KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

弥山(みせん)へ

2018年05月16日 | 旅行
写真は宮島の弥山ゴンドラからの広島側の風景。

弥山(みせん)は標高535mあって、弘法大師が開山したという修行の山でもある。頂上までの修験道にはお堂もあるようだが、無論、私に行ける場所ではない。本格的な登山になるようだ。
その山の中腹433mまで、ゴンドラとロープウェイを乗り継いで行くことができる。そこまで行くと、宮島の反対側・・つまり四国側の島々が見えるのだというので、それを期待してゴンドラ乗り場まで。
そこまで行くには紅葉谷というちょっと険しい所を登らねばならない。でも、無料の送迎バスがあった。といっても、最後の登りは自分の足で行かねばならない。めえちゃん頼みの私にはチトきつかった。でも頑張ってロープウエイに乗り・・




途中でゴンドラに乗り換えて。ゴンドラからの眺めに感激。海に浮かぶ白いものは牡蠣筏。


そして、四国側の見える到着地点の風景には声も出ないくらい大感激した。








海が見たい、海が見たい、と今年になってから切望していた気分がこれでたっぷりと満たされる風景だった。ロープウエイ駅のレストランで海を見下ろしながらうどんを食べた。場所が場所なのでメニューは肉うどんとカレーくらいしかなかったけれど、うどんの味は、私の大好物の讃岐うどんに似ていて、美味しかった。肉が・・やっぱり西国、牛肉なのでちょっとがっかりだった。鶏肉なら満点だったのに。
帰路は、ゴンドラの駅から新緑の眩しい紅葉谷を海岸まで下った。紅葉の中を歩くかなりの坂道で、眼の悪い私には怖かった。慎重に、楓の根っこに躓かないよう。宮島は紅葉の名所。新緑もまた素晴らしかった。








帰路は、JRの連絡船に乗った。こちらは大きなフェリーで、わずか10分の小航路、でも船から遠ざかる宮島が見える。行きにこれを利用していると、近づいてくる大鳥居に感激する・・という風景。


随分歩いたつもりだったのに、ホテルへ帰ってスマホの万歩計を見たら13000歩。体力なくなった~とつくづく。

息荒く登りくる人新樹光  KUMI
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世界遺産の島

2018年05月15日 | 旅行
10日の話です。

前日、ホテルまでタクシーに乗ったとき、宮島へ行く運転手さんから、宮島まで平和公園から連絡船が出ている、という情報を得た。前回・・といっても25年以上も前・・行ったときは広島駅からJRに乗り、宮島口で降りて連絡船に乗ったのでそのつもりで居た。他の方法があるとは調べてもいなかった。
前日に時刻表を調べておき、ホテルから数分の船着き場へ。小さな船だが川を下って穏やかな瀬戸内海へ出るだけだから快適な40分だった。船内からの写真。


実は、中学三年から高校の途中までを、父の仕事の都合で四国の瀬戸内海に面した街に暮らした。対岸ながら、島影の重なる瀬戸の海はその時と同じ。





まずは世界遺産の居厳島神社へ。潮が引いて大鳥居の近くまで歩いて行ける。外国人観光客が、裸足で海に入っていくのにはびっくり。私は遠くから見るだけにした。
神社の回廊を巡り・・
















と、ここまでは前回と同じコース。昼の新幹線で帰る日だったので、弥山(みせん)には行けなかったのだ。今回は一日宮島に滞在できるのでゆっくりと念願のゴンドラに乗れる。弥山は、後日。

鹿の眼のまことつぶらか若楓  KUMI
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眼底検査・・緑内障

2018年05月14日 | 病気のこと
天気 晴

気温は高くなったものの湿気が少なくて過ごしやすい初夏の一日。
でも眼底検査で眼科へ。眼科の検査は大抵のものが痛くもないし辛いことはないのに、この検査だけは苦手だ。年に一回か二回とはいえ、今日のように快晴の日は大変。
何しろ、検査のあと、日差しが眩しくて眩しくて。帰宅するまでの約2000歩を殆ど眼を開けていられない。数時間、視野がぼんやりするのはとくに苦痛ではなく、この「眩しい」が大敵だ。真っ黒なサングラスをかければ何とかなるとはいえ、乱視と視野狭窄の眼にはいつもの「外出用メガネ」でないと危ないし・・

という検査の結果は、視野狭窄以外は問題なし。でも、右眼だけの狭窄が左眼でも少しづつ進んでいるという。私の場合は真ん中にはまだ症状はないので、失明はまづないだろう、と言われているものの、あまり長生きをしたら不自由にはなるだろう。今でも、階段を下りるときにとても怖い。灰色一色の石段は、平面に見えてしまうのだ。

頑張って点眼薬を怠らず、少しでも抑えるほかはない。
と解っていても、一日一回の点眼は寝る前に欠かさないけれど、昼間、2回は点眼するように言われている薬はどうしても忘れることが多い。さて、明日からは忘れずに。

十薬の咲きつぐ病みし眼の前に  KUMI
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平和記念公園

2018年05月13日 | 旅行
9日の話です。

広島のホテルに到着したのが午後の2時半過ぎという、呑気な日程。
中央線の朝の通勤ラッシュに荷物を持って乗るなぞ、我々夫婦には大変なことなのでそれを避けた。私はラッシュのスマホが怖い(ペースメーカーつけてます)。一人なら女性専用車に乗れるけど・・

到着の日は、ホテルに近い平和記念公園をゆっくりと散策すれば良いから、と決めていた。
ホテルは原爆ドームの北側なので、公園の正面ではなく後ろから入ることになる。前回行ったときはまず最初に、昨日の写真のような川からの原爆ドームに息を呑んだ。
でも今回は、すぐ近くから見上げる位置になって、これもまた息を呑むドームの光景になった。澄み切った空をバックにしているのが、むしろ痛々しい。




資料館は、本館が耐震工事をしていて半分の領域しか使えなくなっていた。


そのせいで、修学旅行生と外国人観光客がいっぱいで、中はごった返し・・無論、内部の展示は写真撮れません。でも、以前にはなかった、原爆投下時の俯瞰図を大きな平面の動画の展示にしたのが実感を伴った。わずか一発の爆弾で市街が破壊される瞬間を見ることになる。中学生も静かに熱心に見入っていた。
我々世代には戦争を肌で感じることが出来る。でも豊かな時代の子供たち、やはり広島への修学旅行は意味あること。

公園は、新緑が爽やかで・・平和っていいなあ、と実感出来る天気。




何だか、あまり観光写真を撮る気分になれない場所、と思った。
それにしても外国人の多いこと。どの国、と判別はつかないけれど、アメリカからの人も結構いるのかな?と。資料館で、一人で熱心に展示品の英語の説明を読んでいた若い外国人女性が今も思い出される。

たくさん納められていた千羽鶴、その中のひとつがふと目についた。15回目、と書いてあったから、この女性は1万5000羽の鶴に祷りをこめたのだ。


千羽鶴折れる幸せ新樹光  KUMI
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新緑の広島

2018年05月12日 | 旅行
お天気に恵まれて、東京が寒かったらしい日も爽やかな晴天で、日ごろの行いが良かったから?などと思ったくらいだった。運が良かっただけのこと。

評判通りの高級感のあるホテル。といっても、平日の宿泊費はかなり安くなっている。


30階に案内されて、そこから窓の外を眺めたら・・


息を呑む風景が眼下に。広島城公園が真下に広がっていた。平和記念公園は写真の左下の方なので部屋からは見えなかったものの、歩いて10分とはかからなかった。
空気の綺麗な都市なのだろうか、ともかく空と新緑が眩しい三日間だった。


という満足の日を過ごして、帰路に宅配で送ったキャリーバッグが今届いた。
午前中は内科の通院、そしてバッグの片づけもあるし・・と忙しいので、写真はスマホのもの。カメラの写真はまだ整理がついていない。

平和記念公園と、宮島と、広島城と・・写真とお話は後日、とします。

夏芝を鳩の歩める爆心地   KUMI
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