だからそのリーダーが納得するように
むかで奮闘中の子達を
「ストーップ!!!!!」といって中断
「リーダーが何か言いたいことがあるらしい」と紹介
リーダーはびっくりしたように
「いやっ!今じゃなくても・・・・・・あのなー」と説明し始めた・・・
たしかにグループはそのあと変化した
難聴の子に気遣うように大きな声やジェスチャーで話し始めた
そのあとおとなしかった難聴の子も声が出てくるようになった
結果を見たらそれはすばらしい効果があった
が、
それは子供たちの力を信じきれていない現われではないだろうか?
つまりリーダーである大人やファシリテーターである大人がコントロールせずに、子供がよい方向に転がることは無いんだという
思い込み
そのあと難聴の子が「分からないからゆっくり話してほしい」って自分から言い出すチャンスは確実に奪ったと思う
そして周りの子達が自分から何かに気づくかもしれない・・・
というか、難聴の子に気遣いながらアクティビティをしていくことに
ホクトマン自体違和感を感じます
いろんな人間がいていろんな自分を持って生きている
特別視されることっておかしいよ
ホクトマンも陥ることがある非常に危険なゾーン
自分自身は悪気が無いから見えにくい
ホクトマンがそこのゾーンに陥りそうになったのを
救ったのは何を隠そう「ドクター」である
アドベンチャー教育のファシリテーションを終えたホクトマン
1日のフィードバックの時間に
「今日はうまくいきませんでした」と自己批判
するとドクターは
「そんなに気にすること無いよ。
うまくいかなくても、うまくいっても、
それは自分の力じゃないんだから。
ファシリテーターは自分が良いと思う方向に導いたら、
ファシリテーターじゃなくなっちゃうんだから。
アドベンチャー教育のファシリテーターは
そういう目をいつも持っている必要がある
人間だから今日は良かったとか、今日はしんどかったとか
あるのはしかたがない
でも、それがすべて自分の力であると思い込むのは
ファシリテーターの自惚れなんだから」
目から鱗とはこのこと
しかし、むかでの場面にもどるが
ムカデが終わったあと昼休みに
そのリーダーと話をした
その思いを聞きたくて。すると
「子供たちとかかわりにくい。どこまでかかわってもいいのかわからない。わたしは子供たちと一緒に遊んだり、楽しんだりしたい」
その子の気持ちが良く分かった
そのときホクトマンは
何かアドバイスを?と考え、
何か先輩面した、押し付けのファシリテーション論をしてしまったような気がして今はしっくりしない
なぜそのとき
そのリーダーに
「なるほど!すごく分かるよ!子供たちと一緒に遊べることって最高に楽しいよね?」って言ってあげなかったんだろうって
その気持ちを持っているリーダーを育てることが
子供たちにとって何より幸せなんだろうに
ホクトマンが言ったことはファシリテーションの「正論」です
でもメタの視線で青少年育成や野外学習・体験学習をとらえたら
もっとちがう言葉がでたのに・・・もう遅い
そのリーダーには
「ホクトマンの言ったことなど気にせず
自分の思ったことを突き進んでほしい」
と言いたいです
ファシリテーションって余計な言葉や行動をすればするほど
自由度を奪ってしまう
改めて
ファシリテーションがグループに働きかける度合いを見直す必要性を感じた日でした