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シーラ・ジョーダン・ピットインライブ(ゲスト・原朋直)に行ってきました_その2

2012年04月13日 02時41分42秒 | CD&コンサートレビュー

 

シーラ・ジョーダン、実に素晴らしかったです。

続きですが、エラ・フィッツジェラルドのスキャットを聴いて

すぐにレコード店に走った話、いまでもエラのスキャットは最高で誰もマネできない、という話

14歳の頃年を偽ってパーカーを聴きに行った話など面白い話もいっぱいあるんですが

やっぱり素晴らしかったのは、ステージで歌うこととそれ以外のことの区別が

ほとんど無いことでしょう。

楽屋でも笑い声と歌声が聞こえましたし、

MCは昨日のようにしゃべっていてふわりと歌になったりする。

 

一番心に染みたのは、Billie Holidayが愛唱した曲なのよ、

プレス(レスター・ヤング)とのことを歌ったんだと思うという意味の

バースから始まった Good morning heartache。

これはもう泣けました。素晴らしかった。

 

そして一部が終わるとき、休憩させてもらうわね。2部も楽しみにしてね。

でももし、一部で帰るお客さま達がいるかもしれないので言っておくわ。

「Have a beautiful life!!」

 

そして2部、シーラの歌はさらにスイングが豊かで深くなり、

原朋直さんのトランペットもさらにスイングし、

それはそれは素敵で、粋でスインギーなジャズを

堪能させてもらいました。


最後のブルースでは自分のジャズを始めたきっかけを歌うなど、

終始自分が愛し、すべてを捧げたジャズ、ビバップへの

深い愛情と真摯で誠実な姿勢が、本当に素晴らしく気高かった。

もう、文字通り大御所のシーラが、

まるでジャズに魅入られたばかりのティーンのよう

ジャズに夢中になっている。

これはもう、凄いことだと思います。

 

音楽の神様に祝福された、幸福で、貴重を共有できて

本当に幸せでした。シーラ、原さん、そして音楽の神様、ビバップの女神様

ありがとうございました。

 

 

 

ポートレイト・オブ・シェイラ
EMIミュージックジャパン
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シーラ
ビデオアーツ・ミュージック
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