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フレンチジャズALEX TASSELのCD『MOVEMENTS』を、通りすがりに買ってみたのだった。

2009年03月01日 22時35分36秒 | CD&コンサートレビュー
フレンチジャズALEX TASSELのCD『MOVEMENTS』を、通りすがりに買ってみたのだった。ALEX

TASSEL
MOVEMENTS
NAIVE / FRA / CD / NV816111 / 2009年02月07日 / 2,615円(税込)

Movements

Naive

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アマゾンでよく買い物する俺がいうのもなんだが、やっぱりリアルなCD屋さんや、本屋さんは大切にしないといけない。友人梅田も「ダウンロードばかりがはやると、CD屋がつぶれてしまう。これはいかん。ジャケット買いができないじゃないか」と言っていたが、それは真実だ。
だが、今回はジャケ買いではない、もっとすごい。通りがかり買いである。

ある夕暮れ時、新宿の南口周辺を急いで歩いていた、とまぁこう思いねぇ。
で、ディスクユニオンジャズ館の前を通った時に、耳にしたのが、フリューゲルホルンのちょっと気になるフレーズ。これは、と、急いでいるにもかかわらず、気になったので引き返した。で、カウンターに直行し、いまかかっているCDは何ですか、ときくと、このアルバム。
もちろん知らない人だったし、ジャケットもちょっとセンスがいまいちに思えた。裏ジャケをみるとFCMって書いてあるんだが、これがまたECMにクリソツのロゴで実にばったもんくさい。
ただ、こういう時に買っておかないと、次に探そうと思うとえらく手間暇がかかってしまうので、えいやとばかり、買ってみた。

で、家に帰って聞いてみたら、これがなかなか素晴らしい。
一瞬で購入をに決めたおれのテイスティング能力も大したものだと、悦に入るひと時。
そして、何度も何度も聴いているんだが、これまたいっこうに飽きないが不思議なぐらいである。

たとえていえば、70年代マイルスの方向性を推し進めて洗練させたものと言ってもいいのではないだろうか。いい具合のエレクトリック加減だ。

そこで思い出したのが、菊池雅章の80年代の作品『ススト』である。
あれは名盤だった。ラッパは菊池雅章の盟友、ヒノテルである。
まるで、マイルスのようだった。
実にかっこいい曲だったな、レゲエだったと思うが。


ただ、80年代に菊池が越えたのは、70年代マイルスであって、
マイルスはすでに80年代には、90年代の音楽を奏でていたのであったんだが。

ああ、天才ってやつはなぁ。

ススト
菊地雅章,スティーヴ・グロスマン,デイヴ・リーブマン,リッチー・モラレス,ハッサン・ジェンキンス,ジェイムス・メイスン,アイーブ・ディエング,サム・モリソン,日野皓正,ヤーヤ・セディック,アイアート・モレイラ
ソニーレコード

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Die Gezeichneten
Ernst Daniel Smid,Hans Van Heiningen,Math Dirks,Sigmund Cowan,Charles van Tassel,Emile Goidding,Lieuwe Visser,Palle Fuhr Jorgensen,Tian Aga,Wout Oosterkamp,Franz Schreker,Edo de Waart,Marilyn Schmiege,Netherlands Radio Philharmonic Orchestra & Chorus,Ellen Bollongino,Alex Vermeulen,Frieder Lang,Hein Meens,Michael Austin,William Cochran
Marco Polo

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http://www.google.co.jp/search?q=alex+tassel&sourceid=navclient-ff&ie=UTF-8&rls=GGGL,GGGL:2006-14,GGGL:ja
ALEX TASSELのマイスペースのホームページで、視聴できますよ。


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