今日、3月3日は桃の節句、ひな祭りですのう。
うちは女の子がおるけえ、晩ごはんは寿司とひなケーキじゃった。
【問題】
大竹市を流れる小瀬川(おぜがわ)流域の4カ所で行われる、ひな祭りの行事は何でしょうか?
1.ひな遊び 2.ひな市(いち) 3.ひな納め 4.ひな流し
【正解】
4.ひな流し
【解説】
桃の節句に飾られる内裏(だいり)びななどを形づくった紙の人形を、桟俵(さんだわら)に乗せて流す優美な催しです。
女児の幸福と人々の平安を願う伝統行事です。
木野(この)両国橋付近の河原では、各地から毎年多くの見物客が訪れています。
場所:
小瀬川流域の4カ所
○木野両国橋下の河原 (メイン会場)
○穂仁原(おにわら)小学校前の河原
○青木神社前(下流部)
○住吉神社前(下流部)
(「ひな流し 季節のイベント情報」大竹市役所ホームページ)
小瀬川のひな流しは毎年、3月3日以降の最初の日曜日に開催されるそうで、今年は3月7日(日)に行われます。
むかしの中国では、3月の上巳(じょうし)の日に水辺で汚(けが)れを祓(はら)う風習が行われとったそうな。
(その後、3月3日に改められた)
平安時代には、宮廷の女官(にょかん)たちの間で「ひな遊び」という、人形を作って遊ぶことが『源氏物語』などにみられるそうじゃ。
また『源氏物語』には、光源氏(ひかるげんじ)が陰陽師(おんみょうじ)を呼んで水辺の祓いをさせ、船に人形(ひとがた)をのせて流したとあるんじゃと。
人形は汚れを移すための物で、紙や土で作られた質素なものじゃったそうな。
これらの「水辺の祓い」「ひな遊び」の習俗が一緒になって、江戸時代になってからひな人形を飾るようになったんじゃそうな。
つまり、もともとは「汚れを祓う」ための人形(ひとがた)じゃったものが、きらびやかな人形(にんぎょう)を飾り、「女の子のすこやかな成長を祈る」行事になったということじゃ。
三次市でも、流しびなの行事が行われとります。
三次市君田町の君田温泉森の泉で3日、聖慈保育園(庄原市口和町)の園児10人が、1年の健康を願う流しびなを体験した。
(「流しびなに園児願い 君田」中国新聞 2010年3月3日)
県内各地で、ひな祭りの行事が行われとります。
福山市神辺町新湯野の菅茶山記念館で2日、住民が持ち寄ったひな人形を紹介する「ひな祭り展」が始まった。
28日まで。
寝殿造りの模型の中に人形を並べた「御殿飾り」や豪華な「7段飾り」など江戸時代から現代までの13組を展示。
鮮やかな十二単(ひとえ)をまとったおひなさまが表情豊かに勢ぞろいしている。
(「わが家自慢のひな人形展示」中国新聞 2010年3月3日)
「町並み雛(ひな)めぐり」でにぎわう竹原市の町並み保存地区で28日、着物姿の幼児が通りを歩いた。
「子ども雛めぐり」と題した初の試み。
3~5歳の32人が愛らしいしぐさを見せた。
(「「子ども雛」練り歩く 竹原」中国新聞 2010年3月2日)
尾道市瀬戸田町のしおまち商店街で3日、園児による「おひなさま行列」があった。商店街の主催で4回目。
(「瀬戸田ではキッズがひな行列」中国新聞 2010年3月3日)
今日は、ひな流しについて勉強をさせてもらいました。
今日もひとつ勉強になったでがんす。
ほいじゃあ、またの。