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「ステレオ時代 Vol.9」 NEKO MOOK

2017-04-05 | 本と雑誌


ネコ・パブリッシング 130ページ 1287円+税

メイン特集はFMチューナー「FM黄金時代 電波の中から音楽を紡ぎ出せ」。誌内では「FM黄金時代を支えたチューナーたち」というタイトルで表紙との不一致があります。
「トリオのフラッグシップモデルの系譜」
FM、FMエアチェックをリードしていたチューナーの盟主トリオの最高機種についての解説。KT-9700、KT-9900、L-01T、L-02T。9連バリコン、ステレオ復調のMPX。当時の開発者の「アナログのスイッチングでキレイに歪ませる」という旨。これぞ日本のすりあわせ技術の極みという感じです。
私もトリオ、ケンウッドのチューナーはバリコン式のKT-900、シンセサイザー式のKT-2080を使っていました。KT-900を購入して初めて音を出した時に、「FM電波にこんな音が載るんだ」と感動したことを覚えています。

「トリオの牙城に挑んだライバルたち」
チューナーはトリオという定評がある中で、他メーカーはトリオのシェアを奪おう、削ろうとして新製品を開発して市場に投入していました。ソニー、パイオニア、ヤマハ、テクニクス、マランツ、サンスイの主要なモデルの説明があります。パイオニアは3機種も登場しますが、全てがシンセサイザー式。私はパイオニアのTX-8800というバリコン式を使っていたこともあります。まさにエアチェックブームのまっただ中です。パイオニアに限らずバリコン式をもっと取り上げて欲しかったです。

ステレオ時代 VOL.9 (NEKO MOOK)
クリエーター情報なし
ネコ・パブリッシング
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