表参道にあるニューヨーク近代美術館ミュージアムショップに行ってきた

思えば、私にとって表参道とは、大人になったときの街である。
バンドをやっていた頃、ビクターに何度か行ったりして、それが表参道のキディランドの向かい側あたりにあり、ああ、なんてカッコイイ町なのだろうとおもったし、ビクターの横のカフェで、バンドがそろそろ雲行きが怪しくなってきた頃、ああ修飾するのならこんなあたりでお茶を飲む会社員になったら楽しいだろうな、と思ったんだが、その通りになったのは幸運だった。

コピーライターとしての最初の10年以上のキャリアは、表参道のいまでいう表参道ヒルズの一本裏側のあたりで、粛々と仕事をすることで積層していったのだった。

で、本論。

MoMAのミュージアムショップが表参道にあると聞いてでかけてみました。
いや、やっぱり美術館に収められるプロダクツだけあって、やっぱり美しいモノ、スタイリッシュなモノが多く、とても目がデザイン的に洗われる気がします。椅子とか、テーブルライトとか素晴らしいし、これが展示品でなく、買おうと思えば変えてしまうところが危うい、というか、マズイ。

つい先日雑誌でみた吉岡徳仁のTOFUの現物とか、イサムノグチの「アカリ テーブルランプ」とか。カッコイイですよやっぱり。買えるしね。欲しいねえ。ブロックランプという電球を製氷室で凍らせたようなランプが、俺は好きでした。自分にプレゼントしようかな。

ニューヨーク近代美術館350作品ガイド Harriet Schoenholz Bee,Cassandra Heliczer,中野 吉郎 MOMA出版局 このアイテムの詳細を見る