1983年発売の製品。
MC型カートリッジの定番 DL-103。 同じ型番のシリーズながら、このDL-103Mは異端児で評判も芳しくない。確かに、他の103シリーズとは違った音色のカートリッジ。
発売当時の最先端技術を集約。アモルファスボロンカンチレバーを採用。この先に0.07×0.14角ソリッドダイヤの尖った楕円針を装着。さらに、オリジナルのDL-103からの抜本的進化、分化として、磁性体無しの空芯形アーマチュアを採用。この結果、出力電圧は0.12mVまで低くなっている。
写真は上がオリジナルのDL-103、下がDL-103M。サイズが2/3くらいに縮小。
DL-103を聴き慣れた耳では、高域は伸びているようだが、低音が少なくなって重心が高い再生音になってしまったという感。
これもありだが、DL-103とDL-103Mの二択では瞬時にDL-103を選択する。
DENON MC型カートリッジ DL-103