故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

励ます

2015-07-09 06:06:11 | よもやま話
  
人を褒めることは、簡単じゃない。
励ますことは、さらに簡単じゃない。

他人の良いところを見つけることは、
その人を知るうえで一番の近道です。

人を励ますことも、その人を知るうえで最も大事なことです。
どちらもキーワードは「聞き上手」です。

褒める点は、その人が一番大事にしているところです。
励ますのは、その人が進みたい方向です。

今日の主題は、「励ます」です。

若い人が、悩みを打ち明ける時があります。
困っていて、方向性のアドバイスを受けたい時に相談されます。
私は、仕事ではすぐさま答えを出します。
シミュレーションした引き出しの中から、答えを伝えます。
常に自分の物差しで、計った答えを言います。

私的な相談の時は、ひたすら聞き役に回ります。
その人が、話しているうちに方向性が見える方に後押しします。
その人は、その方向に進みたいのです。その気持ちを尊重します。
私がやるのではありません。その人がやることです。

嘘の励ましはしないのです。
おかしいと思ったら、その人の言葉でその人の立ち位置でしかります。
自分の経験はたとえ話です。押し付けることはしません。
時代遅れですから。

相手を知るうえで、注意することは、何回も出てくる「言葉」です。
「あのう」、「であったりして」、「ちょっと」や
時には「死にたい」とかの言葉です。

その人は何回も同じ言葉を使います。
この言葉が、その人の潜在意識を顕わしています。
言葉が出てこない話ぶりに、もがく姿に、言外のその人が表れるのです。
私は、どうしてかなと思うことにしています。
そうすることで、この人はどうしたいのかが伝わってきます。
その本気度の高いところを励ますのです。
すべての人が、大事にしている部分があります。
受け売りの場合もあります。受け売りは、つつけばもろいのです。
自分の内からでる言葉は、稚拙でも重いのです。

褒めること、励ますことの次のキーワードは「好きになること」です。
初めはムカつく奴も、後で小説のネタと気持ちを切り替えると、
どこまでも聞くことができます。癖の一つ一つが愛せるようになるのです。
どうして、そう思うのかに焦点を置きます。どうしたこうしたは二の次です。

工事の工程表を書くことがあります。
順番に仕事を重ねることが目的ではありません。
ボトルネックになりそうな箇所を、説明するために工程表を書きます。
工程表はボトルネックを見抜くのに使うツールです。
そしてボトルネックを是正する知恵となるのです。

人を見て、瞬時にその人を分かろうとして、
自分のシミュレーションボードをその人にかぶせます。
どこまで本気なのかが、瞬時に見抜けます。
皆さんもそうしておられます。
第一印象がそうです。自分のタイプかどうかすぐに感じられるでしょう。
そのことなのです。受ける印象そのものなのです。

仕事の中で、励ますことを続けられるのは、
自分が励まされていることを常に感じることから始まります。

老人に 元気かと問う 馬鹿野郎

2015年7月9日

読み返した後の感想
このテーマは奥が深いのです。
私は、再度考えてみたいと思います。

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