元気になった妻があれこれ話してくる。
どうして、へちまは張ってやった網の下を伸びて行くのか。
と質問をされる。
冷蔵庫を開けると、生ニンニクをたっぷりのコチュジャンで漬けた桃が臭い。
瓶詰にしたら臭わなかったのに。
井戸水を沸かして飲んだら安全だと思わないか。
カルキが入った水道水より絶対美味しいはずだ。
ドラ焼きを半分ずつ食べないか。などと提案される。
起きて間もない私は、ふんふんと聞く。
久しぶりに良く寝ました。
妻は椅子から転げ落ちてから、ふとんで寝たそうです。
私はいつまでも椅子でまどろんでいたらしい。
シャツだけで寝ていると、出ている肩が寒くて目が覚めました。
信州あたりに旅行に行っているんではないかと、寝惚けた頭で現実に近づきました。
せがんでいただく、日本茶が美味しい。風味が熱々から伝わってくる。
半分残ったドラ焼きが美味しい。
やっと、今日のテーマ「椅子で寝る」です。
椅子で寝るのは、何かの途中でつい居眠りをすることです。
「何かをしなければ」から一瞬解放されます。
夏の暑い日、やっと座れた電車の中で決まって居眠りでした。
ぐっすり寝ている人が、ぱっと起きて目的の駅で降りていかれます。
体内時計の働きが良いのでしょう。
それともまどろみながら意識は降りる駅にあったのでしょうか。
会議の途中で寝るのも不謹慎だが心地よい。一回休み、てなもんで。
重要な会議は立ってやる。少ない議題でぱっぱと済ませてしまう。
座って、長々と続くいつも聞くような上司の話は子守唄がわりでした。
座らせるからそうなります。
自分の話が終わった上司も、安心したかのように居眠りです。
こんな顔が目の前に突然出て来たら、きっと目も覚めるでしょう。
おじいちゃんがお気に入りの椅子の上でゆらゆらとしている。
あの世の扉を行ったり来たり。
さすがに出がらしのお茶は、初めに飲んだ時ほどの感動はない。
小指を立てた隣のおっちゃんが、若い女性3人とゴルフをしていたと妻から聞いた。
やるもんだわい。それで女の人はいくつくらいだったと聞く私。
内心、羨ましい。
こうして、椅子の上で目覚めていきます。
すずめどん あんたはすでに 朝餉すみ
2016年7月20日
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