通でがんす

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「これでいいのだ!」というセリフが出てくる、赤塚不二夫のマンガは?

2010年11月18日 | まんが・テレビ・映画
赤塚不二夫が亡くなって、2年3ヵ月。

作品もそうじゃが、イヤミの「シェー!」を始め、
「おでかけですか?レレレのレ」(レレレのおじさん)
「賛成の反対なのだ!」(バカボンのパパ)
「…だニャロメ!」(ニャロメ)
など、たくさんの流行語も残されとりますのう。

そういえば、世界各地の人に「シェー!」のポーズをしてもらい、それを撮影したという、「世界のシェー」という本が出版されとったりするんじゃ。



【問題】
11月17日(水)から30日(火)まで、赤塚不二夫関連のグッズを販売する期間限定ショップが、広島パルコにオープンします。
この店には、赤塚の描いたマンガのタイトルがつけられていますが、登場人物が「これでいいのだ!」と言う、そのマンガのタイトルは、次のうちどれでしょうか?

1.おそ松くん
2.天才バカボン
3.もーれつア太郎
4.レッツラゴン









【正解】
2.天才バカボン



【解説】
広島近郊のみなさま、バカボンショップがお目見えします!

広島パルコに期間限定ショップがオープンします。
バカ田大学グッズをはじめ、ぬいぐるみやストラップ、ノートにマグカップなどなど楽しいキャラクターたちが、揃ってお出迎えしてくれます。
広島焼きを食べたら、バカボンショップにゴー!

■会期/2010年11月17日(水)~11月30日(火)
■時間/10:00~20:30(最終日は18:00閉場)
■会場/広島パルコ 新館7F SPACEシンナナ 広島市中区新天地2-1

(「広島パルコにバカボンショップが上陸!」赤塚不二夫公認サイト これでいいのだ!! 2010年11月16日)
http://www.koredeiinoda.net/fujiopro-topic/2010/11/post_178.html






↓バカボンショップ in 広島パルコについては、こちら↓

バカボンショップ in 広島PARCO
http://www.parco-hiroshima.com/web/10bakabon/



↓広島パルコについては、こちら↓

広島パルコ
http://www.parco-hiroshima.com/mpage/



↓赤塚不二夫については、こちら↓

赤塚不二夫公認サイト これでいいのだ!!
http://www.koredeiinoda.net/



今日は、「販売グッズ」「分業制」「もっと、真面目にふざけなさい」について調べてみようかの。



1.販売グッズ

バカボンショップでは、どんなグッズが売られているかというと…。

バカボンパパの腹巻き、ぬいぐるみにフィギュア。

バカボンパパが卒業したバカ田大学からは、大学ノート、スポーツバック、スリッパ、そしてなぜか「せんべい」まで。

その他のキャラクターでは、
「…だニャロメ!」が口癖のネコの「ニャロメ」、
父はイヌで母はウナギという「ウナギイヌ」、
カエルの「べし」、
手におでんを持った「チビ太」、
そして「テクマクマヤコン テクマクマヤコン」の「アッコちゃん」など。

「ひみつのアッコちゃん」が赤塚不二夫のマンガだということは、ご存知でしたか?

「おそ松くん」と「ひみつのアッコちゃん」が1962(昭和37)年から、「天才バカボン」と「もーれつア太郎」が1967(昭和42)年からの連載になるそうじゃ。
ちなみに、「レッツラゴン」は1971(昭和46)年から。



2.分業制

ものを書く、ものを生み出す作家という仕事は、大変な仕事じゃ。
特にギャグマンガ家は、1人でギャグをひねり出さんといかん。
そして、そのギャグの質も一定のレベルにあって、なおかつ新しいものでないといかんのじゃ。
お笑い芸人のように、コンビでもなければ、構成作家もおらん。
ギャグマンガ家が作家としての寿命が短いのも、そのためじゃろうの。

ざっとあげると、「がきデカ」の山上たつひこ、「マカロニほうれん荘」の鴨川(かもがわ)つばめ、「すすめパイレーツ」の江口寿史(えぐち ひさし)などなど。

それを知っとったかどうかはわからんが、赤塚は早い段階からフジオ・プロを設立し、分業制を取っていたそうじゃ。



長谷と古谷が主にブレーンを務め、編集者を交えた「アイディア会議」ののちに赤塚がネーム(コマ割りとセリフ)とアタリ(ラフな下描き)を作成し、高井と古谷(のちにあだち勉など)が下絵を完成させて製作を進行という形を取っていた。

(「赤塚不二夫」ウィキペディア)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B5%A4%E5%A1%9A%E4%B8%8D%E4%BA%8C%E5%A4%AB



赤塚マンガを支えていたフジオ・プロの面々は、以下のとおり。

長谷邦夫 (ながたに くにお)は、アイデアや作画を担当。「おそ松くん」「ひみつのアッコちゃん」「天才バカボン」など、ほとんどの作品に関わる。

高井研一郎(たかい けんいちろう)は、「プロゴルファー織部金次郎(おりべきんじろう)」「総務部総務課山口六平太(そうむぶそうむか やまぐちろっぺいた)」などで有名。

古谷三敏(ふるや みつとし)は、「ダメおやじ」「BARレモン・ハート」「寄席芸人伝」などで有名。

北見(きたみ)けんいちは、「ハマちゃん」「スーさん」の「釣りバカ日誌」などで有名。

あだち勉(つとむ)は、「タッチ」で有名なあだち充(みつる)の兄。
高井・古谷・北見とあだちの4人は、「赤塚門下四天王」と呼ばれていた。

とりいかずよしは、「メタクソ団(MK団)」「マタンキ」などのセリフが子どもたちの間で流行した「トイレット博士」で有名。

土田(つちだ)よしこは、「つる姫じゃ~っ!」で有名。


う~ん、今見ても強者ぞろいじゃのう。

この人たちが独立してしまったことで、赤塚ギャグの冴えがなくなったともいわれとるんじゃ。



3.もっと、真面目にふざけなさい

赤塚の残した言葉に、「もっと、真面目にふざけなさい」というのがあるそうじゃ。
その言葉どおり、作品だけでなく、自身の生き方までもギャグにしてしまったのが、赤塚不二夫。



ほぼ日/どこまでがギャグかわかんないですね(笑)。

祖父江/うん、全人生をギャグで貫きましたものね。
テレビで見たんですが、最期のひとことは「あ、オッパイだ♪」だったらしいですものね。

(「祖父江慎さんのお話8 俺には、まだ笑わせてない人がいた!」ほぼ日刊イトイ新聞-バカボン)
http://www.1101.com/bakabon/2009-08-30.html



「オッパイだ」と言ったのは、手を握って声をかけた女性の胸に、赤塚の手が触れた時に出た言葉じゃそうな。
赤塚らしい、締めくくりの言葉じゃないかと思うんじゃがの。



2011(平成23)年のゴールデンウィークには、赤塚不二夫を主人公にした映画が上映されるそうじゃ。



↓赤塚不二夫の映画については、こちら↓

映画『これでいいのだ!! 映画★赤塚不二夫』オフィシャルサイト
http://www.iinoda.jp/



↓赤塚不二夫についての関連記事は、こちら↓

市の中心部にある商店街を会場にした、「わたくし美術館」が開催されるのはどこ?
http://blog.goo.ne.jp/hiroshima-2/d/20101015



今日は、「販売グッズ」「分業制」「もっと、真面目にふざけなさい」について勉強をさせてもらいました。
今日もひとつ勉強になったでがんす。



ほいじゃあ、またの。

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