故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

必然性とユーモア

2015-01-30 06:40:15 | よもやま話

夜中に雪が降ったようです。

うっすらと雪化粧です。
寝る前に、女性が化粧水をつけてきれいになれと念じる姿は美しい。
男は、静かに待つのです。
女は期待を込め乍らつい念入りにしてしまう。
男は念入りの間に、昼間の疲れが出てつい寝てしまう。
女はあわてて横に滑り込みしがみつくも反応がない。
そして、同じように疲れが出て寝てしまうのです。

どちらも必然性とは言えないまでも求めているのです。
そこに、それぞれの思いが交錯し、ドラマが生まれます。

動くはずのない写真立てが不自然でないほど少しだけ動いている。
妻が動かしたのである。それを見た夫は元の位置に戻すのである。
どちらも了解の合図である。
子供がよろけて写真立てに触って少しだけ動いたときに
ドラマが生まれるのである。

ねばねばの料理が出た時は、妻側からのサイン。
今日もかと、少し気持ちが塞ぐ夫。
頑張った朝には、ご褒美の一品がつく。
これを、はたから見ていると面白い。

イランにある油田が産む利益の95%を英国人が取る。
残りの5%が、首長に入る。
首長一人にとっては、5%のお金は使えきれないほどである。

鉄を輸出し、車を買う。
鉄産出国はいつまでも貧しく、鉄を加工する国は富んでいる。
鉄輸入国は、その構図を変えようとは決してしない。

どこか変なのである。

ドラマが生まれる。革命が起こる。
英国人は、解ったと折衷案を出す。50%ずつでどうだと。
だけど、そうはいかないのである。冗談じゃないと。

幼稚園の運動会に出かけたお父さんは、もつれる足で転んでしまう。
不幸な時は、骨を折ってしまう。
お父さん頑張れの大合唱の中で、我が子の前で張り切らぬ父はいない。

酔っぱらった帰り道、電信柱に頭を下げているお父さんを見ます。

一所懸命の中から、ドラマは生まれユーモアが育つのです。
そんなことが発見でき、表現できればと願っています。

2015年1月30日
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