虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

夜霧のしのび逢い

2011-08-25 | 日記
吹田市にある「蕎麦カフェ空庵」に久しぶりに寄った。
たまたま、音楽家の人がきていて、この日はただで生演奏を聴かせてもらった。
楽器は、チェロ、フルート、ハープ、ピアノ(音楽家の方は二人)。

聞く人はたった4人。もったいない気がした。
曲目は、年齢に合わせたのか、1970年代にはやったムードミュージックばかり。
「ジェルソミーナ」「オリーブの首飾り」「ある愛の詩」「エーデルワイズ」「ロシアより愛をこめて」「ゴッドファーザー」「エーゲ海の真珠」「コクリコ坂から」・・・他にもよく知っているのだけど、曲名を忘れた。10曲以上は演奏してもらった。

わたしは、「夜霧のしのび逢い」をリクエストした。ピアノとフルートだけの演奏だけど、素晴らしかった。

「夜霧のしのび逢い」、ご存じだろうか?娼婦を描いたギリシャ映画(白黒)だ。わたしが多感だった中学時代に流行した映画音楽。街角やラジオからよくこの曲が流れていたので、この曲を聴くと、札幌を思い出す。痛切な思い出だ。今でも、何度も繰り返し聞く曲だ。好きな曲のベスト5に入る。

だいたい、当時、わたしが中高校時代は、ビートルズもはやっていたけど、映画音楽の人気も高かった。いい映画音楽が街角に流れていた。「アラビアのロレンス」「ララのテーマ」「誘惑されて捨てられて」「ブーベの恋人」「男と女」・・・。挙げるときりがない。ラジオのFMでは、毎週土曜日に「映画音楽特集」もやっていた。いい映画音楽があったということは、いい映画があった時代なんだな。

それにしても、音楽家というのは凄い。自身、曲は聴いたことがなくても、譜を見れば、すぐに即興で演奏できる。ジャン・クリストフもこんな人だったのか、と思う(笑)。

久しぶりに音楽に感動する1日だった。


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