故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

夏に草を刈ってよかった

2016-12-11 07:53:41 | よもやま話

この方も7枚目にして、やっと納得の絵が描けました。
口元の可愛さ、目の涼やかさを表現したかった。
一生懸命描いて良かったと思う一枚です。


6時頃になって、やっと明るくなります。
まだ障子が貼られていない雪見障子の窓から、外を見ます。
寒くなり、草が黄色くなってきました。
山が近い。
夏に、熱中症になりかけながら山の下草を刈りました。
多くのしの竹が生えていて、視界を遮っていました。
良かった。

木々の根元まで見えます。
やっと、圧迫感がないのはよいなと思えるようになりました。
来年は、もう少し奥まで刈ることにしましょう。
木々の根元まで陽が届くようにしてやりたい。

昼前に、高い木々の間の木漏れ日が障子に届きます。
障子紙の上で枝が揺れます。
水辺で反射した光が揺れるのと似ています。

冬になってやっと、夏に草刈りをして良かったと思える。
田舎の時間は、巾が広い。
都会では、すぐに結論を求めていました。
ここは違いました。

柿の木の高い枝の実が色づき始めたころ、鳥たちが騒がしくなりました。
お腹いっぱい食べても余るほどです。
野生の動物たちも畑の作物を荒そうとは考えないでしょう。豊かです。

こんなことを知らなかった。
田舎に旅しても気づかなかった。
さわりを見るだけだった。真髄は住んでみなければ解らない。
何度も足を運ばなければ解らないこともあるのです。

懐かしき 七輪点かぬ 妻の声

2016年12月11日
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