故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

椅子で寝る

2016-07-20 07:02:51 | よもやま話

元気になった妻があれこれ話してくる。
どうして、へちまは張ってやった網の下を伸びて行くのか。
と質問をされる。
冷蔵庫を開けると、生ニンニクをたっぷりのコチュジャンで漬けた桃が臭い。
瓶詰にしたら臭わなかったのに。
井戸水を沸かして飲んだら安全だと思わないか。
カルキが入った水道水より絶対美味しいはずだ。
ドラ焼きを半分ずつ食べないか。などと提案される。

起きて間もない私は、ふんふんと聞く。
久しぶりに良く寝ました。
妻は椅子から転げ落ちてから、ふとんで寝たそうです。
私はいつまでも椅子でまどろんでいたらしい。

シャツだけで寝ていると、出ている肩が寒くて目が覚めました。
信州あたりに旅行に行っているんではないかと、寝惚けた頭で現実に近づきました。
せがんでいただく、日本茶が美味しい。風味が熱々から伝わってくる。
半分残ったドラ焼きが美味しい。

やっと、今日のテーマ「椅子で寝る」です。
椅子で寝るのは、何かの途中でつい居眠りをすることです。
「何かをしなければ」から一瞬解放されます。

夏の暑い日、やっと座れた電車の中で決まって居眠りでした。
ぐっすり寝ている人が、ぱっと起きて目的の駅で降りていかれます。
体内時計の働きが良いのでしょう。
それともまどろみながら意識は降りる駅にあったのでしょうか。

会議の途中で寝るのも不謹慎だが心地よい。一回休み、てなもんで。
重要な会議は立ってやる。少ない議題でぱっぱと済ませてしまう。
座って、長々と続くいつも聞くような上司の話は子守唄がわりでした。
座らせるからそうなります。
自分の話が終わった上司も、安心したかのように居眠りです。


こんな顔が目の前に突然出て来たら、きっと目も覚めるでしょう。

おじいちゃんがお気に入りの椅子の上でゆらゆらとしている。
あの世の扉を行ったり来たり。

さすがに出がらしのお茶は、初めに飲んだ時ほどの感動はない。

小指を立てた隣のおっちゃんが、若い女性3人とゴルフをしていたと妻から聞いた。


やるもんだわい。それで女の人はいくつくらいだったと聞く私。
内心、羨ましい。

こうして、椅子の上で目覚めていきます。

すずめどん あんたはすでに 朝餉すみ

2016年7月20日

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