虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

ネット全履歴広告活用

2010-05-30 | 新聞・テレビから
今朝の1面トップ記事。
ネット業者が、ネットの利用者がどんなサイトを閲覧し、何を買ったか、どんな言葉で検索したか情報を読み取り、広告に利用することに総務省はゴーサインを出した、という記事。
ネットの利用者、国民の意見も聞かずにこれはないだろう。個人情報保護に反するのではないか?図書館ですら、利用者がどんな本を借りたか、などは家族にも知らせない。秘密を守っている。

利用者の同意が条件だといっているが、だいたいパソコンでは、なんだかわけのわからない「同意しますか」「更新しますか」というのが勝手に画面に出てくる。わけもわからずに、同意のクリックをおすことはよくある。

ネットの世界は個人の精神世界だ。いくら、個人の趣味にあった広告を提供する、といっても、これはやりすぎ。弊害が大きすぎる。

記事によると、専門家による検討委員会では、参加者は慎重論が多かったが、総務省の事務方が積極的だった、という。

ネット業者と役人がつるんでいるのか?あるいは、背後には、警察の要望もあるのか?
ネット社会はほとんど監視社会でもあるのだから。危ないと思う。

画像は金福寺にある長野主膳の肖像画。
長野主膳も清河八郎もネット時代では、とても秘密の会合などできないなあ。

京都 洛北を歩く

2010-05-29 | 日記
過日、金福寺(こんぷくじ)、詩仙堂、大八神社、野仏庵、円光寺を歩いた。忙しくて書けなかったので、メモしておく。

金福寺には芭蕉庵がある。この寺の住職と芭蕉は親しく、住職は庵に「芭蕉庵」と名前をつけたそうだ。その後、この庵は荒廃していたそうだが、85年ほど後、芭蕉を敬慕する蕪村が「芭蕉庵」を再興する。この寺には蕪村の墓もある。画像は芭蕉庵。

ここは、もうひとつ、幕末ファンには興味のある寺で、あの長野主膳の愛人だった村山たかがその後、尼僧になって晩年を過ごした寺。寺には、長野主膳の肖像画やたか女がさらされた時の絵、位牌、筆跡が蕪村の絵などといっしょに展示されている。

長野主膳。どこで生まれ、何をしていたか前半生は誰も知らない謎の人物。背高く、色白く眉目秀麗、ミステリアスな人物で、海音寺潮五郎も「小説にしたい」と書いていた人だ。
清河八郎は、幕末の動乱劇の幕を切った人物とされるが、長野主膳は、井伊直弼を大老にした。直弼の政策、行動はすべて長野の策から出たといわれるくらいだから、こちらが幕末史の幕を開けた人物といえるかもしれない。二人はちょっと似ている気もする。

井伊直弼は朝廷の同意を得ずにアメリカとの条約に調印した。だが、当時、幕府は朝廷にはかなり説得工作をしていて、鳩山さんのように、まったく国民の同意を得ずにアメリカとの協定を結ぶことはしなかったはず。昔は尊皇の国だから、朝廷の同意が必要だったかもしれないが、今は民主主義国だ。主権者である国民を無視してどうする!八郎もたぶん「怒」だ。

村山たかは直弼や長野主膳より6才上。長野主膳のためにスパイ活動をしたということで、テロにあうが(土佐派だろうか?)、明治9年まで生きる。近くの円光寺に小さな墓がある。長野主膳は、井伊直弼が暗殺されたあとも2年ほど生きていたそうだが、彦根藩によって、打ち首。武士としてではなく、百姓町人待遇の処刑だった。

駐車場は道路脇に1台停められるほどの狭いスペース。こじんまりした寺だが、いい寺だ。

報道番組あれこれ

2010-05-23 | 新聞・テレビから
今朝、朝日放送のフロントラインで鳩山総理と沖縄県知事の会見の中継があった。だが、鳩山総理の挨拶を中継するだけで、沖縄県知事の方は例によって、CM、ゲストコンテーターの話で中断。そして、キャスターが「では、次に特集にうつります」とこの中継はおわり。
おいおい、今日の特集としては、この会見以上の特集はないだろう。他の局も回してみたが、やっぱりどこも放送していない。マスコミもこの会見に同席しているはずなのに、なぜそのまま中継しないのだろう。

新聞のテレビ欄で、ニュース番組を探した。鳩山首相が沖縄へと書いている番組は6時の真相バンキシャと7時からのNHKニュースだけ。いつのまにかニュース、報道番組が少なくなり、娯楽番組だらけ。沖縄の米軍基地の問題など存在しないかのように、テレビからは笑い声ばかり。お笑いファシズム。

話は変わるけど、大阪豊能郡で養女になった女性が殺害され、養父が自殺したという事件があった。養父が自殺するまでは、テレビ、ラジオでも不可思議奇妙な事件だとよく報道されていたが、養父が自殺したあとはピタッと報道されなくなったような気がする。新聞にもその後なんの記事もない。まさか警察の失態だから追求をやめたわけでもないと思うが、腑に落ちないなあ。あの事件は日本の貧困社会を映す事件で、みんな人ごとではないと感じたはずだが。

今年も自殺者が3万人を越えたという報道を以前にテレビで見た。自殺者の推移のグラフがちらっと出たのだが、ちょうど10年ほどまえくらいから急にグラグが上昇していた。この10年前にいったいなにがあったのか、検証すべきなのだが、だれもあえてそれを問題にしようとしないようだ。




カラオケ

2010-05-19 | 日記
先日、結婚パーティに参加した。
前にステージがあり、カラオケが始まった。
サービスのつもりで、前に出て、「あのすばらしい愛をもう一度」を熱唱した。
こんな歌をうたうおっさんているだろうか(いない)。

カラオケボックスとちがい、広いホールで大勢の人が見てる前で歌うと、なぜかいつもよりも声が出ているような気がした(笑)。年寄りの冷や水。

ネギってすごい

2010-05-19 | 日記
毎日、使うネギ。
節約生活をしている小生は、ネギの根元を根がついたまま水の入ったコップに入れておいた。すると、不思議不思議、1週間で、こんなにのびた。また、切って味噌汁に使うことができる。
こんなこと、みんな知っていることかもしれないけど、拙者は知らなんだ。なにせ、科学知識はゼロ、植物についてなんか何も知らない。なぜ、もっと早くからこのことを知らなかったのだろう。それにしても、不思議。ネギは生きているんだなあ。頭に水をかけたら毛が生えるのだろうか。とまれ、ネギの他に水だけで、成長し、食べられるものって、他にないのやろか?

普天間基地、意見広告

2010-05-16 | 新聞・テレビから
今朝の朝日、普天間基地撤去の意見広告。全面を使っているが、いくらかかったのだろう。
たった2ヶ月の期間に賛同者4629件集まったそうだ。斎藤貴男、鎌田 慧などの名前もあった。「アメリカの海兵隊は本当に必要なのでしょうか、暮らしと安全を守るのに、米軍基地や軍隊が必要なのでしょうか」とある。

この問題を日本国民みんなで考え、議論を呼び起こすために広告を出したのだが、本来なら、半世紀前の日本なら、まず、新聞人が、大学の学者たちが、評論家が、政党が、良心ある知識人たちが、率先して旗ふり役をしたのだが、今の大学の学者も、新聞も、いわゆる知識人とよばれる人たちもおおかたは沈黙している。

しかし、市民は意見を言う。


映画「密約」外務省機密漏洩事件

2010-05-15 | 映画・テレビ
十三の第七芸術劇場へ観にいった。
大昔、テレビで見て印象に残っていた。いや、このテレビを見てはじめて澤地久枝を知ったのかもしれない。もう1度、観たいと思っていた。

毎日の西山記者の密約事件を扱ったものだ。記者に北村和男、外務省の女性事務官に吉行和子、澤地久枝役に大空真弓。

テレビ局も、昔は、こういう硬派の番組を作っていたんだよ。

岡田外相、密約文書の調査をする、といっていたけど、しっかりたのんまっせ。

今日は早く寝るので、これでおしまい。



沖縄県民調査

2010-05-14 | 新聞・テレビから
米軍基地についての沖縄県民調査(朝日)。

あいかわらず、愚問をやめていない。
あなたは鳩山内閣を支持しますか、支持しませんか。いま、どの政党を支持しますか。
ほんまに、もういい。

「沖縄県内の米軍基地を、将来的にどうすればよいと思いますか」

この質問に、いままのままでよい、が11%、縮小するが42%、全面的に撤去するが43%。
縮小・撤去を合わせると、85%になるのに、この結果は見出しにも使わず、とりあげない。

見出しは、現在の首相案に反対が73%。そして、「米基地は県外へ」53%。

米基地を県外に移すことに県民もかなり賛成しているといいたいようだが、質問がおかしい。

「沖縄にある米軍基地などを整理・縮小するために、一部を国内のほかの地域に移すことについて、賛成ですか、反対ですか」とくる。

なぜ、ここに「国外に移転する」という選択項目はないの?

県民調査をするなら、なぜ、米軍基地をどう思いますか、撤去すべきですか、国外に移転すべきですか、という項目をなぜ立てない。

さて、社説。「普天間移設問題」の見出し。米軍基地の問題ではなく、国内の移設問題なのだろう。「仕切り直すしかあるまい」が見出しだ。

おそらく、船橋洋一主筆が書いたのだろうけど、なんだか、日本メデイア党の長老のお言葉のような感じ。「・・しかあるまい」とはよく言うぜ。なにさまだい?

「東アジアの安定装置として日米同盟の機能は大きい。在日米軍の存在は必要だ。」
日本メデイア党の持論だ。

それにしても、にわかに米軍基地や訓練が沖縄から沖縄以外にも広げようとする動きが出てきた。米軍と日本との一体化がますます強化される。いやだ。反対だ。


メデイアの政治的発言

2010-05-13 | 新聞・テレビから
夕刊に元厚労省職員が休日に集合ポストに政党紙を配布した裁判で、高裁は有罪の判決の記事。

公務員は中立だから、たとえ休日でも政治的行為をしてはいけない。ましてや、デモなどとんでもないということか。

中立というのがありえるのかどうかは別にして、中立というなら、公共放送も本来、政治的に偏ってはならないものだろう。

ところが、最近(この10年ひどい状況になっているが)、政治的発言を一方的に垂れ流すテレビ・ラジオはどうなんだ?といいたい。

日中は、車に乗っていることが多く、習慣で、ラジオを聞いている。いつも毎日放送にチャンネルをあわせているが、朝は「浜村純」から。浜村純もときにかなり政治的に偏った話をするけど、まあ、純は話が達者だからゆるせる(映画やほかの話もするし)、そのつぎが、たしか「ええなあ」、この司会者は特に政治的発言をしないが、お昼頃からの「こんちゃんです」とかいう番組、これはひどい。耳に不快な声で、政治的発言をくりかえす。毎回、鳩山さんや小沢さんの悪口ばかりで、かえって、小沢さんの味方をしたくなるほどだ。公共の電波を使ってこんな一方的な政治的解説を流されるのはたまったもんじゃない。

テレビもまたひどい。「たけしのTVタックル」とか読売の「ここまで言ってもいいんかい」などを筆頭にタレントに政治的発言をさせる。いや、今は、政治的発言が視聴率をかせぐのかもしれない。お茶の間で笑いながら政治的発言をするのがミソだ。

政党として、自民、民主、公明、社民、共産などいろいろあるけど、しかし、正式に政党は名乗っていないけど一番大きな政党はメデイア党だと思っている。自民と民主を合わせた連立保守みたいな政党だろう。所属議員としては、お笑い芸人はじめ、タレントは豊富にいる。国会議員にテレビ有名人が出馬するのも当然だ。日本で一番大きな勢力をもつ日本メデイア党、これからどこへいく?

注視しなければならないのは、政府や政党ばかりではなく、メデイア党かもしれない。


メデイアの壁 時代の壁 龍馬

2010-05-11 | 新聞・テレビから
昨日の素粒子。

「今こそ考えよう。鳩山さんはズッコケたけど県外移設は正論だ。ー略ー 今こそ分かち合おう。戦後65年本土復帰38年。ずっと変わらぬ基地の島。耐え続けた人たちの苦しみ、ともに担う連帯を。ー略-」

こんなこと書いていたけど、基地や訓練を沖縄県外に移して、沖縄の苦しみ、負担を日本国民みんなで分担しよう、といっているのか?たぶん、そうだろう。それにしても、苦しさを担う連帯を、とはよくいうよ。

ここには、基地の国外移転、いや、在日米軍基地はいらない、という発送、思考はありえないようだ。

日米軍事同盟は必要で、在日米軍基地は当然という発想の枠、大前提がある。それ以外の発想は遮断し、壁を作る。

同じようなことは、法人税減税もそうだ。消費税を上げることはたびたびメデイアで話題になるが、法人税についてはほとんどふれない。いや、法人税減税は当然。企業がもうからなくては、雇用も生活安定もすべてダメ。まずは、企業の利益、それが国の利益と当然のごとく発想する。それ以外の発想はこれまたありえないと考えているようだ。思考停止。法人税を下げて企業の利益があがっても、それが労働者の利益にはつながらないことはわかりきっているのだが。

今はまだフランス革命後のブルジョア国家だから、政府が、他のなによりも企業、資本の論理に従属するのはわかる。しかし、実にあからさまで、えげつないくらいの発想の壁だ。企業が滅んだら、国が滅ぶと国民をおどかしている。

まるで、江戸時代、幕藩体制の思考から抜けられなかった人々のようだ。幕府がなかったら、藩がなかったら、国が滅ぶ、人々の生活はない、といっているのと同じだ、そんなことはなかった。

「龍馬伝」のおかげで今、再び、龍馬が人気だが、龍馬から学ぶとしたら、国を守るために海軍に志した、なんてことではなく、その発想が幕藩体制の壁を無視したことだろう。龍馬は、当時、当然とされた藩士としての発想を捨てていた。幕藩体制の思考の壁をこわしていた。

今のメデイアは、日米同盟、景気回復(企業の収益回復)を当然の論理として、思考の枠として、国民におしつけているが、他の道はいくらでもある。龍馬なら壁をこわして、ちがう発想をするのにな。




貸本屋

2010-05-07 | 読書
NHKの連続朝ドラ「ゲゲゲの女房」、あまり見ていないのだけど、水木しげるの「墓場の鬼太郎」については、思い出がある。初めて見たときは、たしかに衝撃的だった。小学生の時だった。友達とすげえーな、と話し合ったことを覚えている。

中学生の頃だったか、貸本屋で、水木しげるの「不死鳥を飼う男」を読んだ。今でも、題名を覚えているくらいだから、印象的だった。

水木しげるの絵はほんとに異色だっ
た。

当時、貸本屋をよく利用した口だ。そのころは図書館は今みたいに貸し出しはしてなくて、館内で見ることしかできず、サービスは悪かった。

貸本屋で、白土三平の「忍法秘話」などを読んだ。
それと、懐かしいのは、貸本屋で流通しているマンガ本の題名だ。
「影」「街」、えーとそれから「顔」(?)。いろいろあったけど、忘れた。
貸本屋だけで読むことができるマンガがあった。

貸本文化が消えてしまったのはほんとにさびしい。ちょっとマイナーで刺激的な文化だったな。

朝日の素粒子

2010-05-06 | 新聞・テレビから
朝日の夕刊1面に短い言葉で世相を風刺する「素粒子」。

以前から、なんだこれは、品性下劣な「素粒子」だと思っていたが、今日のもふざけたもの。

沖縄で批判をあびた鳩山首相をネタに「しかられて」の歌の歌詞をもじって、「しかられて しかられて ようやく訪ねた 沖縄で・・・・」と揶揄する。

事は鳩山首相だけを批判すればいい、という問題ではないだろう。
なんの風刺にもなってなく、実に下劣な「素粒子」の精神がありあり。それにも気づかない。

かつては、「素粒子」はこうではなかっただろう。「社説」「天声人語」「素粒子」の劣化は何を意味するのだろう。ジャーナリストではないある一群の幹部たちが朝日を占拠してるのだろうか。


朝日主筆は米国の代理人かい?

2010-05-05 | 新聞・テレビから
今朝の朝日1面に朝日主筆船橋洋一の文。見出しは「拝啓鳩山由紀夫首相」とあるから、首相に語っているのだろう。最近、この人は国民に語るよりも、首相や、時の閣僚に語ることが多い。政府のご指南役を任じているのだろう。

基地問題について書いた長い文だが(1面、24面を使っている)、驚くべき事は、ここに沖縄県民とか沖縄住民という言葉は一切ないことだ。沖縄に住む人のことは一顧だにされていない。昨日、首相は沖縄住民と対話したというのに。

代わりに多い言葉はなんでしょう。クイズにしてもいいくらい。そう。「米政府は」「米政府高官は」「米政府要人は」という言葉。文章の8割方は米政府の意向や考え方を紹介している(うそだと思われる方は確認したらいい)。

なぜ米政府は海兵隊が沖縄に駐留しなければならないのか、その理由を説明していない。それを説明すると、国民に「ガイアツ」と思われ、「日本が変な形で右傾化しかねない、との不安を」アメリカが抱いているからだ、と書く。

え?右傾化ってなんののことだ?沖縄の基地問題を国民が広く知り、考えることで、米国の戦略のおかしさに気づき、国民の反米、反基地の感情が盛り上がることだろう。それが右傾化なのか?(米国にとってだろう)

「日本を守り、日米同盟を使うには、沖縄が欠かせない。沖縄と力を合わせなければならない」。

最後に、鳩山首相にこう励ます。
「戦略環境の変化に即した戦略的覚悟が求められる時です。ぜひ、大きな決断をしていただきたいと心から念じております」。
世間の批判や国民の意見に左右されず、米国のいう通りの日米同盟を進めろ、といっているのです。

この人は「戦略」という言葉が好きのようだ。かつて、太平洋戦争のころ、司令官たちはしきりに大きな「戦略」を口にし、兵隊や国民のことは考えなかった。
えらい人って、どうしてこうなるのだろう。

こういう新聞を毎月購読させられている国民(自分)もなさけないもんだが。

普天間 鳩山首相との対話集会

2010-05-04 | 映画・テレビ
お昼はめったにテレビをつけないのだが、今さっき、ミヤネ屋という番組で、沖縄での鳩山首相と県民との対話集会が中継されていた。おお!

県民代表が二人話したところで、司会者とコメンテーターの話に入り(迷惑)、3人目は小さな画面にうつるだけ、そして、どんな大事な話があろうと容赦のないCM。メナームかなんかしらないが、どいてくれい。

そして、これから、という時、もう番組は終わりで、次のプロ野球中継にうつってしまった。NHK、NHK教育、BS、他の民放局も回してみたが、この中継はやっていない。結局、これが日本のメデイアの姿なのだろう。普天間問題は大事だ、といいながら、県民との対話集会を完全に報道する局が一つもないのだ。メデイアの報道人たちの姿勢を疑う。

ゴールデンウイーク、ふだんはテレビを見ない親父たちもごろんとテレビを見ているかもしれない。多くの人に沖縄の人たちの意見、そして鳩山首相の答えを聞いてもらう絶好のチャンスなのに、中継しない。

夜のニュースで編集された対話集会の映像を見ても意味がない。解説者の話なんかいらない。そのまま中継すべきなのだ。おそらく、中継したくなかった。すすんで知らせたくはなかった。沖縄の問題は国民の問題、みんなが広く知り、考えるべき問題だ、なんてメデイアが言っているのはうそだ。と、感じた。




芭蕉

2010-05-03 | 歴史
明治以前の日本人に一番人気があった歴史上の人物は「芭蕉」だったようだ。
出世や金、栄達とは無縁な漂泊の人芭蕉に人々があこがれたというのは、実にいいではないか。
武将や、成功者に関心が集まったのは、どうも明治以降のような気がする。
ましてや、江戸時代、権力者や大金持ちが世の尊敬を集めることはなかったにちがいない。

さて、芭蕉とは何者か。これがとんと知らない。
小学校の教科書に出ていた「古池やかわず飛び込む水の音」だけ。小学校の教科書に出ると、もう興味はなくなる。芭蕉の本にしても、俳諧の本か、国文学者の本ばかりが多く、どうしても敬遠してしまう。

かつては、日本人の理想とした人物像だった芭蕉さん。何者だったのだろう。最近、少し興味が出てきた。

画像は義仲寺にある芭蕉の墓。