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M/D マイルス・デューイ・デイヴィスIII世研究 |
菊地 成孔,大谷 能生 | |
エスクアイア マガジン ジャパン |
この本は、なんといってもすごい。
レンガぐらいの大きさがある点だ。
買って相当長い時間放置していたが、
最近ぼつぼつ読み始めている。
難点は厚すぎて外に持ち出せない点だ。
だから電車の中で読むことなどが出来ない。
電子ブックを心待ちにする理由の一つはそこにある。
話が逸れそうだ。
内容もばっつぐんに面白いが
チャーリー・パーカーの「ドナ・リー」のくだりが面白いし
この曲は色んなキーで吹けるようにしておこう、と思うのだった。
なぜ「ドナ・リー」面白いのか。
●実はマイルスの曲である。
それを師匠であるチャーリー・パーカーがとりあげてしまった。
●マイルスの優れたビバップの習作であって、パーカーの本質が煮詰められている。
このテーマを吹いた後のアドリブがたいていテーマよりつまらない、という事が書かれているが
まったく同意する。
非常に複雑で吹くのが難しいテーマだが、
ラッパの復活に当たってこの曲を徹底的に体に入れてみよう。
と思うのだった。
文庫本もでています。
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M/D 下---マイルス・デューイ・デイヴィス?世研究 (河出文庫) |
菊地 成孔,大谷 能生 | |
河出書房新社 |
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M/D 上---マイルス・デューイ・デイヴィス?世研究 (河出文庫) |
菊地 成孔,大谷 能生 | |
河出書房新社 |
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