シーラ・ジョーダン、実に素晴らしかったです。
続きですが、エラ・フィッツジェラルドのスキャットを聴いて
すぐにレコード店に走った話、いまでもエラのスキャットは最高で誰もマネできない、という話
14歳の頃年を偽ってパーカーを聴きに行った話など面白い話もいっぱいあるんですが
やっぱり素晴らしかったのは、ステージで歌うこととそれ以外のことの区別が
ほとんど無いことでしょう。
楽屋でも笑い声と歌声が聞こえましたし、
MCは昨日のようにしゃべっていてふわりと歌になったりする。
一番心に染みたのは、Billie Holidayが愛唱した曲なのよ、
プレス(レスター・ヤング)とのことを歌ったんだと思うという意味の
バースから始まった Good morning heartache。
これはもう泣けました。素晴らしかった。
そして一部が終わるとき、休憩させてもらうわね。2部も楽しみにしてね。
でももし、一部で帰るお客さま達がいるかもしれないので言っておくわ。
「Have a beautiful life!!」
そして2部、シーラの歌はさらにスイングが豊かで深くなり、
原朋直さんのトランペットもさらにスイングし、
それはそれは素敵で、粋でスインギーなジャズを
堪能させてもらいました。
最後のブルースでは自分のジャズを始めたきっかけを歌うなど、
終始自分が愛し、すべてを捧げたジャズ、ビバップへの
深い愛情と真摯で誠実な姿勢が、本当に素晴らしく気高かった。
もう、文字通り大御所のシーラが、
まるでジャズに魅入られたばかりのティーンのよう
ジャズに夢中になっている。
これはもう、凄いことだと思います。
音楽の神様に祝福された、幸福で、貴重を共有できて
本当に幸せでした。シーラ、原さん、そして音楽の神様、ビバップの女神様
ありがとうございました。
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