最近、各地で「とんど」が行われとりますのう。
わしの住んどるところの近くでは、明日14日(木)は饒津(にぎつ)神社と鶴羽根神社で、17日(日)には広島東照宮で「とんど」が行われます。
子どもが書いた習字と、もちを持って行くとしましょうか。
ところで、「とんど饅頭」というのが売られとるのをご存知ですかの?
【問題】
「とんど饅頭」を製造・販売している店がある市はどこでしょうか?
1.大竹市 2.呉市 3.尾道市 4.福山市
【正解】
4.福山市
【解説】
今から390年前の1620(元和(げんな)6)年、福山藩の藩祖である水野勝成(かつなり)が福山城を築城する際、領民たちがそれを祝って「とんど」を行った。
(福山城の完成は、それから2年後の1622年)
茶の湯の席で、虎屋の初代が勝成に饅頭を献上したところ大いに喜ばれ、「とんど饅頭」の名を与えられ、以後、福山城下で販売することを許可されたという。
「とんど饅頭」があるなんて、はじめて聞いたぞ。
どがいな饅頭かいの!?
というわけで、この「とんど饅頭」を売っている虎屋本舗のホームページを見てみた。
虎屋じゃけえ、「どら焼き」ならぬ「虎焼き」があるんじゃの。
とんど饅頭の姉妹品に、中に栗が丸ごと入った「とんど栗」なんてものある。
ふんふん…、ええっ!?
この「元祖 本物そっくりスイーツ・シリーズ」いうのは何じゃ???
○たこ焼きにしか見えないシュークリーム
○サンドイッチそっくりなショートケーキ
○うな重そっくりなミルフィーユ
○お好み焼きそっくりなマロンケーキ
○お好み焼きそっくりなレアチーズケーキ
などなど…。
「たこ焼きにしか見えないシュークリーム」は、「本物よりそっくりです!」というだけあって、人気第1位。
こりゃ、どう見てもたこ焼きにしか見えんぞ。
「お好み焼きそっくりなマロンケーキ」が人気第2位。
上に乗った栗が、生たまごに見えてうまそうじゃ。
「餃子饅頭」や「焼き鳥そっくりなみたらし団子」は、酒のつまみに合うじゃろうの。
(わしゃ、甘いもの、たとえば饅頭をつまみにしても酒が飲めるんよ。じゃけえ、体重が減らんのかのう?)
「サンドイッチそっくりなショートケーキ」に至っては、「ただ今注文が殺到しているため、しばらく休止いたします」とまで書かれている。
写真だけでも、その出来ばえはわかりますで。
よう、あそこまで気を配って作れるもんじゃのう。
いや、感心しました。
食べ物は食うてみんとわからんけえ、今度、食べてみることにしましょう。
最後になりましたが、「とんど」について…。
「とんど」とは小正月に、正月で使った注連縄(しめなわ)などのお飾りや書初めを燃やして、1年の無事と健康、豊作を祈る行事のこと。
竹や松、稲わらでやぐらを組んでそれを燃やす。
「その火にあたったり、鏡もちを焼いて食べたりすると、風邪をひかず、1年間健康で暮らせる」
「習字を燃やした灰が高く舞い上がると字が上手になる」
などといわれている。
今日は、「とんど」と「とんど饅頭」について勉強をさせてもらいました。
今日もひとつ勉強になったでがんす。
ああ、腹減った。
シュークリームでも食べて寝るとしようかの。
ほいじゃあ、またの。
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