gurimoeの内輪ネタ日記(準備中)

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鉄のラインバレル第3話『蒼の戦慄』の感想レビュー

2008年10月19日 02時54分21秒 | 鉄のラインバレル
『JUDA特務室室長、森次玲二。・・・もう十分遊んだだろう?「正義の味方ごっこ」は終わりだ!・・・このあたりが潮時だろうな。自分の力の程度を理解したはずだ。』
偽者の正義の味方を誅するべく、圧倒的な力の使い手が降臨するお話です。

新キャラのレイチェルも、美海と同じく原作コミックでは最近登場したキャラ・・・というところまでは良いのですが、加藤機関の隊長クラスのメンバーの中に、原作では味方のキャラが混じっているように見えるのは気のせいでしょうかww
なんという大胆アレンジ!

浩一が正義の味方になろうとしてやたらと暴れたせいで、被害総額はJUDAの表向きの顔である製薬会社の利益に深刻なダメージを与えるほどのものに。
そこで社長は森次を呼び寄せ、浩一とラインバレルを確保するべく動き出す、という訳ですね。
社長が浩一に期待する役割は何なのかが謎ですね。
少なくとも、今のままでは足手まといか、失笑専門のお笑い担当にしかなれそうもありませんがww
山下の森次好きは原作でも有名(心酔している的な意味で)ですが、レイチェルも森次ラブなご様子。
今後の2人のつばぜり合いには期待したいですね。

一方、当の本人は絵美に朝ごはんを作ってもらったりと、モテ期到☆来!な訳ですが、学校では不良グループをこき使ったりと、好き放題しまくり。
イタイ人っぷりは加速する一方でした。
絵美の新婚さんみたいなサービスカットはお約束ということで。
この時はうまく信頼関係を築けているように見えたのですが・・・。

そんな浩一を見て、彼に好意を抱いている理沙子は心配になり、矢島に相談。
矢島は浩一の好物であるカップケーキを作ってやったらどうかと遠まわしに告げ、理沙子を元気付けます。
「矢島は理沙子の事が好き」だという事実はここに来て決定的な物になったと言えるでしょう。
矢島妹と理沙子は、「なぜ矢島には彼女ができないのか?」と悩んでいますが、それは理沙子自身のせいジャマイカ!
自分の好きな女の子から別の男の事を相談されるのって、かなりキツイと思いますが、現実に無いとも言い切れないところがちょっとリアルかも。
頼れるお兄さん的ポジションになってしまっている限り、矢島に理沙子が微笑むことは無いのかもしれませんね。

理沙子にアドバイスした後も、自ら浩一を諌めに行ったりと、友達想いな矢島が素敵ですが、正義の味方として忙しい浩一(実際には何もしてません)は取り合おうとせず。
無視して帰ってしまいます。
何気に破壊された町並みのど真ん中で話をしているのに、浩一に全く反省の色が見られないあたりは、むしろ無理がある気もしますね。
滑稽さだけが浮き彫りになりすぎているような気もしますが、正義の味方のくせに良心を持ち合わせていないという意味では、イコール正義の味方失格、と言い換えることも出来るかも。

昔の回想でいじめられている浩一。
理沙子が助けようとするものの歯が立たず、巻き添えになりかけたところへ正義の味方、矢島が登場。
いじめっ子たちが物量に物を言わせて立ち向かってきますが、理沙子の応援のおかげで勇気100倍、見事に追い払う矢島。
それを見て自分の無力さを知る浩一。
3人の関係性がよく現れている感じですね。
公園のベンチでそれを思い出していたのは浩一でしたが、なりたかった「正義の味方」の身近なモデルが矢島だったことがアピールされていました。

また、浩一の家に上がった理沙子は絵美と対面。
謎の美少女に対抗心を燃やして失敗しまくるというお約束を披露してくれますが、ますますヒロインの座から遠ざかっている印象が涙を誘います。
紅茶と間違えて増えるワカメに湯を注ぐ・・・ってナイナイww
むしろ新手の嫌がらせじゃなくて良かったなと思ったり。

そんなこんなでまったりしていた浩一達でしたが、デミトリ率いる加藤機関の部隊が現れて街がピンチに。
例によって絵美に触ってラインバレルを呼び出すわけですが、それを理沙子に目撃されてしまいます。
物語的に見ても、部外者に秘密を知られてしまうというのは大きいような気がしますが、浩一の危機管理能力はもともと0ですから、これ以上下がることは無いですねww
いきなりロボットが出てくることにもびっくりしたでしょうが、それにジャンプで飛び乗ったところにはもっと驚くんじゃないかな、などと思ってしまいました。
「アイツどんだけ跳んどんねん!」みたいな。

浩一の登場を予見していたデミトリは、ひそませていた部下を呼び出し、取り囲むことに成功。
多勢に無勢のまま、一気に勝負が決まるかと思いきや、虚空から飛来した森次のヴァーダントによって戦局は逆転。
デミトリは冷静に撤収を指示。
森次の実力が凄いことが伝わってきますね。

森次は浩一の未熟さをなじり、ラインバレルを確保しようとするものの、逆ギレした浩一は手当たり次第に倉庫街を破壊・・・なんという駄々っ子ぶりww
暴れる力は相当なものですが、ヴァーダントの剣技の前に切り刻まれるラインバレル。
血のように飛び散るオイル?のエフェクトがリアルでした。
コクピットという逃げられない密室でグサグサ・・・トラウマになりそうでえげつないですね。

斬られ、刺されても再生を続けるラインバレルでしたが、社長に連れられてきた絵美の『もうやめて!』という叫びに機能を停止。
浩一と絵美の2人の意志がひとつにならないと駄目なのか、より強い絵美の意志に従ったのか。
まだまだ謎のヴェールに包まれているといった印象ですね。

『なぜ止めた!もう少しでアイツに勝てたのに!』

『浩一さん!あなたはただ、自分の力を誇示したいだけなんですか?私たちは・・・。』

『うるさい!口出しすんな!お前は黙って、俺に守られてりゃいいんだよ!』

『・・・あなた・・・最低です!』

さすがに絵美の言う通りですね。
自分が矢島に対して感じていたコンプレックスを、逆の立場で認めさせようとするという自己矛盾っぷりにフォローのしようがありません。
自分で自分の首を絞めているので救い難いです。
ロボット戦では無力な矢島が、それでも浩一を救おうと奔走したのに比べると、明らかにお粗末ですね。

「好きな女の子を守ることも出来ない無力さがお前にわかるものか!」という意味の言葉を投げつけられ、浩一をそんな風にしてしまったのは自分だったのかと思い悩むシーンがありましたが、そこまで面倒を見る必要は無いし、そもそも無理でしょう。
個人的には、好きになった女の子に振り向いてもらえない矢島の気持ちの方に同情したい気がしました。
そのことを理解しつつも、関係性を壊さないために胸に抱えているあたりが切ないですね。

次回、第4話『正義の代償』

代償を支払うのは浩一か、それとも・・・。
予告の浩一のテンションの高さと、『正義の味方?アレ、シャレですから!』のセリフに吹きましたが、多分シリアスな話が来ると思うので期待です。




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