ほぼ週刊イケヤ新聞ブログ版

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チャーリーとチョコレート工場<★★★★☆>

2005年10月02日 04時26分20秒 | 映画レビュー
チャーリーとチョコレート工場

監督: ティム・バートン
原作: ロアルド・ダール
出演: ジョニー・デップ/フレディ・ハイモア/ヘレナ・ボナム=カーター/デヴィッド・ケリー/ディープ・ロイ/クリストファー・リー
製作年 : 2005年
製作国 : アメリカ
配給 : ワーナー・ブラザース映画

すっばらしい映画。今年見た映画で暫定ナンバーワンを与えよう。ティム・バートンは前作ビックフィッシュも素晴らしかったが、今回もまたいい映画を作ったと思うぞ。
前回は父と子をテーマにしたもので、今回も家族をテーマにした映画といってもいいと思うが、なんといってもこの映画で素晴らしいのは、ストーリーよりもこの映画を成立せしめている世界観であって、よくもこんなものを思いつく、というイマジネーションの限界値への挑戦であり、さらにそれを精緻な動く映像として鮮やかに提示するところにある。あまりかくとネタバレなのでかけないが、こんな不思議なチョコレート工場の中身を考えついただけでも驚愕に値するし、その世界観を投げかけられるのは、たとえようもなく幸福だ。素っ頓狂なジョニー・デップの役作りも秀逸で、
中で使われている音楽も出色の出来で、オリジナルのボーカル曲は、非常に完成度が高く、これはこのままヒットするかも、と思わされたが、ややクイーンのアレンジに似ているところがちょっと笑えたけど、ほんとに曲そのものはよかった。さらに主人公の少年が寝起きする家や、チョコレート工場の機械も舞台美術としては一切の妥協のない、すばらしいもの。ネタバレになるんだけど、出てくるリスとかは、CGではなくしつけたそうだ。それも驚愕!
ひさびさにもう一回みたいと思った映画にであったなぁ


以下、オフィシャルな映画紹介



両親と両祖父母と一緒に、傾いた家で細々と健気に暮らすチャーリー少年。彼の楽しみは、年に一度、誕生日だけに買ってもらえる“ウォンカ”印のチョコレート。世界中で爆発的な売り上げを記録しているウォンカのチョコレートですが、実は誰も工場に人が出入りしているところを見たことがありません。世界一のチョコレート工場だというのに。いったい誰がどのようにチョコレートを作っているの? ウォンカ氏ってどんな人?? ある日のこと、チョコレート工場に5人の子供を招待する!とウォンカ氏が発表。チャーリーはその幸運な5人の中に入れるのでしょうか……。




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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
観て来たよ。 (シライ)
2005-10-06 16:45:23
水曜日のレディ~スデイに観て来た。面白っかったな~もう。サントラ買おっかな(笑)。見終わってしばらく、あのリズムが頭から離れなかったですよ。
最高っ!! (ヤMHヤマNK)
2005-10-18 10:37:29
レビューにひかれて観て来ちゃいました。かなりツボにハマって上映中にもかかわらずゲラゲラ笑ってしまいました(月曜日で空いてたからよかったけど)。おっしゃる通り、イマジネーションの極限とも言うべき内容で、久々に会心作に出会った嬉しさで満足感イッパイであります。有難うございました。

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