はんどろやノート

ラクガキでもしますか。

まだ八月の美術館

2008年01月04日 | まんが
     この絵は、岩館真理子さんのマンガ『まだ八月の美術館』の1コマを、鉛筆で模写。


 それは突然決まったことだった。クラスメイトの明智くんは明日北海道へ転校してしまう。それで初めて2人きりで東京へコンサートへ行こうということになった。ところがその日コンサートのチケットは風に飛ばされてひまわりの中に。
 あ、あ、あーああー…。
 まだ8月。太陽がじりじりと顔を焼いて…。

 二人は駅前の小さなひっそりとした美術館へ。
 その美術館の絵の中には「冬」が描かれていた。涼しい。
 二人で話を…。ああ明智くんは明日北海道へ行ってしまうのだ。
 女の子は「この絵の中に入って時間を止めてしまいたい」と明智くんにいう。

女の子「思い出なんて幻と同じ。同じ幻だったら、あたしは絵の一部になってしまいたいの」
明智くん「… 」
女の子「… 」
明智くん「わかった。じゃあ一緒にこの絵の中に入ろう」

女の子「どうやって、入るの」
明智くん「こうやって手をつないで思いっきり走るんだ。集中して…」
女のこ「うん。」
明智くん「余計なこと考えちゃだめだ。幸せな未来だけ考えるんだ」
女の子「幸せな未来だけ…」
明智くん「いくぞ。」
女の子「うん。」
      
      ミーン ミーン ミーン ミーン ミーン ミーン ミーン ミー


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