私はメンタリティー的にはフォーク出身といっても過言ではないんだが、
三上寛さんのライブを見たのは先日の八丁堀のWISE OWL HOSTELS TOKYOで開催されている
東京湾ホエールズが初めてであった。
(加川良さんも、高田渡も見てるんだが)。
で、てっきりアコースティックギターを掻き鳴らすのだと思っていたら
なんとカッコいいことにグレッチのフルアコ(カントリージェントルマンだろうか?)で
これをケーブル一本でジャズコーラスの50Wのアンプに直結していた。
奏法はアコースティックギターのフォークの弾き方とほとんど変わらない。
時たま曲が終わるときのコードのロングトーンにアームを効かせる。
なんつーか、これがかっこいいのよ。
考えてみればエレキだからって、歪ませたり、単音でソロをやったりってのは後の話であって、
エレキが生まれたときは、単に生ギターでは音が小さくて聞こえないというシチュエーションがあるから
電気で拡声したのがはじまりで、演奏の仕方は生ギターそのものを想定していたはずだ。
ああやってアコースティックギターに弾くことを想定して設計されていたはずなのだ、
テレキャスターだって。
だから三上寛さんのギターの弾き方を見るて「これが正しいエレキの弾き方なんだな」と
深く深く思わされる。
一人でステージをぐいぐいとハンドリングし、
日本語が一言もわからない外人軍団をもわしづかみにするという、三上さんの歌、MC、ステージング、パフォーマンス。
何から何まで、さすがでした。
それにしてもギターはいい音だった。
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