老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

876;老人と子ども(7) 終わりがある

2018-08-09 16:00:00 | 老人と子ども
フェンスの向こう側


“終わりがある”

老人 、後がない。
子ども、先がある。

先後(さきあと)の違いはあれど、
終わりがあるのは同じ。

875;今日は“ナガサキ”の日

2018-08-09 12:00:25 | 老いびとの聲
今日は“ナガサキ”の日

8月9日
ナガサキ に原爆が投下された日
ヒロシマの惨劇に続き
ナガサキにも惨劇
続けざまに繰り返された

忘れてはならないナガサキ・ヒロシマ

隣国の核が気になる


874:老人と子ども(6) ご飯をこぼす

2018-08-09 04:14:19 | 老人と子ども
西瓜が大好物のbeagle元気

ご飯をこぼす

〔食事時の風景〕

物忘れが進んだ老人がご飯をこぼす。

就学前の子どもがご飯をこぼす。


老人と子ども。
ご飯をこぼす、という行為が同じであっても、
周囲の反応は違う。

「爺ちゃん、床にご飯が一杯落ちていますよ。体がテーブルから離れ過ぎ」「味噌汁をこぼすよ」などと
傍らにいる老いた妻は愚痴を{こぼす}。

「爺ちゃん、涎(よだれ)を{こぼし}て、洋服が濡れる前に目の前にあるテッシュで拭いて」。

それに比して
幼子がご飯をこぼしても、頬っぺたにご飯粒がついた顔を見て
家族は思わず笑みを{こぼし}てしまう。