通でがんす

いろんな広島を知って、ひろしま通になりましょう!
(旧ブログタイトル:通じゃのう)

江戸時代、宮島で春・夏・秋に盛大に行われていた祭は?

2009年10月28日 | 広島の話題
宮島で行われる祭りについて。


【問題】
江戸時代、宮島で春・夏・秋に盛大に行われていた祭例市はどれでしょうか?
春・夏・秋、それぞれ選びなさい。

1.菊花(きっか)祭  2.桃花(とうか)祭  3.玉取(たまとり)祭  4.管弦(かんげん)祭


【ヒント】
季節を頭に浮かべていけばわかる…かな?



宮島検定は2009(平成21)年11月29日(日)実施です。
受付期間:平成21年7月6日(月)~10月30日(金)
申し込みはお早めに。



【正解】
春=桃花祭
夏=管弦祭
秋=菊花祭



【解説】
桃花祭は室町時代に桃の花が厳島神社に供えられたのは始まりといわれとる。
4月15日夜の桃花祭神事と舞楽(ぶがく)に続いて、16日からの3日間、能舞台で「神能(しんのう)」が行われるんじゃ。

管弦祭は旧暦6月17日の夕刻から行われる、宮島を代表する海の祭なんじゃ。
旧暦の暦で行われるのは、潮の干満を考慮しとるけえなんよ。
むかし、都では貴族が池や河川に船を浮かべ、優雅な「管絃の遊び」をしておった。
平清盛はこの風習を厳島神社に移し、神様を慰める神事として執り行うようになったんじゃと。

菊花祭は10月15日、「賀殿(がでん)」が奏楽(そうがく)され、宮司が本社神殿前に菊の花を献花する。

これらの祭には、瀬戸内海各地や京都・堺・九州からも商人が集まってきて、虎革・白砂糖などの外国貿易品も扱われていたんじゃと。
当時の宮島は商業・交易活動が盛んじゃったんじゃのう。


玉取祭は旧暦7月18日に近い土曜か日曜、厳島神社本殿と大鳥居の間の海中で、若者たちが直径5寸(約15センチメートル)の楠でできた宝珠(ほうじゅ)を奪い合うという祭じゃ。
むかしは延年(えんねん)祭といわれて、社殿に安置された恵比寿・大黒の福神像を奪い合う行事だったんじゃと。


今日は宮島の祭について勉強しました。
正直な話、管弦祭と玉取祭以外は知らんかった。
今日もひとつ勉強になったでがんす。


ほいじゃあ、またの。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 厳島合戦で毛利元就が戦った... | トップ | イノシシが出た! »

コメントを投稿

広島の話題」カテゴリの最新記事