hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

北品川〜五反田駅辺りの坂② まぼろしの坂探訪

2024-05-05 05:00:00 | 坂道
『東京の坂、日本の坂』その209。御殿山からまっすぐ歩くと『八ツ山の坂』に突き当たる。右手から左手に下って行く坂道はそれほど勾配は厳しくない。



説明板によると『武蔵野台地の突端にあたる丘陵で湾岸に突き出す砂州が8つあったことから八ツ山と呼ばれた。そのため、八ツ山の坂と名付けられた。』とのことである。

この先は坂は右に曲がっていて、そのオフィスビルが続くが、その真ん中あたりの右に上る坂を見るとここに崖線があることに気づく。(この坂には名前がない。)

第一興商ビルの右に入る道を行くと道はクネクネと曲がり、その先を右に折れると坂道が現れる。1段階目の坂自体も急坂だが、上り切ると左に折れて少し先にある2段階目の階段坂が続く。



上り切るとようやく勾配がなくなるが、この坂が『まぼろしの坂の隣にある坂』の先まで歩くと車道があり、その先にはセルビア大使館となる。



少し戻り、車道を右に少し行くと『この先車両の通り抜けはできません』の看板、この先にあるのが『まぼろしの坂』である。



その先の車止めから急に下り始め、少し平らになるが、再び急坂となる。左側の壁面は南欧風、端の部分は階段となる。ほぼ直角に左に曲がり、ようやく坂はおしまい。



ただ、さっき上った坂もほぼ同じくらいの傾斜があるような気がした。

(隣の坂)

私も以前に東京都東大和市にある傾斜37度の坂道に行ったこともあるが、こちらは29度だとか。23区内では最も急勾配である。

(傾斜37度の坂道)

坂下まで下りて元の広い道に出て、右の方に向かう。細い通りから右手を見るとかなり高いところが森のようになっていて島津山の高さを改めて知る。

さらに行くと五反田駅が見えてくる。駅前交差点から国道1号線で高輪台方向に上る坂が『相生坂』。説明板は坂の真ん中あたり、高輪台に向かい左側にようやく発見。



由来は『江戸時代から呼ばれていて、御殿山から宝塔寺(東五反田1丁目)前を通る道と中原街道が雉子神社(東五反田1丁目)の手前で合流していたことによるとされている。道路が改修されて急坂はなだらかな坂になった』とのこと。

城南五山(つまり八ツ山、御殿山、花房山、池田山、島津山の5ヶ所にある高台)のうち花房山を除く4山に沿ってある坂を歩く散歩となった。山手線の内側とは思えない自然が残り、とにかく閑静な住宅地でとにかく眺めはいい、しかし歩いて回るとなると大変な地区である。







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