精神病院では、財布やお金は持つことができなかった。親のお金で入金したプリペイドカード(1,000円くらい)で売店での買い物や自動販売機のジュースを買ったりした。プリペイドカードの金額が少なかったので、ほとんど何も買えなかった。売店でときたまノートを買ったり、たまにジュースを買ったくらいである。母親がクッキーなどのお菓子を差し入れてくれたので、それは差し入れられた日にむしゃむしゃ全部食べた。それくらい、食べ物には飢えていた。売店へは、スタッフと一緒でなければ行けなかった。スタッフに「買い物をしたい」というと、1階の売店まで付き添ってくれた。入院中は、病院食以外のものを食べたくてたまらなかった。テレビで菓子パンや料理の番組を見ていると、食べたくてたまらなくなった。また、病院内は禁煙だったので、入院してから2,3日目の隔離室では、寝ているときにたばこを吸う夢を見た。入院中も、たばこが吸いたくてたまらなかった。