ちいチャン物語

きまぐれブログ。
絵のない絵本のような、小さい物語です。

Play back ちいチャン物語(130)ハモをさばくおばあちゃん

2017年04月22日 18時31分27秒 | 日記

朝、おばあちゃんが桟橋から帰って来ました。

手には金属のボールを持っています。

中にはなんだかにゅるにゅる動く魚が入っています。

それは、“ハモ”という魚のようでした。

“ハモ”は、ボールの中でヘビのようにカーブを描いて動きます。

おばあちゃんは、木のまな板と千枚通しを用意すると、“ハモ”の頭を

千枚通しで固定しました。

包丁で頭の方からしっぽにかけてまっすぐに切り込みを入れます。

そして頭から尻尾にかけて、骨だけを切り落としました。

ちいチャンは、おばあちゃんの技はすごいなと思います。

夕方、おばあちゃんは朝にさばいたハモを、砂糖と醤油で煮ました。

この日の夕ご飯は、ハモ丼です。

ちいチャンは、ハモ丼が大好きです。

大きくなってウナギ丼を初めて食べた時、ちいチャンは、ハモ丼を思い

出したのでした。