虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

スペインツァー②  交流

2015-01-19 | 日記
かつて海外旅行の魅力といえば、現地の人々との交流だったと思うけど、今の海外旅行ツァーの目的は、名所見学と買い物が中心で、現地(異国)の人々との交流はまずない。むしろ、海外旅行ツァーは、日本人との交流が中心。だから、外国語の必要はなし。

今回、わたしが海外の人と交流したといえば、バスの運転手さん、お土産屋(売店)の店員さん(かなり日本語ができる。いや、日本人だったことも)。あと、ワインを買ってきたけど、せん抜きがないので、ホテルのバーにワインを持って行って「開けて」と頼んだくらい。

バルセロナの空港で、「トイレ、どこ」とお店の人に聞くと、「まっすぐいって右」と日本語でい
われた。「日本の方ですか?」「はい」「どちら」「東京は世田谷です」なんてこともあった。

自由行動の時間がなかったこともあるけど、現地の人との交流はなかった。添乗員さんがやたらに治安が悪いので、やたら話しかけないように、とクギをさされたこともあるかもしれない。

その代わり、日本人同志の交流は不可欠になる。

1日に朝、昼、夜の3度の食事があり、合計15回ほど、レストランやホテルの食堂でツァーの人達と会食することになる。

一人席や二人席はなく、だいたい6人、8人席のテーブルにつく。自由席だが、どんどん順番に座ってください、と促されて席につく。その時によって、隣の人、前の人、テーブル席の人の顔ぶれは変わる。

朝をのぞき、昼、夜とも、決まって、ワインかビールの飲み物の注文をとりにくる。
さて、ビールを手にし、人のことは我関せず、と不動明王のような顔をして黙って宙をにらんでいるわけにもいかない(こういう方がいたら、きっと好きになる、だが、わたしはできない))。

隣や前の方に話しかけないわけにもいかない。謎の、変なおじさんと見られ、不快な印象を与えるのもエチケットに反する。で、「どちらから?」「どこがよかったですか?」とか話しかける。人見知りなわたしには、ちょっと気が重い(そのくせ、横に若い美人が座るとやたら話しかけるのだが)。

とにかく、食事の時間はちょっと気をつかう。さて、どんな方と同席するのだろう、などと考える。
むろん、それはそれなりに楽しいこともあるのだけど・・・。

年配のご夫婦、娘と母親、孫と祖父母、いろいろな方がおられる。特にびっくりしたのは、海外ツァーの常連さんがほとんどで、20回目という方もいた。わたしなどは初心者。
ガンになり、再発率50%といわれた、今のうちに見るべきものは見ておこうと、半年に1回はツァーに参加している、という方もおられた。 

今回の団体客は約40名。いっよにバスにのり、いっしょに見学し、いっしょに食事をした人達。おそらくもう二度と会うことはない方たちで、まさに一期一会。海外旅行ツァーは日本人との交流の場でもあるのです。

二日目は、アルハンブラ宮殿にいきました。余計なこと書きすぎたので、画像のみ。






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