あるがままに高齢を生きる! シャンソン、菜園とともに・・

予測不可能な未来のドラマに期待を寄せつつ、明日を見つめてまだまだ濃い時間を紡げたらとブログを書き続けます。

夫が、私たちが探して気に入った施設に入れますように!

2019-10-31 23:33:42 | 日記

昨日は夫の87歳の誕生日でした。

病院には急用で行けなかったので、今日は大目に時間をとっておやつ持参で行ってきました。

毎回のことだけど退院の日を聞くので、ちょっと前から退院しても足が弱ってて私では面倒を見るのが無理なので、施設にお世話になることを告げると、納得したかの如く「そうか」と答えます。

日を追うごとに、多くの施設を息子夫婦と一緒に訪問したこと。結果的に彼に合いそうな所を見つけたこと。そこは家にいるような温かい感じで我が家から近いこと。家族3人の思いが一致してること。近いことでしょっちゅう会いに行けること。などを何回も何回も話しているうちに、納得しているような表情を見せるようになりました。

私が帰るとき「そこにはいつ行くの?」との彼からの問いに、初めての彼の意思表示にびっくりしながらも、ほっとしながら帰ってきました。

明後日病院に行った時まで、憶えているかしら?

 

帰宅してすぐ、施設に今日のことを報告し近日中に夫を伴って、家族で訪問したい旨の手紙を書いて投函しました。


シャンソンを日本語で歌うことへの考察!

2019-10-29 07:00:40 | 日記

ずっと以前に、ある人から「?の音が間違っていた」という指摘を受けたと報告がありました。

これはどうしても言っておかなければならないと、いつも感じていることなんですが、私たちはシャンソンを日本語に訳したものを歌っています。

楽譜の小節のなかの歌詞の多くは直訳ではありません。原詩を訳したものを各小節に配分して入れてあるのです。

音符の通りに歌ったら、しばしば日本語は機能しなくなります。

日本語のイントネーションを正しく発して、言葉を機能させることによって初めて聴き手とその歌を共有することができるはずです。

 

私のライブを狭いホールで行うときに、しばしば目をつぶって聴くお客様が増えてきたのを実感しています。

私は、ドラマを、或いは風景を目の奥で描きながら聴いてくださってるのだと、勝手に思いを巡らせて歌っています。そして、シャンソンを歌い手と聴き手がその曲を共有した瞬間を目撃したのだと、喜びにうち震えます。

 

シャンソンは下手でいい!! 山ほどある素晴らしい歌を言葉を機能させて歌うことで、必ず聴く人に伝えることができると思っています。

言葉の緩急と、それによってできる間の問題などのテクニックを学ぶ必要はあるにしても~!

 

曲を何度も聞いて、その中で自分の絵を描く!

如何!?

 


認知症の夫に、私の説明が少しは理解してもらえるようになったかも?

2019-10-27 09:59:20 | 日記

一日おきにおやつ持参で夫の見舞いに行っています。

会うと「あ、来たのか」と嬉しそうな表情をするのです。

どんどん語彙が貧困になっていて、「子供たちや孫たちは元気にしてるか?」と、最近は「今月は帰れるんだよね」というのが常套句になっています。もうそろそろ具体的な話をしなくてはなりません。

「ううん違うのよ。今は10月なので、12月の11日まではここにいるの! あと1か月半ね。病院は3か月しかいられないから」と言うと、不思議そうな顔をするので、「あなたが自宅のトイレで5回も座り込んだから、まわりと相談してこの病院に入れてもらったの。もう私も86歳であなたと同じ歳だし、あなたの面倒は見られないし共倒れになって子供たちに迷惑かけるのはあなたも厭でしょ?」と、ここまで言うとかなり理解を示す表情をします。小さく頷いてもいます。

「だからもう家に帰るのは無理だから、今息子夫婦とあとで入ってもらう施設を探しているところなの」ここでやっと「そうか、それはご苦労様だね」と「穏やかな表情で答えます。「どうにか可能性のある所を見つけられそうなのよ。ほかのどこよりもいい感じで、我が家から近いので頻繁に顔を出せるし、息子たちもそうすると言ってるので安心して!」「うん!」

ここで話は終わり、彼がおやつをおいしい、おいしい、と食べ牛乳を飲んでテレビを見始めたのを機に「また明後日来るからね!」と言い残して私は帰りました。

 

以前のように強い拒否は見られなくなって、少しは安心できるようになりました。


ボランティアに行ってきました。

2019-10-23 16:27:07 | 日記

「新老人の会」の皆さんの集まりでシャンソンを歌ってきました。

しかし、その会場までたどり着くのが大変! 何度も通った道なのに、ナビゲーターに頼ってみたのが間違いのもとでした。気が付いたら会場とは逆の方向に走っていて、それを修正するのに時間がかかり、皆さんにご迷惑をかけてしまいました。

 

更に、本番前に音響が働かない!! いつもレッスンで使っているはずなのに、とうとうマイク無しで歌う羽目になりました。シャンソン人生で、初めての経験でした。

でもよくしたもので歌う側としては、どんどん乗ってきてかえって語れたかな? と思えたくらいです。

 

終了後の反応は、大変喜んでいただき、すぐ帰る人もなく沢山質問も受けて、調子に乗った私はひとしきりシャンソンについての講釈をして帰りました。

アクシデントを楽しんでいるかのような今日の私でした。


病院の退院後に移ってもらう施設が、決まりそうです。とても切ないけど~。

2019-10-22 22:14:30 | 日記

今日は午前中に息子夫婦と一緒に、夫のための最後の施設めぐりをしました。

どこも親切にやさしく説明をしてもらいましたが、以前に訪問した有料老人ホールに決めようと、息子嫁がその施設「我楽家(わがや)」に、意思決定の電話をしてくれました。

 

午後は予定通り、おやつを持って病院に夫の見舞いに行きました。

待ち構えたように、「12月には退院はできるのか」と聞いてきます。早く家へ帰りたいらしいのです。

退院後家に帰るのではなく、施設に行くように伝えなければなりません。

我が家のトイレで5回も座り込んだこと! 救急車で以前の病院へ運びこまれたこと! その病院で現在の病院を勧められたこと! 現在の病院のトイレでも座り込んだこと! などを詳しく説明をしました。

認知症なので、どれ一つ憶えていないとのことでしたが、家に帰っても倒れたら私に面倒を見る力がないことや、病院よりもいい条件で家庭的な雰囲気の施設を見つけたので、病院の退院時にはそこへ移って欲しいと、丁寧に丁寧に説明をしました。

そこへお世話になったあと私と息子夫婦は、頻繁に顔を出すから! との話をなんとなく理解をしたようでしたので、今日は帰りました。

 

切ないけど、一日おきの見舞いのたびに同じ内容を伝え続けるつもりです。